２４６話 【ハルちゃんのぶらり子育て旅】４
【ひと狩り終えてお昼寝ハルちゃん＆ノーネームちゃん】
【起きたハルちゃんの第一声はお酒】
【温泉だよ？】
【温泉＝お酒っていう時点でね……】
【とりあえずハルちゃんが戻ってきたときのために、事務所さんにおいしいお酒送っとくか……】
【いやいやダンジョンの外じゃ一応未成年……でも１番喜びそう……】
【なんなら他の何よりも喜ぶまでありそう】
【貴重なお酒……送ってみるか……】
【大丈夫？ 事務所さん、お酒まみれにならない？？】
【草】
【温泉に向かうハルちゃんたち】
【細い通路で視聴者をわくわくさせる配信者の鑑】
【なお完全に無意識な模様】
【配信されてるってもう思ってなさそうだし……】
【まぁ、普通はなぁ……】
【ノーネームちゃんとかいう不思議生命体がいなきゃ無理だもんなぁ】
【そして……あったよ！ 温泉！】
【温泉回は必要だよな！！】
【ああ！！】
【でも音だけっていうケチなノーネームちゃん】
【ひどい】
【あんまりだ……】
【しかもハルちゃんが服投げて乗せちゃったもんだから、音もほとんど聞こえなかったっていうね】
【つらい】
【うぅ……】
【素敵な光景が……素敵な光景ときゃっきゃうふふが広がってたはずなのに……】
【ハルちゃんもまだまだロリっ子だから、ロリっ子５人にかわいい系ショタ１人の場面だったのに……】
【まぁしょうがない だってノーネームちゃんが配慮しなかったら……今どきの情勢じゃ完全なアウトなロリショタの無修正お風呂場面が生配信だったんし】
【ノーネームちゃん！ ひどいやノーネームちゃん！！】
【ひとりじめよくない！】
【草】
【いない……】
【まだすやすやなんだ わざわざ起こさなくても】
【そうか……ノーネームちゃんが反応しなかったのって、寝てたからなのか……】
【ハルちゃんが行方不明の期間とか、その前からちょくちょく無反応だったのって……】
【でも、服乗っけられる直前の爆弾発言で確定したシースルー幼女】
【神話の女神みたいな格好で、まさか本当に布１枚だったハルちゃん……】
【大丈夫？ やっぱ痴女癖ない？？】
【何か問題でも？】
【ごめん最高だったありがとうありがとう本当にありがとう】
【草】
【きっと素敵だったはずのお風呂回】
【でも、俺たちには目も耳もなかった】
【うう……】
【ノーネームちゃんがときどき、多分ハルちゃんに対してつぶやいてたのくらいしか分からなかった】
【なんかノーネームちゃん、結構自然にハルちゃんと意思疎通してるよね】
【ノーネームちゃん、多分やろうと思えば普通にしゃべれるよね】
【じゃあなんで最大２文字くらいをポップさせるだけなの？】
【……趣味？】
【草】
【かわいいからそれでいいや……】
【さて、温泉から戻ったハルちゃん】
【そうそうにドロップ品の山を嗅ぎ当てます】
【嗅ぎ当てる】
【おもむろに腕を突っ込んで、すぐにお目当てを掘り当てます】
【掘り当てる】
【そこには……おしゃけが！！】
【草】
【だめだこのアル中……】
【お酒ほしさに神通力使うの草】
【さ、索敵スキル……いやさすがに擁護するの無理だわごめん】
【草】
【ドロップ品の飲みものにワインっぽいのがあるってとこからも、ここの文化圏は欧州風味】
【人類がお酒を求めるのはどこでも同じか】
【でも子供たち、ハルちゃんが押し付けたワイン、こわごわ飲んでたよ？】
【だって……】
【女神から直々に手渡されるとか】
【子供視点でも畏れ多いってレベルじゃねぇぞ！？】
【そしてまるまる２本を飲み切ったハルちゃん】
【すげぇ】
【天使だからね、きっと肝臓とかも特別製なんだよ】
【まぁ大の大人でも無理だわな】
【ああ、いくらでもお酒飲めちゃうからさらに飲んじゃうループ……】
【ハルちゃんのおかげで手に入れた装備で、一気にぼろぼろの格好から初心者レベルになれた子供たち】
【はだしの子も居たしなぁ……】
【ダンジョンの中をはだしとか】
【靴さえなかったなんて……】
【そんな中、生活家電を所望するハルちゃん】
【無茶ぶりされて困惑のノーネームちゃん】
【すげぇよな モンスター？よりも女神の方が理解困難なんだぜ】
【ハルちゃんはもう、ハルちゃんっていう別の生命体だから……】
【むしろノーネームちゃんに共感を覚えたレベル】
【それな】
【ちょっとおかしい思考回路でも優しいハルちゃん】
【子供たちのためにも……ごめんウソついた、「もっとおいしいもの食べたいからひと狩り行きたい」って完全蛮族思考で出撃したハルちゃんだった……】
【草】
【蛮族で草】
【に、人間へは優しいから……】
【ひたすらにアリの巣みたいなフィールドを登っていたハルちゃんたち】
【そこにはハルちゃん好みの壁の窪みが！】
【ハルちゃん、大層嬉しそうだったね】
【きっと子供たちも喜んでたよ】
【でもそんな喜びも……】
【なんでそんなこと言うの！！！】
【上の階層で、低階層のモンスターたちを発見したハルちゃん】
【哀れな犠牲者たち……】
【モンスターも、せめて戦いたかっただろうになぁ……】
【おもむろに手を伸ばしたハルちゃん】
【この時点でほとんどの視聴者たちは恐怖を覚えたね】
【「がっかりしたんだ」とかまたおっそろしいこと言ったハルちゃん】
【もうだめだって思ったね】
【なんか画面歪んだって思ったら、画面が真っ白に】
【光が収まると……】
【焼けただれ、溶けた部屋が】
【ひぇっ……】
【モンスターたちも、その結晶とかドロップも蒸発したぞ☆】
【なぁにあれぇ……】
【あれで「ふぁいやーぼーる」だったんだよな……】
【じゃあもっと上位の魔法だったら……】
【ヘタしたらフロアごと融解……】
【良かったね、子供たち……ハルちゃんが小手調べしてくれて……本当に……】
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