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【第一巻発売中】スナイパー・イズ・ボッチ ~一人黙々とプレイヤースナイプを楽しんでいたらレイドボスになっていた件について~  作者: 空松蓮司@3シリーズ書籍化
代理戦争編

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第235話 窮地・窮地・窮地!!!

 ラビリンスvsシーナが繰り広げられていた頃。コロニーBのコロニーキャノンを破壊したスピカ・セーラス及びアスター3&アスター4は敵本隊が占拠したコロニーDを目指し発進した。


 スピカ・セーラスがコロニーDに到達する前に、スピカ・セーラスは敵本隊(メインシップ1隻とサブシップ2隻)と接敵。交戦を開始する。


 オケアノス本隊はロゼッタの指示の下、艦隊戦と機兵戦(スペースガールの戦い)を平行で行う。


 艦隊戦はロゼッタとイヴの活躍により、オケアノス優勢。

 機兵戦は『おんぶにだっこロケット』のおかげで最初は押していたものの、フリーパーチ・ニコの参戦により拮抗。しかしニコはある程度オケアノスの兵力を削ると戦闘宙域を離脱。ニコを失ったことで敵部隊は崩れ、勢いを増したオケアノス軍は敵サブシップの1隻を撃破することに成功する。


「サブシップ撃破! 敵本隊下がります!」

「こっちは好調だねぇ」


 ロゼッタは首を回した後、天井を見上げる。不敵な笑みを浮かべたまま、ロゼッタは内心に抱く不安と向き合う。


(ラビ君は通信不能。シキ君はコロニー内に足止めか……悪い予感が全て的中した場合、敵主戦力はそう時間を置かずここに寄ってくるぞ。急がないとね)


 ロゼッタはメインモニターで敵メインシップとサブシップを確認する。


「……アレはまずいな」


 左のサブシップから赤髪の剣士――クレナイが出てきた。手には対艦刀を持っている。


α(アルファ)のサブシップからクレナイ君が出た。狙いはアスター3だ。アスター3をメインシップに寄せろ。クレナイ君をメインシップの射程に収める」


 ロゼッタは舌打ちする。

 クレナイの進行速度が速い。足止めに出た兵士を容易く突破する。


「……対多数に慣れているな」


 クレナイは対艦刀を展開。15.5mのレーザーの刃でアスター3を削っていく。アスター3は削られながらもメインシップに寄っていく。

 アスター3がメインシップに近づいたことで、アスター3に張り付いているクレナイがメインシップの有効射程に入った。

 クレナイはアスター3の左舷側に周り、アスター3の右舷側にいるメインシップの射線をアスター3を盾にして遮断する。その後、クレナイはアスター3の破壊を続行する。


「ふ~~~~~~む。数や兵器で止められるタイプじゃないか」


 このままではアスター3が落ちるのは時間の問題。ロゼッタは艦長席から離れる。


「副長。指揮を預ける」

「構いませんが、理由は?」

「吾輩が直接クレナイ君を抑えに行くからだ。このまま放置すると……勝負が決まってしまう」

「わかりました。戦術パターンはいかがいたしましょうか?」

「引き続き、パターン6と42を並行で実行。パターン42の方は状況を見て変更していいけど、パターン6は固定だ」

「了解」

「それとアスター3にアクセルリングを解凍するように言っておいて」

「了解」


 ロゼッタは単身、ブリッジ近くの緊急出撃用扉から出撃する。

 


