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11‐11お、おぅふ……。
その後、小向の意向でトランプを止め、そろそろお腹も減ったので夕食にしようという事になった。
メイドさんが即座に俺達の前にズラッと料理を並べる。
「これ、もしかしてフォアグラじゃねえか?」
「このフカヒレ大きいわね」
「黒じゃなく白トリュフってどんだケ……」
とまあ、他にもキャビア、燕の巣、ローストビーフと豪華食品が勢揃いなわけです。
「……………………(謙遜)」
サヨ:これは母の経営しているレストランの試作品だから
サヨ:遠慮せず食べて良いわよ
「って言ってもなぁ……、こんな高いのばかりじゃ味も分からなくなりそうだ……」
「……………………(太鼓)」
サヨ:料理長が作ってるから味は保証するわ
ますます味が分からんようになってきた。