11‐20一応男ですから(意味深)
1人お風呂から上がり、再びリビングで全員が戻ってくるのを待つ。
にしても、女子の入浴時間は長いと良く聞くが、一体浴場で何をしてるんだろ?
お湯とシャンプーとその他カラダを洗うものしか無いのになぁ。それを俺たち男が視聴するなら別だが。もちろん料金は取るぞ。ぐへへ。
「何か売り物にされようとしてる気がするネー」
「隠し撮りでもされるのかしら?」
「……………………(同意)」
サヨ:盗撮反対盗撮反対!!
「ん、んなこと思ってないから安心しろって」
おおお、俺を犯罪者扱いするなって。別に盗撮しようってわけじゃないってゲフンゲフン。
「って、お前らその服装……」
何故俺が驚いているかと言うとだな……。
「寝間着以外に何があるの?」
「パジャマ以外に何があるのかナー」
「……………………(説明)」
サヨ:流石に寝る時に制服は、と思ってね
「寝る時って、もしかして泊ることになったのか?」
「そうなのよ、もう夜遅いから泊ってけって」
「大丈夫なのニネー」
「……………………(心配)」
サヨ:かよわき乙女に何かがあったら大変じゃないの
か弱いというか、主に体力と腕力がないだけだと思うがな。
「……………………(案内)」
サヨ:じゃあ寝る場所まで案内するから来て
サヨ:布団ならちゃんと敷いてあるから
「そうこなくっちゃね」
「どんな布団か楽しみネー」
てかベットじゃないのな……、まあいいんだけど。
とりあえず、言われた通り小向に付いていくとするかね。
さて、着いたぞ。ここが俺の部屋か。おお、布団柔らけえ、何だこの素材は。けしからん、鑑識に回せ。ん? この枕の形は何だ、どういう構造になっている? なんかカサカサするぞ、てか中身は何だ、普通の枕じゃねえぞ。これも鑑識に回せ。
…………。
「何で俺だけ離れなんだよ!!」