ドラコ連邦の抵抗
シンロンの北のドラコ連邦も巨大な怪物と戦っていた。
「シンロンは神獣の封印が破られたようです。共闘は難しい状況かと」「我々だけで対応せねばならない。オラクル砲と例の機体の準備を。」「は…しかしオラクル砲は危険です。」「使わなければならない時が今だ!」総司令官のクロニコフはオラクル砲の発射準備とともに神造兵器の出撃準備を急ぐよう軍に連絡した。
東の海上から謎の巨大な飛行物体が出現し、それを見た近くの市民達がパニックを起こし逃げ始めていた。
「デカすぎだろ…オラクル砲の標準をあの飛行物体にしろ‼︎」「内部の様子を観測した結果、あれは宇宙船でなく1つの生物のようです。」「あれで生き物なのか…」
「発射準備完了!いつでも撃てます。」「コアと思われる位置への射程距離内まであと少しです。」「飛行物体から何か射出してます‼︎」「左右から円盤型の飛行物を射出してます!」「射程距離内に入りました‼︎」「オラクル砲発射‼︎」射程内に入った飛行物体に向けて超大型長距離魔法石核圧縮砲オラクルが放たれた。
「うおお⁉︎」「前が見えん‼︎」「光が強すぎます‼︎」
「どうだ⁉︎」クロニコフはモニターからその様子を伺う。
煙の中から見えたのは中央に大きな風穴を開けられた飛行物体が紫色の血飛沫を撒き散らし海に堕ちる姿だった。「生体反応消失!討伐成功です‼︎」「まずは1体!次は地上にいる奴に戦力を集中する‼︎」ここでドラコ連邦唯一の神造兵器が怪物の目の前に到着した。両足に搭載されたミサイルと左腕部で展開した魔弾、更に背中から伸びた大型のフォトンブラスターを怪物に向けて撃ち続けた。攻撃を防ぎ切ったが動きが鈍くなった敵に最後は右手の複合兵装の槍でコアを貫き討伐を完了した。




