第5話「体育祭で巻き起こる詩的大騒動!」
体育祭編です!
詩音先輩がまさかの徒競走参加!?
笑いと感動いっぱいの体育祭、大騒動をお楽しみください!
秋の風が心地よく吹くさくら坂高校のグラウンド。
今日は待ちに待った体育祭の日。
「今年の詩音先輩はどんな詩を披露するんだろう?」
佐倉まどかがワクワクしながら、詩音の様子を観察する。
「詩は風のごとく、風は詩の舞台だ。全力で駆け抜けることこそ、詩の真髄」
詩音はそう宣言すると、徒競走に参加するためにスタートラインに立った。
「え、先輩、走るんですか?」
風見さつきが驚く。
「もちろん。詩は体全体で表現するものだ」
競技が始まると、詩音は独特のリズムで走り出した。
その走りはまるで詩の韻を踏むようなリズミカルな動き。
しかし、途中でつまずいて転倒。
「大丈夫ですか!?」
こよりが駆け寄る。
「痛い…だが、詩は転んでも終わらぬ旅」
詩音は立ち上がり、ゆっくりと走り続けた。
その姿に周囲の生徒たちも拍手喝采。
続くリレーでは、まどか、さつき、こよりの3人組も参加し、全力を尽くす。
「詩音先輩の勇気に負けないぞ!」
さつきがバトンを握りしめて走った。
最後の障害物競走では、詩音が障害を詩的に表現しながらクリアし、観客を沸かせた。
「障害は詩の節目。越えるたびに物語は深まる」
体育祭の終わりには、みんなで校庭に集まり、今日の出来事を詩にまとめることに。
「詩音先輩の情熱、みんなに伝わったね」
まどかが微笑む。
「うん、詩は形だけじゃなくて、心で感じるものなんだな」
こよりも感動の表情。
詩音は満足げに言った。
「これぞ、詩の舞台。皆の心に刻まれる詩を紡ぐのだ」
今日の一句:
「転んでも 詩は続くよ 風の中」
走る詩人、今日も全力疾走!
次回もどうぞお楽しみに!




