タイムマシンの起動実験
ガルド王国の東にある研究施設で過去や未来に干渉する装置、タイムマシンの起動実験が行われていた。
「ヒューイ所長、いつでも起動可能です。」「不具合の確認終わりました。問題はありません。」「よし、15:30で起動の実験を開始だ。」時間が刻一刻と迫っており、所長のヒューイを含め、緊張の中、全員が成功を祈り、「カウントダウン開始!」「9、8、7、6、」装置の中心から赤い電流が流れる。「5、4、3、2、1、0!」起動のスイッチを押し赤い電流が粒子加速装置にも流れ始めた。その時、異常を知らせる警報が鳴った。「どうした⁉︎」「シャノンストーンの魔力量が異常な数値になっています‼︎」「内部空間に異常を検知!」「装置の内部に異物を検知しました!」直後、装置から衝撃波が発生した。粒子加速装置は吹き飛ばされ、研究員も衝撃波で全員が壁などに叩きつけられた。「……みんな…怪我は…」ヒューイは研究員の無事を確かめる。「シドウの意識がありません!」「私は無事です!すぐに治癒の魔法をかけます!」「タイムマシンはどうなった?」「確認作業を行います!」「私も一緒に確認する」ヒューイと無事だった研究員の2人で内部を確認をする。「……なんだこれ⁉︎内部が所々違うぞ⁉︎」「何か小型の端末が落ちています‼︎」「レンズがあるな。カメラのようなものだろう。」「こちらにも内部の様子を撮るカメラの位置が異なる位置にあります!」「一体どういう事だ…」「落ちていたカメラの動画が再生可能です。」「よし、はじめてくれ。」その後、王国警備隊と12王星のアレクセルが到着し、研究員を全員拘束した。そしてガルディオ国王の尋問を受ける事になった。




