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文学少女、またなんかやらかしてる  作者: たむ


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第4話「文化祭準備で巻き起こる詩の大混乱!」

文化祭シーズン到来!

詩音先輩の“詩的”トラブルも全開ですが、仲間と一緒ならなんとかなる!

今回はみんなで大奮闘の文化祭準備編です。

文化祭の準備が本格化する秋のさくら坂高校。

今年のテーマは「言葉の魔法」。


「詩音先輩、今年の文化祭はあなたの詩の朗読会もあるんですよね?」

佐倉まどかが資料を手に尋ねる。


「もちろん。魂の響きを、皆に届けるのだ」

夜凪詩音はキラリと目を輝かせた。


だが、詩音が率いる文芸部の準備は、周囲に少々トラブルを巻き起こしていた。


「えっと…壁いっぱいに詩を書きたいって言うのはいいけど、マジックで教室の壁を落書きしてるよね?」

風見さつきは困惑顔。


「そして、ステージの照明を詩的にするために、蛍光灯をカラフルに染めてしまったとか…」

白鳥こよりが続ける。


「詩は視覚でも感じるもの。色もまた詩の一部なのだ」

詩音は真剣に説明する。


「でも、校長先生にはまだ秘密にしてるよね? バレたら絶対怒られるよ」

まどかが不安そうに言う。


「なんとかバレずに終わらせたい…」

さつきがため息をつく。


そんな中、リハーサルでの朗読会は爆笑と感動の嵐だった。


「詩音先輩の朗読、なんか不思議な力があるよね」

こよりが感激気味に言う。


「うん、詩がまるで生きているみたい」

まどかも頷く。


しかし、準備最終日に文化祭実行委員がやってきて問題発覚。


「文芸部、教室の壁の落書きは完全にアウト! 即座に消してもらいます!」

委員長が厳しい口調で告げた。


「詩は消せないのだ!」と詩音が反論するも、現実は厳しい。


三人組は協力して、夜通し壁を掃除することに。


「文化祭は詩音先輩の夢だけど、みんなが楽しめるようにしないとね」

まどかが励ます。


「よーし、最後までがんばろう!」

さつきとこよりも頷く。


こうして、混乱の中でも友情と絆が深まった文化祭準備の日々は続くのだった。

今日の一句:

「色づく壁 詩は消えても 心に咲く」

詩の力は見た目じゃない、心にある!

次回もどうぞよろしく!

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