 --- 



 ――VIPルームB



 オケアノスvsフリーパーチ観戦室。


 部屋には3人と一匹が居た。

 オケアノスの王・六仙、フリーパーチの王・トゥルー、六仙の副官・ネス、オケアノスマスコット・ソルニャー。


 六仙は椅子に座り、傍にはネスが立つ。トゥルーは尻もちをついて座るソルニャーの頭の上に体を乗せていた。


「押されていますね」


 六仙は余裕の笑みを浮かべる。


「さすがは僕が育てたシーナ君だ。ナイスタクティクス」

「言っている場合ですか……」

「そう気落ちすることは無いよ。押されているのはエース級だけで、全体ではこちらが優勢だよ」


 これまでの戦いと違い、オケアノスvsフリーパーチにおいてはエース級が苦戦し、オケアノス兵が敵軍を押している。そのせいか、オケアノス兵の士気が全体的に高い。


「……今までは上位のメンバーに助けられっぱなしだったからね。ここが返し時だよ。みんな」


 トゥルーは六仙の横顔を見て、


「王様になってからまだ1年も経っていないのに、よくここまで軍をまとめられたッスね」

「先代が最後に頑張ってくれたおかげだよ。僕はまだまだ。ついこの前、部下に思いっきり噛みつかれたばかりだしね」

「いやいや、少なくともウチよりはしっかりやってるッスよ」

「君はそもそも統治していないだろうが……」


 六仙はため息をつく。


「フリーパーチが本気になれば優勝を軽く狙えたのに、もったいないことするね。アカボシ君を無理やりにでも連れてきていれば、認めたくは無いが勝ち目が無かったよ」

「何を優先するかは人それぞれッスよ」

「トゥルー。君の目的は一体なんだ? 君だけはいつもなにを考えているかわからない」


 六仙は鋭い視線をトゥルーに向ける。


「ウチの目的……それは」


 ごくり。とネスは唾を飲み込んだ。


「コロニーを作ることッス!」

「……えぇ?」

「だからまぁ、目的は叶ってるんスよね~。昔から憧れていたんスよ、宇宙に浮かぶ人工惑星にね。本音を言うとシリンダー型とかドーナツ型にしたかったんスけど、プロトタイプを作った際に酔うとか景観が悪いとか出資者に色々言われて仕方なく惑星型に。まったく、奴らはコロニーというものがわかってないんスよ」


 トゥルーは最初にコロニーを作った人物である。


 ベータ版からインフィニティ・スペースをやり込み、そのシステムを細かく解剖し、コロニーの設計図を発見。多数の出資者を募り、フリーパーチを作成するに至る。


 インフィニティ・スペースに関しては誰よりも詳しいと言われている。のほほんとしており、一切覇気は感じないが、インフィニティ・スペースにおいて白い流星に並ぶ程の有名人だ。


「それにしても驚いたッスよ。 ……まさかあの子がオケアノスに居るなんてね」

「あの子? 誰のことだ?」

「こっちの話ッス!」


 こうして話している間にも戦いは進む。

 いま、コロニーAの戦局が大きく動こうとしていた。

『スナイパー・イズ・ボッチ 第一巻 初回購入特典』について情報を共有します!


メロンブックス様 特典SS『古式姉妹の射撃訓練』

→179話で触れたやつ。


ブックウォーカー様 特典SS『ましゅまろスマイル 前日譚』

→シーナが月に行く直前の話。ましゅまろスマイルの一幕。


アニメイト様 特典SS『レイと星架 ファーストメモリー』

→本編の1年前。高校1年生の2人は実はすれ違ったことがあり……星架がレイを意識したきっかけの物語。


ゲーマーズ様 特典SS『レイvs星架 ルービックキューブ編』

→タイトル通りです笑



上記の内容にミスがある可能性もあります。公式サイトの情報は間違いないと思うので、欲しい特典がある際はちゃんと公式の方に目を通してくださいませ。

どれも数量とかはまったく知らないです。欲しい特典がある際はなるべくお早めに……。

こういった特典はあんまり再録されることは(多分)無いと思うので、欲しい特典はぜひこの機会に手に入れてほしいです。どれもこれも面白く書けました! 自信作です!

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スナイパー・イズ・ボッチ 第1巻予約受付中!(2026/02/20発売)

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スピンオフ『シスター・イズ・バーサーカー』もよろしくお願いします。 ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
面の戦いはオケアノスがリードしてるけど個人特化同士の方は不利に傾いてるっと。ここ等かの駆け引きがそれぞれの綻びをどう産むのやら
拘りをは何処かでストップしないと切りが無いですね。規模がデカい物を作り出すとなると尚更のこと
トゥルーの言っているあの子が誰なのかが気になりますねえ(疑わしい人多すぎて)。 このゲームに詳しいって事は月上パパの身内の可能性がありますから、もしそうならロゼッタの事かなあと思いますけど。 そして…
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