ペンギンと空を飛んでいたら。
普通な人は閲覧注意
書いてて怖くなったから。
私はペンギンだ。
私はペンギンだ。
いや、
おかしい。
ペンギンは空を飛べないはずだ。
なのに私は飛んでいる。
ペンギンのはずなのに。
ペンギンも空を飛べるのかな?
例えば、私がカッコイイイケメンだとする。
だとしたら、きっと私みたいな女子と付き合う。
真面目で、優しくて、黒髪の。
ペンギンの一羽が源氏物語絵巻にツッコんで、国宝をびりりと破いた。
「なにしてんねん!」
私は怒鳴って、泣きだした。
「そんなの破ったら私捕まるじゃん!」
悲しくなって泣いた。暗闇の牢獄の中を、一生歩き続ける。
恐くなって泣いた。誰か助けてよ!!
雲の合間を縫って、私たちは飛ぶ。
特別なことをしてない。
そうだ、
私は人だ。
両手を見ると、確かに、しわしわで、
茶色なのか
白いのか、
くろいのかい?
黄色っぽい。
たぶんペンギンからしたら全部同じ色だ。
そして、家に帰って、布団をひっくり返す。
歌う僕らの
さびうぃさを
ねえ
ただこの世に生きて
それだけでいいの
つまらない
あなたのこと
ねえ
言葉では何でも言えるけど。
何も言えないで
何が大切で、
どうしたら大人で
なんでこどもなの?
なんでこどもなの?
なんでこどもなの? なんでこどもなの?
なんで こど も なの?
dないで、こどもなの?
それがそら。
青い空。
ペンギンと飛ぶ。
叫びたい。
落ちていく。
闇すら見えない闇の中へ
落ちていく
言葉に気をつけな
あんたはいつか誰かを殺す。 潰えない夢の中
潰えない社会に生きる。
さよなら
ペンギンに別れを告げ、私は青い空を落ちていく。
死にたくない
おちていく
死にたくない
死にたい
落ちたくない
ただれた皮膚も、ただれた目玉も。ぜんぶっぜんぶっ
指も皮膚もまっかっか。マッカーサー
喪に服す。誰の死?
写真には私が映ってる。
みんな黒いスーツを着ている。
だけどみんな笑ってる。
私は怖い。泣いた。
泣いた。
泣いた。
一緒に泣いて。
さよなら。
さよなら
さよなら
目が覚めると、時計は四時になったばかりだった。あいた窓からの冷たい空気が私の目を覚ます。
「オバケなんてうっそさ オバケなんてなーいさ。」
寝ぼけた人が見間違えただけさ。口ずさんで、目をこすった。
次に起きるときは、ペンギンと一緒にいるうちに。