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ネガティブにイきましょう  作者: ヨエ団
2‐4章 ネガティブにテスト勉強
145/158

11‐27だらしない生活の結果

「おはよう」

「オハヨー」

「……………………(挨拶)」

「……うん、おはよう」



 結局気になって朝まで睡魔に襲われることはなかった。



 にしても、難儀な1日だったなぁ。何でこんな展開になったんだっけか、確か……。



 ん?



 なんか引っかかる。



「じゃあ今日はコレでお開きにしましょ」

「そうネー、お邪魔したネー。今日はホントにアリガト」

「……………………(謙遜)」


サヨ:いやいや、お礼を言うのは私の方よ


「じゃあ、コレにて勉強会は終わりって事で」



「勉強は!?」



 そうだ、何か可笑しいと思ったのは肝心の勉強をしていなかったからか。



「ベン教……? どんな宗教かしら」「ベン橋ってドコの橋なノ?」

「……………………(無知)」


サヨ:弁協って弁当協会の略称かしら?



 ダメだ、完全に頭イってやがる。



「そろそろテストだから、こうして集まったのに、何してるんだっ!!」



「私、思うの」



「何を」



「勉強は1人でした方が基本はかどる」



 言い出しっぺが言うセリフじゃねぇ!!



「まー良いじゃないの。小夜の家にも行く事が出来たしね」



 笹ヶ峰が俺に隠し事をしてる事も分かったけどな。多分本人に聞かれてるだなんて夢にも思わないだろうから公言しないが。



 さて、皆それぞれに学校へと向かうため身仕度をする。



「じゃ、行きましょか」

「ダネー」



 もう笹ヶ峰と露木の2人は出発しようとしている。2人とも、近くに置いてあった荷物を持っただけだからだ。



 ただ……。



「パジャマでか?」



「パジャマ……あ」

「パジャマでって……oh」



「「忘れてた!!」」



「いや、忘れるとか可笑しいだろ!!」



「そうでもないわ。いつもは洗濯機に入れておいたら翌朝私の枕元にキレイになってワープしてくるもの」

「きっと寝てる間に小人さん達が運んでくれてるのネー」



「その前に親という可能性を鑑みような!!」



 とまぁこんな感じで、初めての勉強会ならぬお泊まり会は幕を閉じたのだった。

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