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【2巻予約受付中・25/10/20発売】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~  作者: あずももも
3章 るるさんとコラボ 2人はるるハルって良い響きだね

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35話 【コラボ配信】「ふたりはるるハル!」5

「見えている地上型のモンスターは普通に撃ちます」

「う、うんっ!」


【あの、ハルちゃん】

【獣系って俊敏だから普通はまず当てられないんですがそれは】

【しゅごい……4匹で集まってきたハウンド系を順番に……】

【だからリロードおかしいって】

【なぁにこれぇ……】





「浮遊系のモンスターは上下に動くのでちょっと難しいですね」

「えっ」


【え?】

【ちょっ……と……?】

【あの、全弾命中で全部ヘッドショットなんですけどそれは】


【ハルちゃんと同じ狙撃銃持ち、どうだ?】


【俺、1から出直すよ……】

【ああ、俺たちのしていたことは児戯にも等しかった……】

【私、上級者になったって思ってたけど、まだハイハイ始めた赤ちゃんだったわ……】


【弾はごく普通の市販品……それで頭や胴体へ1発とは……】

【射撃スキルえぐくない??】

【なぁにこれぇ……】





「アンデット系は僕が苦手なやつです」

「そ、そうだよね! ハルちゃんでも苦手なのあるよね!」


【朗報・ハルちゃんも人だった】


【人じゃなかったら何だよ】

【天使……かな……?】

【殺戮の天使ってことか?】

【女神じゃね?】


【情報開示?】


【ワードで脅して回るのはやめてくれ姉御】

【なんで反応してるんだよ姉御草】

【草】


「よ、よーし! じゃあここは、私が属性攻撃――」


「でもアンデット系にもコアはあるので」

「え?」


【は?】

【んん?】

【聞き違いかな?】

【は、ハルちゃんでもまちがえることはあるから……】


「よく狙って……こうです」


たぁんっ。


「……ゆーれーいなくなっちゃったぁ……」


【ゆーれーしゃんないなった】

【あーあ】

【かわいそう】

【ゆーれーしゃんもるるちゃんもかわいそう】


「あ、これができるようになったの、僕でも去年くらいからなので難しいかもです」

「ゆーれ――……」


「大丈夫です、お化けも撃てば倒せるんです」

「そっかぁ……」


【るるちゃんが……】

【アンデッドの圧力が……消えた……?】

【あの、アンデッドは物理攻撃無効だからアンデットなんですけど】

【えぇ……】

【なぁにこれぇ……】


【そっかー、あんでっどにもこあはあるんだー、あははー、ハルおねえちゃんすっごーい!】


【気を確かに……無理か】

【無理だろ】

【ダンジョン歴が長いやつほどショック大きいってやつー】

【みんなが一斉に幼女になっている】


「……ハルちゃん? アンデッド……この剣とかでも倒せるのぉ……? 私もハルちゃんみたいにできるのぉ……?」


「え? はい、たぶん。 コアがちゃんとわかれば?」


「それはどうやるのぉ……?」

「ん――……」


最初のころこそWikiとか動画、講習会で――男のときだけどね――勉強してたけども、僕のスタイルは完全な我流。


こういうことができるようになったのも、僕の中の「なんとなくな感覚とか直感」を極めたからにすぎない。


ダンジョンの中でいろいろ考えながら、1日に何百回もやってたらできてたってやつだし。


まぁ誰だって、人の何倍も時間使えば人よりは自慢できるようになるってやつだ。


それをみんなにわかりやすく言うには……。


「気合ですね」


諦めずに、何日かけてでも倒せるようにがんばるその心かな。


「きあい」

「うん、気合」


そういうのが大切だよって教えておく。

るるさんもまだまだ駆け出し、きっと役に立つ日がくるよね。


「……そっか――……」


【ああ、るるちゃんのおめめからハイライトが!】


【さすがのるるちゃんでも思考を放棄したか……】

【草】

【るるちゃんだって中級者だもんね……わかっちゃうよね……】

【ハルちゃんがなんかこう、よくわかんないなにかってねぇ……】


よかった、るるさんのさっきまでの不自然な感じがなくなったみたい。


うん、ちゃんと伝わったね。


「あ、アンデット系はいいやつらなんですよ」

「そっかー、いいやつらなんだー」


【るるちゃん元気出して】

【無理だろ】

【ぽけーっとしてるるるちゃん……何気に超レアだ……】

【普段はムードメーカー兼トラブルメーカーだもんな……】

【草】


【『*******************』】

【『*******************』】

【『*******************』】

【『*******************』】

【『*******************』】


【どうした海外勢】


【あー、これはフィルター入りましたねー】

【別に荒らしとかじゃないっぽいけど】

【たぶん今のだろ】

【ああ……】


【気合でアンデット系のコア見つけて倒せるとか、ハルちゃん以外で再現できたら……】


【属性武器とかアイテムの需要がた落ちだもんなぁ……】

【まぁハルちゃん以外、そうそうには再現できないだろ】

【だよなぁ】

【ダンジョンが出現してから10年で、たった1人だからな】

【できたら苦労しない】

【人間には無理だよ……】


「……それでぇ……? アンデット系がなんでいい子たちなのぉ……?」


【るるちゃん……おいたわしい……】

【まさかこの言葉を、るるちゃん相手で聞くことになるなんて】

