５２話 『【悲報】ハルちゃん、唐突に救助要請RTA始める』１
『ハルちゃんによるレギュレーション違反の救助要請RTA、絶賛開幕中』
【「市販品は駄目ですね」】
【買ったばっかの装備に文句つけるハルちゃん】
【ハルちゃんでなきゃ総スカンの発言】
【でも今はもう……】
【これで文句言えるやつは……】
【もういない】
【草】
【ああ……】
【かわいそう】
【ハルちゃんお金持ちね】
【ハルちゃん、普通に国内上位だぞ？】
【幼女だったとしたら天才、合法ロリでも天才の領域よ？】
【天災のまちがいでは？】
【普段のスタイルが、コストかからないスリングショットとかだし……お金余るよな、たぶん】
【でもあふれる闇……】
【病弱のお父さんを養うために、小学生なのにソロでダンジョンへ……】
【お母さんは、もう……】
【※ソロである必要はどこにもありません】
【噂でしかない家庭状況はともかく、ソロに関しては本当にそう】
【草】
【ハルちゃんに養ってほしい……】
【俺がハルちゃんの父さんになるんだ、そうすれば……】
【お前は幼女に養われる覚悟はあるのか？】
【ごめん、さすがに罪悪感】
【人として……なぁ？】
【明日ハロワ行ってくる】
【とりあえずバイトから始めてくる】
【ダンジョン潜り……やってみるか……】
【草】
【えらい】
【ハルちゃんのおかげでニートが職を探し始めるのだった……】
【まーた伝説が誕生しちゃったよ】
【まーたコピペが増えるな……】
【「あーるてぃーえー」】
【かわいい】
【かわいい】
【言いにくそうにいってるのがたまらん】
【わかる】
【がんばって言ってる幼女だもんね】
【ここだけの切り抜きですごいことになりそう】
【ならないだろ】
【ああ……今日の一連のがどれもトップだろうからな……】
【なんならアーカイブだけでもやばそう】
【平日昼間でこんだけの同接だ、夕方からが本番よ】
【おっかしいなー、俺、前にも似たようなの見たぞー？】
【流れはるるちゃんのときと同じだからな】
【でもるるちゃんのときとは違ってさ、今回は別に１人で、しかも急いで潜る必要なかったよね？ こんな危険冒してまでさ】
【なかったな】
【ないな】
【あるはずがないね】
【近くにえみるるもいるたはずだしな、なかったよな】
【普通に報告して、急いで３人で行けばよかった話だし……】
【ほんそれ】
【ほら、ハルちゃんはぼっち気質だから……】
【ああ……】
【誰かに頼むより、ぜんぶわかってる自分がやっちゃった方が速いし楽なんだよな】
【その気持ち、わかる】
【それ、私のことだ……】
【それ、うちの上司のことだ……】
【それ、うちの部下のことだ……】
【そういうことしてるから後輩の育成がなんとかかんとか】
【【悲報】ハルちゃん、ボスフロアへも落とし穴の罠から強襲】
【こいついっつも悲報ばっかだな】
【だってハルちゃんだよ？】
【そうだった……】
【草】
【ていうか待って 次のフロアの状況とかわかるもんなの？】
【そういうやつはいるな】
【いるの！？】
【ああ ただしそういうやつは上位パーティー専属だ】
【配信とかで映らないだけでそこそこいるな】
【まぁ囲われるから知らないのも無理はない】
【しかもそういうお仕事って裏方で、メインじゃない日陰者だからな】
【そりゃ見たことないわけだよ！】
【そんなスキル持ちなのに、どこのパーティーにも見つからなかったハルちゃん】
【ああ……隠蔽スキルとかが高すぎるから……】
【スカウトにすら引っかからないんだね】
【そりゃマジもんのスカウト職だからな】
【草】
【徹底的に隠れそうだし……】
【配信コメント勢の混乱っぷりを肴に、昼間から呑む酒は旨い】
【お前……俺も買ってこよ】
【いいのか？ 決定的な瞬間見逃しても】
【やめとく……トイレも我慢する……】
【トイレで実況するのおすすめ】
【見逃すと、一生損しそうだし……】
【「じゃ、また落ちます」】
【落ちますとかいう強烈すぎる宣言】
【ダンジョンの床に空いた穴に飛び込む蛮勇よ】
