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11‐2困ったときの先輩頼み
というわけで今日はテスト勉強です。
「そういや、笹ヶ峰って勉強できるの?」
「出来ないわ!!」
そんな胸を張って言うことではない。
「露木は?」
「数学と現国は出来るけド……他は駄目ネー特に英語ハ」
そういや英語は駄目って言ってたっけか。
「小向は?」
「……………………(自慢)」
サヨ:これでも人生で勉強したことがないわ!
全滅かよ。
「そういうM夫はどうなのよ?」
「俺か? 俺は……どうだろ? てかこの高校のテスト初めて受けるから少し心配だな」
「そういえば、そうね。でも頼れる先輩とかいるかしら……」
「先輩ネー……」
「……………………(閃)」
サヨ:生徒会長がいるじゃない!
「「「それだーっ!!」」」
というわけで俺たちは生徒会室に直行した。