２５６話 【遠距離殲滅部隊育成するハルちゃん】２
【子供たちが必死で戦うあいだ、後方でノーネームちゃんといちゃいちゃしてるハルちゃん】
【ノーネームちゃん……お前は本当にもう……】
【帰ってきたらおしおきだな！】
【おしおき……できるの？】
【ハルちゃんに「めっ」って言ってもらえばすごく効きそう】
【他の何よりも効きそう】
【草】
【これほどまでに人間くさい人外が居ただろうか……】
【「みんな、がんばってね。 僕も、良いお酒落とすように祈ってるから……あ、おいしいごはんもね」】
【ハルちゃんの脳みそはアルコール漬け】
【多分ハルちゃん、アルコール分解できすぎちゃってたくさん飲まないと酔えないんだ……そうだって言って……】
【実際そうなんだろうけど……それでもなぁ】
【幼女のときのおしゃけ発言、そしてカメラの前でぐびぐび飲んでるインパクトのせいでなぁ……】
【ハルちゃん以外では供給のない、飲酒幼女っていう性癖が開拓されたんだ……】
【この子たち、みんな魔法使えていいよね】
【たまたまなのか、使えるからダンジョンに来てるのか】
【それとも……いや、とにかくみんな、ある程度魔力もあるようで順調だな】
【赤毛の子は見た目通りに炎系】
【白髪……から銀髪になる子たちは水と氷】
【黒髪の子たちは紫色になるけど……あれは？】
【闇魔法……とかなんじゃないかなぁ……】
【なんか黒い魔法よね……】
【ま、まあ、威力は他の子たちと同じだから……】
【そんな子供たちは、１戦闘で前衛３に後衛２の分担】
【前衛（弓矢３人、うち１人が片手盾】
【後衛（魔法２人、うち２人はハルちゃん制御システム兼任】
【草】
【後衛の２人の負担が重すぎる】
【ハルちゃん、文句は言いつつも抱きつかれてるあいだは魔法使わないでいてくれるから……】
【そしてもう当たり前のように初弾から命中させていく子供たち】
【……そういやさ、この子たち……外さなくなってない？】
【あっ】
【最初のころは結構外してたイメージが……】
【その都度ハルちゃんが教えてたっけな】
【言葉が分からなくてもなんとなく分かってたもんな】
【で、大体全員で攻撃したら１体倒せるくらいに成長】
【４、５回で……まぁ標準的だな】
【標準的（中級者ダンジョンくらいになってる＆モンスターの数がやばい】
【しかも弓矢と魔法を交互に使うから、体力と魔力もどっちも使えるって言うね】
【つまりは遠距離スキルと魔法スキルを同時に鍛えているのか……】
【ハルちゃん、これ狙ってた？】
【多分何も考えてないと思うよ】
【草】
【天才肌だもんなぁ】
【天使だもん、何も考えなくても最適解が分かるんだ】
【『……あるて！ ここ！ わな！』】
【かわいい】
【かわいい】
【罠を発見してハルちゃんに報告して、褒められてどや顔の子供たち】
【子供たちが見つけきれなかったのはハルちゃんが見つけてくれるから、絶対に安全だね！】
【ハルちゃんの索敵スキルはちょっとおかしい次元だからな……】
【「爆発の罠」】
【ひぇっ】
【じょばばばば】
【地面に埋まってる爆発の罠をためらいもなく触るハルちゃん】
【そして結構乱暴にフタ空けて解体始めてるハルちゃん】
【こわいよー】
【こわすぎる】
【罠を解体したりロケット作ったりするの、普通じゃ無理って言われてたけど……女神なら当然なのかなぁ】
【多分女神の中でもハルちゃんがちょっとおかしいんだと思うよ】
【草】
【女神の中でも異端のハルちゃん……】
【だって、どう考えても普通の女神様とかがわざわざ素手で爆発物とか触らないもん】
【ノーネームちゃんも必死に止めてる辺り、やっぱおかしいんだよなぁ】
【ハルちゃんにセクハラかましたりして楽しそうなノーネームちゃんも、このときだけは必死に止めようとしてる】
【でも止めてくれないハルちゃん】
【なんで……？】