【こんなに見てるのに誰にも止められないの草】
【だってハルちゃんだし……】
【そうして華麗に罠の起動スイッチを撃ち抜いて飛び降りるハルちゃんだった】
【もはや視聴者たちが慣れ切った飛び降り風景】
【普通、飛び降りる一人称視点に慣れることなんてないのにね】
【あってたまるか】
【おろろろろ……ふぅ、胃液だけになるとだいぶ楽だぞ】
【草】
【「わんこ」】
【わんこ】
【わんこわんこわんこ】
【ゴリラゴリラゴリラみたいに言うな】
【わんこ×３】
【草】
【ねぇ、それケルベロスって言わない？】
【レベルとサイズと色的に、別の名前がありそうですらある「わんこ」】
【８０階層のダンジョンボス、しかも上級者ダンジョンレベルだからな】
【細かいことはいいんだよ】
【だってハルちゃんだし】
【ああ……細かいことはガン無視だもんね、この子……】
【だって「いぬ」だし……】
【そこはわんことかわんわんじゃないんだね】
【お前はハルちゃんのことなんだと思ってるんだ】
【え？ ちょっとおかしい子】
【あ、うん……】
【ちょっと否定できない……】
【草】
【へー、みつくびのわんこのこあってどうたいにいっこなんだー】
【いかん、正気を……無理だわこれ】
【あの、普通なら牽制しつつ、首ひとつずつ倒すのが定石なんですが……】
【この知識が普及したら倒し方変わりそう】
【まーた革命起こしてるよ】
【【悲報】ハルちゃん、いつもわんこに吠えられてる】
【ああうん、ハルちゃんがいるたらしい田舎とかだと、庭で放し飼いとかあるよね】
【ハルちゃんの住んでたっぽい地域、そこそこの田舎だし……】
【ずいぶんとまた身の程知らずなわんこだな】
【自分から死にに行くなんて……】
【わんちゃんかわいそう……】
【でも恨んでるだけでまだセーフ】
【コメントの「ハルちゃんの脅威に怯えてる」で草】
【まあ、そうなるな】
【うん、FOEだもんね……】
【そうしてまーたワンショットで倒すハルちゃんだった】
【わんちゃんだから？】
【わんちゃんがワンチャンワンショットでワンキルされた】
【審議中】
【じゃあ私がもらっていくから】
【しっしっ】
【姉御、どこにでもいるな】
【「このばかいぬ」】
【とまでは言ってないぞ】
【でも言ってほしいでしょ？】
【うん】
【今夜はこれでいいや】
【「ひれ伏せ」】
【わんっ！】
【きゃいん！】
【お前ら潰される側かよ草】
【ああ、わんこがぺちゃんこに……】
【俺たちもぺちゃんこ】
【見せられないよ！】
【見せられないよ！（ガチ】
【ハルちゃん……せっかく配面見てくれたのに、新しいおもちゃに夢中でるるちゃんの書き込みスルーしてて草】
【絶妙なタイミングで視線が逸れちゃったね……】
【るるちゃん……】
【るるちゃん……不憫な子……】
【そこでも不憫なのね、るるちゃん】
【せっかく不幸属性が薄れてきたと思ったのにね……】
【ひぇっ】
【！？】
【ハルちゃんの変わり様が】
【これがハルちゃんの本気……】
【うわようじょこわい】
【ああうん、普段は気が抜けてる感じだけど、高レベルだけはあるのね……】
【ハルちゃんに手を出そうとしたやつらの末路が想像できるな】
【女の子の声】
【ここに偉大な塔が建立された】
【ああ、るるちゃんのときにはできなかった、助けられて駆け寄る素敵な場面が】
【だってあのときのハルちゃん、「もう助けたから」って、いつも通りにひとりで満足してなんにも言わずに勝手に帰っちゃったし……】
【草】
【改めて思うとすごいよな、ハルちゃんって】
【改めて思わなくても普通はないと思うよ】
【とことん自分にしか従わないアウトロー幼女】
【というかなんでえみちゃんの発言ことごとくNGなのよ草】
【なんでだろうな】
【待って、なんかるるちゃん怖いんだけど】
【まさか呪い様じゃ……】
【やめろ】
【なんでみんな召喚の儀をしたがるんだ……】
【なんか、癖になってるんだ……召喚の儀が……】
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