表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【2巻予約受付中・25/10/20発売】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~  作者: あずももも
19章 11年前と王国建国in欧州

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

468/639

468話 久々の苦戦

ひゅんっ。


ノーネームさんと僕は羽で、リリさんはイスさんで。

3人で魔王さんの親戚をひゅんひゅん飛んでしばし。


「おのれ、ちょこまか――ぐぅっ!?」


ノーネームさんは攻撃をせずに親戚さんの前を積極的に掠めたりして、完全におちょくる囮役。


そんな彼女のおかげで、僕の攻撃はほぼ必中。


まぁね、ここはドラゴンさんが出るにはちょっと狭めのボス部屋だし、自由に飛び回れないからね。


「だから諦めて帰ってくれるなら良いって言ってるのに……えいっ」


きちゃない袋に貯めていた武器とかはぜんぶみんなにあげちゃったから、久しぶりにスリングショットと石だけで攻撃してるのが、なんだか懐かしいね。


「ふん、貴様のような、最弱種族のお守りにかまけて絶滅したような種族に――ぐぬっ!?」


適当に煽って、僕にヘイトが向かったところで眉間にびしゅっ。


うわ、硬いなー。


まぁね、本気出してないからね。


「どうやら魔王との戦いで随分と傷つい――ぐぅ!?」


「悪かったですね、最弱種族で! でもおかげでハル様に構ってもらえるので嬉しいですけど!」


僕たちの隙を見て腹から――真下から攻撃しているのがリリさん。


おー、ドラゴンさん相手にイスさんの機動力あるとはいえ詰め寄って、剣でざっくり切るとはやるねぇリリさん。


けどあの子、あんなにアグレッシブな子だったっけ?


………………………………。


……や、そのね……あの子、とにかくすんすんすんすんしてくることしか覚えてない気がするんだ……ちょっと待っててね、そのうちどんな子だったから思い出せるからさ……。


【すげぇ戦い……】

【ああ……】

【手に汗握るとはこのことか】


【うな重うめえ】

【うな丼うめぇ】

【蒲焼きうめぇ】

【ソースうめぇ】


【草】

【草】

【本物のウナギ楽しんでるやつから悲しくタレだけで楽しんでるやつまでいて草】


【だってウナギ、高いし……】

【タレだけならワンコインでたらふく食べれるし……】

【なぁ……?】

【草】


【それに、今はどのうなぎ屋も満席だもんなぁ】

【みんなもくもくと鰻をほおばりながらスマホで観戦してて草】

【草】

【ま、まあ、楽しみ方は人それぞれだから……】


【なぁ  ハルちゃん……なんか弱くなってるよな?】


【やっぱり?】

【だよなぁ……】

【みんな、そう感じてはいたけどさぁ……】


【偽ハルちゃんたちのあとに現れてから、ぜんぜんジャッジメントとか使ってないし】

【前はばんばん使ってた攻撃魔法とか、天使の輪っかさんとか光る矢とか使ってないもんね】


【まさか……】

【ハルちゃんなら大丈夫  そう信じよう】

【うん、信じてうな重食べてる……】

【草】


【ノーネームちゃんも、もはや攻撃すらしてないな】

【武器こそ使わなくても、普通に攻撃魔法とかで強いはずなのにね】


【やっぱり……】

【ないないのしすぎで……】

【自分をかわいいいいいいいいいいいいい】


【って褒められて恥ずかしいあまりにやりすぎたから……】

【草】

【ノーネームちゃん!! 今は戦いに集中するの!!】

【これコピーの方か本体かどっちかわかんねぇな】


【リリちゃんも輝いてるね】


【出番だからね】

【1年以上居なかったからね】


【どうやってないない中のできごと知ったかわからんけど、それ意識してるからかぐいぐい来てるね】


「はぁっ! ……そうです!! 出番!! 私の!! ですから!! ちゃんと見てください!! ……やーっ!!」


【草】

【草】

【ハルちゃんのカメラが近寄った瞬間にガン見してきてて草】

【おもしれー女】

【リリちゃん……クンカー以外はくしまさぁん側だったのに、どうして……】


【リリちゃんを輝かせてるのはイスさんのおかげ】

【イスさんを称えよ!】

【ドンドコドコドコ】


【大丈夫? イスさんも自我持ったりしない?】

【それはそれで……】

【きちゃない袋さんがまだ持ってないから大丈夫なはず】

【草】

【ハルちゃんのお気に入りは聖遺物だからね……いつなにが起きてもおかしくないからね……】


ふむ。


どうやらこの親戚さんは、あの魔王さんよりはずっと弱いみたいだね。


まぁ魔王さんって名乗ってたくらいなんだ、ドラゴンさんたちの中でも――魔王さんの親戚の中でも、特段に強かったんだろう。


そりゃそうだ、あんな強いの――謎のすごい力をもらっちゃってる僕でようやくまともに戦える相手がぽんぽん居たらたまったもんじゃないよね。


「ダメージも、傷も、いくら浅くてもずっと与え続けたらいつかは倒せます。 降参して帰ってください」


「断る!!」


「や、負けるのわかってるのに戦うのって無意味でしょ」


「……~~~~貴様……! 我を愚弄するか……!!」


あれ?


なんかとっても怒ってる?


【ナチュラルに煽るハルちゃん】

【これが女神族の思考か……】

【ハルちゃん、前から思考回路、どっかおかしかったもんね……】

【だから「ちょっとおかしい」幼女って言われてたんだもんなぁ】

【ああ、この子を人間って思ってたときの懐かしさよ】

「ハルちゃんがこれから何やらかすのか気になる」「おもしろい」「TSロリっ子はやっぱり最高」「続きが読みたい」「応援したい」と思ってくださった方は、ぜひ最下部↓の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】に&まだの方はブックマーク登録で最新話の通知をオンにしていただけますと励みになります。応援コメントやフォローも嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
誰かそろそろハルちゃんに真正面からお前は女神の転生体だ!って突きつけて欲しい
衰えてきたといってもハルちゃんはハルちゃん 煽りますねー
ハルちゃんの煽りww 負けるとは微塵も思ってないのがww
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