表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【2巻予約受付中・25/10/20発売】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~  作者: あずももも
12章 遠距離殲滅部隊を作ろう!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

248/647

248話 ひと狩り行こう

「はい、これ持ってて。 ……や、だから良いから。 毎回いちいち正座して受け取らなくって良いから」


この子たち、とにかく僕のことを熱心に見てくる。


だからこうして両手を上げて頭からカメラを下ろす仕草しただけで、すぐに全員が座って……膝が痛そうな座り方してるんだ。


「……はい。 あ、だから着いて来ないでって……もー」


【ハルちゃんを下から見上げるアングル!!】

【ふつくしい……】

【ハルちゃんの綺麗なお膝から上が……】

【1日に何回もハルちゃん映してくれるから俺歓喜】

【視聴者全員だぞ!】


【でもこの盛大な儀式  ただおトイレ行くだけなんだよね……】

【草】

【心底困ってるハルちゃん……かわいい】

【かわいい】

【女神リングに女神の羽、女神の服なハルちゃん】


【でもまだ一応は人間なんだね】

【この美しさで人間はウソでしょ】

【しかもおトイレって……ふぅぅぅぅぅ】

【草】

【毎回必ずないないされるよな、お前たち】


以前にるるさんが言ってたみたいに、王冠に見えなくもないカメラ。

それが、じっと僕を見てくる……気がする。


さすがに無いとは思うけども、もしまだ配信されてるんなら……トイレとお風呂はちょっとねぇ。



【一緒】


【一緒】


【♥】


【?】



「や、いくらノーネームさんでもやですよ……僕だってトイレ、他の人に見られるのは恥ずかしいんですから」



【悲】


【?】


【一緒】


【??】



「だからダメですって。 おとなしく待っててください」


【ノーネームちゃん!! ずるいぞノーネームちゃん!!】

【ノーネームちゃん!! 職権乱用だぞノーネームちゃん!】

【この人外……さりげなくハルちゃんと毎回おトイレ行こうとしやがって……】

【体を持ったからか自己主張が激しくなったね、ノーネームちゃん】


頭の上にぴこぴこって一緒に居たいメッセージを出し続けるノーネームさんは、子供たちの手の中。


じっと見上げてきて、ひざまずきながらもやっぱり一緒にトイレに行きたさそうな子供たちも振り切って、なんとかトイレへ。


1日に何回ものこれ……もう何日も経ってるのにまだ続けるの……?


というか、女の子はともかく男の子はだめでしょ……ああいや、僕の主観的にはむしろ男の子の方はよくって女の子の方こそだめなんだけどね。


まぁみんなお風呂とかタオルで拭ったりするときは一緒だし、小学校……高学年には行ってないだろう小学生男子相手に恥ずかしがるもんじゃないし、そもそもこの子は黒髪の女の子と双子……二卵性双生児ってやつかな……っぽいし、この年ごろなら別にやらしい目的でもないだろうし。


「ふぅ」


ダンジョンの壁ってのは、全部が全部綺麗に塞がってるわけじゃない。


だから、探せば結構凸凹してるし、上から落ちてきた岩とかあるし……亀裂とか穴もある。


しゅるっ。


そんな外っていう環境で、用を足す。


抵抗はあるけども、これは男の頃からやってたことだし、慣れればそこまででもない。


そもそも、トイレが恥ずかしいってのは他人あってのもの。

人が居ないならどうってことはない。


そう、例えばお尻丸出しでも。


「……っ」


……ちょろっ。


「ふぅー……」


こんなサバイバルな状況下で恥ずかしがる必要もないけども……それ言ったら、そもそも出かけた先でるるさんとかが連れションとか誘ってきたし、隣の個室同士でお互いに聞こえちゃったりしてたから今さらなんだけども。


でも……なんかやじゃん?

現代社会で、別に見られなくても良い生活してたらやっぱりやじゃん?


