なんか立て続けに、行きずりの小型犬に吠えられまくったんですけど
歩いていった。
それすなわち、散歩。
散歩という名を借りた、スイーツ堪能。
クレープ屋さんが目的地。
まあまあの時間歩けば、到着する。
そんなクレープ屋さん。
クレープでもいいから。
包まれたい気分だった。
比喩的な包まれたい。
気持ち的な包まれたい。
それもあった。
でも実際に包まれたい。
それもかなりの割合あった。
クレープ皮でやさしくだ。
もちろん、冷めてからだ。
もちろん、全身とは言わない。
羽織る程度でいい。
マント程度でもいい。
ただ、クレープに生クリームを塗る前。
それでお願いしたい。
ベチャッと感に、やさしさはない。
ベチャベチャに、癒やしはない。
もっちり感が少しあればいい。
クレープ屋さんに着いた。
そして、アイスが入ったクレープを食べて、満足した。
アイス入りの愛すべきクレープで。
元気が出た。
癒やされた。
携帯ショップで、8年使ったスマホを機種変する際。
店員さんが、反応の悪い8年物のスマホにこう言っていた。
[頑張れ、あと少しだよ。頑張って]と。
そして、役目を終えたスマホに、最後にこう言っていた。
[お疲れ様でした]
そのときくらい、クレープには癒やされたのだ。
左手骨折中のため、右手だけで食べたが。
両手が使える時よりも、おいしさがアップした。
気がしたような。
しなかったような。
食べ終わって、やさしさに包まれた僕。
ゆっくりな歩みで、帰途。
柵みたいな、囲い的なものに囲まれた建物。
そのすぐ横を、歩いて帰った。
すると突然、柵の奥で犬が吠えだした。
しかも、怒り調で。
しかも、歯茎剥き出しで。
怖かった。
吠えと唸りのハーモニー。
それがズンズン伝わってきた。
迫力が半端なかった。
しかも、声がハスキー過ぎて。
独特な声をしてた。
他では聞いたことない犬の声。
そういう意味では、小型犬界のアイナジエンドさんだろう。
声の種類でいうと、ということだ。
犬には詳しくないが、たぶんミニチュアシュナウザーだと思う。
犬の顔のいろんな場所が、引きつっていたから、確証はないが。
その後、100均に寄った。
そして、家に向かった。
そこでも、吠えられた。
やはり、怒り気味だった。
チワワだった気がする。
あんな興奮、滅多にしない。
人間だって、犬だって。
ギプスのせいか。
そう思った。
調べたら、ギプスなど珍しいものに、吠えやすいと書いてあった。
でも、キプスがそんなに目立つだろうか。
そういえば、ギプスするとき、手に特殊なローションつけてたような。
それが、犬の苦手な匂いだったのかもしれない。
違うかな。
大型犬に、一度も吠えられてない。
小型犬にしか、吠えられていない。
どうしてだろうか。
小型犬にだけ吠えられたわけではなく、小型犬としか会わなかっただけか。