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10‐12さり気なくゲットだぜっ!!
「分かりましたよ、つまり小向が『宜しくお願いします』と発せば良いんですね、富美香先輩」
「ちょっと何を考えてるの!?」
「止めた方ガ」
「……………………(制止)」
「ワタクシの要求としてはそれが的を得ていますわね」
「それなら、今日までにちゃんと発させますよ。それで明日の2日目、あの部室を使うとともに、生徒会長も一緒に手伝って下さい」
「出来るものならやってみる事ですわね」
「じゃあ俺達は準備があるんでコレで、あと生徒会長の電話番号教えて下さい、準備が出来たらお呼びします」
「ええ、これよ。ならまた後ほど」
「よし、お前ら帰るぞ」
「いや、ちょっとー!!」
「大丈夫なノ?」
「……………………(困惑)」
俺は3人を率いて生徒会室を後にした。