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【書籍化決定】スナイパー・イズ・ボッチ ~一人黙々とプレイヤースナイプを楽しんでいたらレイドボスになっていた件について~  作者: 空松蓮司@3シリーズ書籍化
コロニー崩し編

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117/202

第116話 ウィング型スナイパー

 エーギル海戦の翌日から僕はレベル上げに専念した。

 ネスさんに教えてもらったオケアノス内のダンジョンを周り、機世獣を片っ端から撃破。レベルは上限の100に到達。上限解放するには高難易度の惑星(プラネット)に行く必要があるため、一旦ここでストップする。




--------------------------------



 PN:シキ

 LV:100

 ROLE:スナイパー

 TIP:5102200

 装甲:20×1.5(30)

 スラスター出力:40×3.5(140)

 スラスター容量:80×4.5(360)

 精密性:80×3.25(260)

 レーダー:100×3.5(350)

 ステルス性:60×2(120)

 EN容量:60×3.6(216)



 武装

 スロット1:BeanStalk V3(スナイパーライフル)

 スロット2:M1911 G-AGE (ハンドガン)

 スロット3:緋威(特殊外套)

 スロット4:SCH-100+FullCustom (サーベル)

 スロット5:PT-8(シールドピース)

 スロット6:PBE-1(バレットピース)

 スロット7:ARR-21(アサルトライフル)

 スロット8:ARR-28(アサルトライフル)



 拡張パーツ

 スロット1&2:強化レーダー

 スロット3:精密レーダー

 スロット4:null



 -------------------------------- 



 スタークも遂にV3へ進化。射程は3.3km→5.2kmに伸びた。威力も弾速も比例して伸びている。

 それと、レベル100に到達したことで拡張パーツのスロットが1個増えた。拡張パーツの枠が増えるとは予想外だ。何を入れるか迷う……。


(精密レーダーを抜いて、ジャミング装甲を入れるかな)


 ジャミング装甲を入れれば200m以上離れた敵機のレーダーに映ることが無くなる。かなり大きなアドバンテージ……だけど、精密レーダーは壁抜き狙撃に必須。やっぱりここは、


「ウェポンプラスかな……」


 ウェポンプラスは武装枠を2スロット増やす。これを入れて、増えた2枠で僕は――アレに手を出したい。


「これまでの戦いで僕に欠けていたもの……それは、機動力」


 ウィングを入れよう。


 ウィングは装備枠を2枠使うけど、その分アドバンテージは大きい。スラスター出力と容量がなんと2倍になる。使用中はステルス性が0になるとか、色々と欠点もあるけど……やっぱり向かい合っての戦闘ではスラスターが命だ。スラスターを強化したい。今回の作戦ではどうせ隠密行動なんて無理だしね(宇宙戦艦で突撃するんだし……)。


 ちなみに、いま僕がいるのはイヴさんの家だ。僕の家は絶賛改造中のため、ここを拠点に使わせてもらっている。


(ウィングについて詳しく知りたいなぁ。チャチャさんとイヴさんは忙しいし……僕の知る限りでウィング使いは……)


 僕はフレンドリストを開き、ある人にフレンド通信を掛ける。


『お前から通信を受けるのは初めてだな。シキ』

「く、クレナイさん。すみません、突然お電話をおかけして……!」


 クレナイさんは紅蓮の翼でアタッカーをやっている人だ。


『構わないさ。ちょうど暇してたとこだしな。どうしたよ?』

「ウィングを使ってみたくてですね、ウィング型アタッカーのクレナイさんに話を聞きたいなぁ~っと……無理ならいいんですよ! 全然、断ってくれて大丈夫です! むしろ断って――」

『ウィング型スナイパーを目指すのか! 面白いな。スペース・ステーションに来いよ。実物見ながら解説してやる』

「あ、はい。行きます」


 というわけで、僕は1度オケアノスを脱出し、スペース・ステーションでクレナイさんと合流した。そのままウェポンショップに直行する。


「ウィングはな、物凄く奥が深い」


 クレナイさんは楽しそうに語る。


「まずウィングは大まかに『実翼型(じつよくがた)』と『光翼型(こうよくがた)』に分かれる。実翼型はオレが使っていたような機械・実体の翼だな。光翼型はエネルギーで翼を構築するタイプだ」


 うはっ! どっちもそそる……。

 光の翼は主人公って感じがしていいけど、実体の翼も迫力があって好きだ。シンプルなデザインも凝ったデザインもどっちも良さがある。


「あとは『可変翼型(かへんよくがた)』もあるな。最初は実体の翼だけど、その翼をバレットピースみたいに飛ばせるんだ。実翼が無い間は光翼になるタイプ……だけど滅多にないな。あとこれも希少だが『ブースター型』ってのもあって、コイツはもはや翼と呼べるもんじゃないんだが……」


 クレナイさんはそこで言葉を止め、頭を掻いた。


「すまん。オレだけが喋っちまったな。ついはしゃいで……」

「く、クレナイさん!」

「な、なんだよ」

「実翼と光翼、それぞれの利点と欠点について、教えてください!」


 ウィングユニットの話……面白い! ロボットオタクの血が騒ぐ!


「ははっ! いいよ。何時間だろうが語ってやるぜ」

【読者の皆様へ】

この小説を読んで、わずかでも

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― 新着の感想 ―
更新お疲れ様です。 ウイングにも様々な種類があるんですなぁ…ロマンだ。実翼型はダンクー○、光翼型はV2ガンダ○、可変翼型はストライ○フリーダムっぽい感じかな? 個人的には日本が誇るスーパーロボットア…
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