だから僕は、こうしてひとり別の場所でこっそりと……いや、大胆に。


……みんなに知られてる時点で、あんまり意味はない気もするけども。


でも、中身は男で体は女の子っていう複雑な身の上を伝えることもできない以上、できるだけ僕から距離を取るしかない。


……そもそも、あんなにべったりされるのは疲れるし。


あの子たちのに比べたら、るるさんのなんて全然だったんだなぁ。





「じゃ、今日もひと狩り行こっか」


『あるて、――ひとかり!』

『ある、――――――、――かり!』


【ごらんよ  子供たちが中途半端にハルちゃんの言うこと分かって、一部は言えるようになったせいで……見事に蛮族だよ】


【草】

【蛮族で草】

【みんな  ひとかり  いく  おいしい  たべる】

【めがみ  したがう】

【めがみ  こわい  まほう  つかわせない】

【草】

【おなか痛いからやめろぉ!!】


【それにしても数日で、ようやくちょっと言葉が分かる程度か】

【いやあ、あの感じ、多分ハルちゃんの言うことはそこそこ分かるけど肝心の発生が難しいっぽいぞ】

【日本語って発音だけなら簡単な部類なのに……】

【それ言ったら、そもそも俺たちどころか地球のどこの言語の人も、あの子たちの言ってること聞き取れてませんし】


【しゃべるの聞く限り、特段口の構造が、とかじゃないみたいなんだろうけどなぁ……】

【まー、地球の言語って……ざっくり言えば一応は単一の種族のもんだし】

【あー】

【言語も文字も、一応は何千年単位で繋がりあるもんねぇ……うっすいけど】


【異世界じゃ別の「人種」どころか「種族」の中の「人間族」な可能性もあるのか】

【ああ……】

【ファンタジー世界の種族ってのがこんなところで響くとはな……】


僕がいろいろ話す中で「狩り」ってのは分かるようになったらしい子供たち。


僕がそう言ってリュック……はないから、ドロップ品の中にあった布の袋……もちろんきちゃない袋さんみたいにたくさんは入らない……普通のやつを手にすると、みんないっせいに荷物を取りに行く。


……それは良いんだけども、全員が全員、持ってくのをまるで軍隊みたいにまとめて置いてあって、さっと身に付けて一瞬で僕に追いつくのはちょっと怖い。


【訓練された少年兵だこれ!】

【草】

【だよなぁ】

【ハルちゃん? もっと子供は優しく教育してあげて?】

【でも乗り気なのは子供たちの方だし……】

【ハルちゃんの真似しようってすっごく積極的だもんなぁ】

【この行動の全部が全部、ハルちゃんのまねっこの産物だし】


【まぁ自分たちの生命に関わるしな】

【ハルちゃん任せも危険だしな!】

【危険(部屋ごと融解】

【危険(ハルちゃんが羽とかで守らなきゃ人体もじゅわっと】

【ひぇっ……】


【あれを間近で見たんだ、ハルちゃんに任せきりも怖いって思ったんだろうよ】

【しごく真っ当で常識的な判断だな!】

【ハルちゃんよりも常識的な子供たち】

【だってハルちゃんだし……】

【女神様に人間の常識を説いてもしょうがないし……】

「ハルちゃんがこれから何やらかすのか気になる」「おもしろい」「TSロリっ子はやっぱり最高」「続きが読みたい」「応援したい」と思ってくださった方は、ぜひ最下部↓の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】に&まだの方はブックマーク登録で最新話の通知をオンにしていただけますと励みになります。応援コメントやフォローも嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ハルちゃんのおといれ!ノーネームちゃんwwついていこうとしないのww いろいろと訓練された子供達!行きつく先はどうなるのやらww
[一言] ノーネームちゃんと代わりたい今日このごろ
[一言] ハルちゃんは女神なんだからトイレなんていかないっていう過激派は絶滅したようですね
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