【普段はえみちゃんだもんなぁ】


「? るるさん疲れました?」


「うん……ちょっとねぇ……」


「ダメですよ、早く寝なきゃ」

「うん……わかったぁ……」


【るるちゃんの配信の方にも投げ銭の嵐が】

【うん……普段の不幸っぷりじゃなくて本当に同情でね……】

【るるちゃんがんばれ、この場のすべては君にかかっている!】


【やーばい幼女制御する担当ってことでね……】

【これ、制御できてるのか?】

【こういうの全部無言でやられるよりは……まあ……?】

【ハルちゃんと一緒にいれば、るるちゃんも普通のキャラになれるんじゃ?】


【そういえば呪い様が出現してないな】


【召喚の儀はやめろ】

【やめて】

【やめろ、そういうこと言うからホーミングしてくるんだぞ?】

【どうして自分から藪をつつくマネをするのか】

【草】


「アンデット系のコアって柔らかいっぽくって」

「アンデット系のこあはやわらかいんだー」


「だから倒した後、弾も地面に落ちてて回収できるんです」

「そっかー」


僕が指差す先には、転がっている銃弾。


魔法ってすごいよね、ちょっと「えいっ」てやれば、壊れてない弾なら何度でもリサイクルできるもん。


【悲報・るるちゃん、思考を完全放棄】

【うん……わかる、わかるよるるちゃん……】


【思ってたけどさ、ハルちゃんもそうとうな天然だよな?】


【今さらか?】

【今さらだな】

【遅くね……?】

【遅すぎるよ! 今までなに見てたんだお前!】


【すまん……パーティーメンバーに「無能な俺のことを追放してくれ」って言ったら大変なことになっててな……】


【草】

【セルフ追放で草】

【これが追放もののプロローグか……】

【大惨事で草】

【ハルちゃん……責任取ろうね……】


【……最初のころから完全な趣味配信って思ってたのって、もしかしてただハルちゃんが天然だからだった……?】


【つまり俺たちは……】

【なにも、なんにも】

【わかっていなかった……?】


【あっあっあっ】


【**********】

【*****************】


【始原……】

【とうとう始原のコメントまでバグりだしてる】

【天然ちゃんの趣味とか……ああうん、なんか納得行ったわ】

【ハルちゃんの属性ってどこまで増えるの?】

【どこまでもだ】

【草】


「ありがとうございます、るるさん、集めるの手伝ってくれて」


「ううん……これくらいはしなきゃっておもったの……」


なんだかるるさんはお疲れっぽい。


……あんまりこの子にばかり任せても大変そうかな。


男って知ってる相手のお風呂に入ってきたりする時点でメンタル削れてるんだろうし、ここはひとつ男らしくリードしないと。


「じゃ、先行きましょうるるさん」

「ふぁい……」


そうだ、僕はこの子よりも年上の男なんだ。


女の子っていうのは、気分屋で不安定なもの。


きっとこの子も普段はえみさんにリードされてるから、やっぱ先歩かせちゃダメだよね。


背は低いけども中身は大人な僕が助けなきゃ。


【おてて!!】

【!?!?】

【ハルちゃんからおてて繋いでる!!】

【ロリおね……いい響きだ……!】

【幼女が貧乳少女をリードする展開……】

【いいよね……】


【けどその原因は紛れもなくハルちゃんなんだよね……】

【それを完全にわかっていないのがハルちゃんだよね……】


【草】

【いやまあそうなんだけどさ】

【これがマッチポンプですか?】

【いや、完全に素でやってるぞ、ハルちゃん】

【天然って怖いね……】

【ああ……誰も勝てないからな……】

【草】


「あ、たぶん次の階層にモンスターがわさっと集まってるとこあるので撮れ高ありますよ、撮れ高」


「ふぁい……」


先に言っとくのが大切だって、ちょっと静かになったときにえみさんからインカムで来てた。


なんでこのタイミングに言うのかわからないけども、配信じゃ大先輩なんだから、ここで従わない僕じゃない。


【え?】

【待ってハルちゃん、今なんて!?】


「階段降りて1個目ですから、心の準備、してくださいね」

「ふぁあ……」


【おかしいな……次の階層なんて……ハルちゃんならもういいや】


【ああ、るるちゃんの次は視聴者が思考を放棄していく……】

【たぶん頭空っぽな方が楽だよ?】

【うん……そうすりゅ……】

【そうだね、はるちゃんよりようじょになればいいんだ】


【……そうだよな! よーし、俺も明日はマッパーとして最初から出直す!】

【そうだな! パーティーメンバーに迷惑かけないように追放されてくるか!】

【とりあえず装備とかぜんぶ手放して、初心者講習に紛れてこよう……】


【待て早まるな】

【落ち着いて】

【そうだよ】

【そうだぞ、ハルちゃんだけがおかしいんだ】

【普通の感覚ならこのレベルは求めるはずがないの……】


【まぁ最初からバグってる存在って言われてたし……ね?】

【ハルちゃん、ヘッドショットだけじゃなかったのね……】


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― 新着の感想 ―
ハルちゃんの独壇場ww るるちゃんが疲労困憊な理由ハルちゃんなんですよww 短時間で大量に飛んでも情報がポロリしまくってるww
[良い点] 気になる点があったので1話から見返し中 ネタバレ配慮のため、最新話まで読んでる人にはわかるだろうけど、そうではない人のために36話以降のネタバレになりそうな部分は【 】で隠します。 [気に…
[一言] アメリカ映画とかの手作業で薬莢に火薬詰めてキュッキュするんじゃなくて錬金チート的に弾丸再生ですか。 それは、★前なのか後なのか……。
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