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結晶の中で繋がる願い

衝撃波が発生した後、黒い結晶がレイの体を覆っていた。「これは…どうして⁉︎」本来なら感染末期の症状であるはずの結晶化がレイを含め多くの感染者がなっていった。(どうしよう…レイが死んじゃう…)セラは必死に浄化の魔法をかけるが変化は見られなかった。

(……ここは…)結晶の中でレイは目を開けると見知らぬ女性が目の前にいた。(あんたは…)(私は…シャノン、少しの間私の話を聞いてもらえますか?)(あ、あぁ、わかった。)(私は遥か未来から魂だけで来ました。あなただけに魂を繋げて話すことができている状態なのです。)(なんで俺だけが?)(おそらくあなたは私と同じような力を持つ方が近くにいるからかと思っております。)(…俺はこれからどうなる?)(安心してください。あなたは私が助けます。その前に私の願いを聞いてもらえますか?)(願いって一体…)(あなたの目の前にいる私は未来の私です。そしてまだこの現在にいる私を探し、殺して下さい。)(な…どうして⁉︎)(私を殺さなければ人類も星の未来も取り返しのつかない事になるからです。私は憎しみに呑まれ、世界を呪って滅ぼす前に…止めてほしいのです。)(だが俺にそんな力は…)(あなたに私を殺す為の力を託します。どうか父を止めて…)その言葉を最後にシャノンはレイの前から姿を消した。周りに覆われていた結晶が消えレイの姿が見えたセラはレイを抱きしめて無事を確かめると魔法を使い過ぎた為に、そのまま気を失った。

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