【絶対の自信があるんだと思うよ……】
【んにゃぴ……】
◇
【おふろ】
【おふろ】
【ハルちゃん、お風呂好きよね】
【きっと、地上に降り立ってから温泉巡りしたんだろうね】
【けど本当どのフロアにも沸いてるな、温泉】
【理由はどうでも良い 毎日お風呂シーンがあるだけで幸せなんだ】
【お風呂シーン（音だけ】
【何か問題でも？】
【むしろ想像力がかき立てられるから最高】
【だよな！】
【ばかばっか】
【音声から察する辺り、普段と同じようにべたつかれてるらしいハルちゃん】
【裸でハルちゃんに抱きつく子供たち……ふぅ……】
【あ、ないないされない】
【草】
【ハルちゃんじゃなければセーフなのか……】
【気をつけろよ、時間差でないないされるパターンあるぞ】
【「ふふ、僕、お母さんみたい」】
【！？】
【ハルちゃんがお母さん……】
【確かに、子供たちを世話してる姿は保護者的だけど……】
【飲んだくれのママなんてちょっと……】
【草】
【わ、悪酔いとかしないから……】
【そうそう、酒臭いだけだから……】
【それが致命的なんじゃ？】
【草】
【それにしてもノーネームちゃんが嬉しそうでなにより】
【あのイモリからハルちゃんを守ったご褒美だもんな！】
【照】
【草】
【ノーネームちゃん！ やっぱひとりだけずるいぞノーネームちゃん！】
【ちょっとは俺たちにも分けてくれない？】
【そうそう、俺たち友達じゃん！】
【友達】
【そうそう】
【俺たちフレンド】
【……】
【♥】
【え待ってノーネームちゃんなんかやたらかわいいんだけど】
【ご機嫌ノーネームちゃん】
【ハルちゃんとお風呂入ってるからね、そりゃあ最高にご機嫌だよね】
【自分だけハルちゃんと裸のお付き合い……ふぅぅぅぅぅぅぅぅ】
【草】
【あ、さすがに即時ないないされてら】
【即時ないないで草】
◇
【『すんすんすんすんすんすん』】
【『すんすんすん……あはぁ……』】
【今夜もあいかわらずやべー子供たち】
【この子たちが小学生で良かったねハルちゃん】
【これがもっと歳行ってたら……】
【男の子は排除されるにしても、女の子からは多分襲われてたよね……】
【百合妊娠出産したノーネームちゃんなら止めないだろうしな！】
【草】
【百合妊娠出産とかいうパワーワード止めろ！！】
【悲報・異世界人は全員クンカー】
【さすがに全員じゃ……】
【ま、まだサンプルは５人だから……】
【ハルちゃんに助けられて信仰度MAXなだけだから……】
【シャンプーとか使ってないし、濃厚なハルちゃん臭がするだけだから……】
【濃厚なハルちゃん臭とかなにそれ嗅ぎたい】
【分かる】
【ノーネームちゃん？】
【ダメ】
【そこをなんとか】
【友達だろ？？】
【……】
【ダメ】
【かなしい】
【ノーネームちゃんに裏切られた……】
【うぅ……】
【つらい】
【困】
【泣】
【やさしい】
【ノーネームちゃんが困惑している】
【普通に意思疎通できてるノーネームちゃん】
【でもまだ微妙に本気と冗談が分からないっぽい】
【そのへんが妙にリアルで草】
【『すんすんすん……あへぇ……』】
【『あるてぇ……すんすんすんすん』】
【ハルちゃん……責任取ろ？】
【無理だよ、ハルちゃんすやすやだもん】
【どうして起きないのハルちゃん……】
【毎晩１時間嗅がれてるのよハルちゃん、そろそろ気づこうよ……】
【でもハルちゃんって基本的に興味あることしか気づかないし……】
【この子たちはもうダメだ 性癖がねじ切れてる】
【元から？ それともハルちゃんのせい？】
【多分両方】
【かわいそうって言えば良いのか、哀れむべきなのか】
【多分、今この瞬間だけは幸せだから……】
【これ、もっと成長して大人になってきたら嗅ぐだけじゃ済まないよねぇ……】
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