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ガルド王国の光と影
ガルド王国は軍事国家としてだけでなく、ラシード共和国に匹敵する魔法大国でもあった。970年前、邪神を打ち倒した後建国されたこの国は英雄の国として名を馳せた。また12王星というガルディオ王直属でこの国の最高戦力の組織を持ち、かつて邪神と共に戦った神々によって造られ、12人の英雄に与えられ、その後2人の英雄の名を冠した人型の神造兵器、バルクラヴィスを保有している。国王であるガルディオ王はクォーサーと呼ばれる魔女達に神造兵器の製造や修理と引き換えに王族と同じ階級の立場を与え、うち1人は12王星として長く在籍している。
国内では貴族との格差が問題になっており、貧しい者はスラム街に行くか軍に入るかの2択を迫られることが多い。実験による事故で汚染区域が出た問題や感染者への差別も問題視されていてスラム街で感染した者は封鎖区域から出られないという状態になっていた。