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詩集

さようならさえ上手に言えずに

作者: キハ

さようならって耳に入った時に

貴方はくるりと背を向けた

本当は私が返さなければいけない言葉

さようならさえ上手に言えずに


貴方は無言で去りゆく

お互い言葉など必要ない

あるのは壊れた絆と

癒えない傷が開いている


さようならさえ上手に言えずに

後何を貴方に言うことが出来たというの

別れさえも上手に出来ない私は

新たな出会いがある訳がない


ことの発端は些細な事

お互い無神経すぎた

お互い言うべき言葉がある

それなのにこれで終わり


ごめんねさえ上手に言えずに

貴方も私も何を踏み出せるというの

傷が広がるだけでヒリヒリする

謝罪さえ上手に出来ない二人


でもこうなる前までは

お互い幸せだったのなんて

今になっては誰も信じないでしょう

あの頃を想って言わなければいけない


ありがとうさえ上手に言えずに

貴方も私も何を想い合えるというの

そうだねお互いすれ違う釣り合わない

なんで早く気づかなかったのだろう


さようならさえ上手に言えずに

はっきり別れられない貴方と私は

お互い背を向けて歩き出す

今までありがとうそしてごめんね


さようならさえ上手に言えずに

心の中で呟いている

お互いを捨てて新たな出会い

するのかさえ分からずに

リアルとは一切関係ありません。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 恋愛的な描写に、キハ様の作風がこれからどう変わって行くのかワクワクしました。 [気になる点] >リアルとは一切関係ありません。 読んでいて、なんとなくそんな気がしてました。 リアルの心配…
[一言]  ね、ちゃんとしたさよならしたい。  自然消滅でも。バッド・エンドでも。  いろいろあったこと、だいじに記憶に残しておきたいって思える終わりかたしたい。  あのひと、大好きだったなあ、っ…
[良い点] とても切ないですね……! 歌詞のようでもあったのでボカロなどに歌って欲しいな、と思いました♪
2023/01/06 18:12 退会済み
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