244話 【ハルちゃんのぶらり子育て旅】2
【ハルちゃんでさえ知らない言葉を話す子供たち】
【優しく意思疎通を試みたハルちゃん】
【ハルちゃんって意思疎通しようとするんだ……】
【お前、ハルちゃんのことなんだと……すまん】
【草】
【ハルちゃん、基本的に意思疎通はしようとするんだ ただ、自分の気の向くままに好き勝手しがちなだけで……】
【それが壊滅的なんだと思うんですがそれは】
【自分の中の論理には忠実だよな!】
【あと気分にもな!】
【気分屋の上位者とか怖すぎて草】
【このせいで女神スタイルになっても一切の違和感なく受け入れられてて草】
【だってこれ、完全に人外の上位者ムーブだもん……】
【繋がっちゃったんだよねぇ……】
【むしろ今の方が正常って感じる時点でねぇ……】
【「ある」とか「あるあ」とか「あるて」って呼ばれるハルちゃん】
【なんかあっちの発音、すっごく独特すぎてハルちゃんがいくら言っても通じなかったんだよな】
【ま、まあ、今は結構分かってきてるみたいだし……】
【ノーネームちゃんのこと「ノームちゃん」って紹介して、そっちはちゃんと発音できてるのになぁ】
【しかも肝心の、子供たちの名前の発音がまた……】
【ハルちゃんですら聞き取れないし発音できないぞ☆】
【なぁにそれぇ……】
【見た目は地球人類とおんなじなのに、発音だけ丸っきり違うんだよな】
【なんなの? 外国語の独特な発音だけで構成されてるみたいなあの発音……】
【なぁにあれぇ……】
【言語学者も匙を投げたぞ】
【もうだめだ……】
【イントネーションとか表情で察せられはするんだけどなぁ】
【で、子供たちの居たのは細長いセーフゾーン】
【異世界のダンジョン特有なのか分からんけど、アリの巣みたいにセーフゾーンが20階層以上縦に広がってるんだよな】
【で、フロアの半分は埋まってるアリの巣セーフゾーン、残りは吹き抜けって言うね】
【原理は分からんが、なぜかモンスターが襲ってこないんだよな】
【多分階段とおんなじなんだろうとは言われてるけどなぁ】
【あ、そういえばハルちゃんの女神の輪っか、普通に取れるんだよね】
【ヘイローって取れるんだ……】
【そもそも手で持てるもんなんだ……】
【ま、まあ、ハルちゃんの体の一部だし……】
【羽も体から生えてるわけじゃなくって浮いてる、なのにハルちゃんの意志で動かせるっぽいし】
【まぁそこはハルちゃんだからってことで】
【もうそれでいいや】
【細かく考えてもどうしようもないもんな!】
【んにゃぴ……】
【考えるな、頭がバグるぞ】
【ハルちゃんはハルちゃん 人間サイドの理解としてはそれでいいんだ】
【でもさ……ハルちゃん、ちょっと成長してるからいろいろやばいよね】
【やばい】
【ああ】
【気をつけろ 慎重に発言しないとないないされるぞ】
【大丈夫、ノーネームちゃん寝直したから】
【まずもって声が幼女から少女になってる】
【小1から小4とか?】
【何歳かは成長した声だよね】
【だから、ふとしたときの声がなんか色っぽいんだ……】
【分かる】
【ハルちゃん、何気なく「あっ」とか言うから……】
【「んっ」とか「ふぅ……」とか】
【分かる……】
【ハルちゃん女神ver.ASMRも充実してきたな!】
【それに、体つきが……】
【ああ……】
【思っちゃいけない 考えちゃいけないのに】
【ふとしたときに、肩出しから見える肩とかわきとかお胸とか】
【腰から太ももが……】
【俺には居ないけど、娘とか親戚の子に欲情するレベルの罪悪感がががが】
【あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ハルきゅんがハルきゅんじゃなくなっちゃううううううう!!】
【しっしっ】
【邪魔】
【今そんな話してないの、どっかいって】
【さよなら】
【ひどい!?】
【草】
【もはや姉御も軽くあしらわれるように……】
【子供たちがどのくらい前から来たのかは分からないけど、少なくとも1週間とか2週間とかは経っていそうな室内だったな】
【あー】
【低品質のドロップアイテム……その後で、ちょっとは戦えるって分かったから、モンスターからのものもあるだろうけど】
【あんだけ生活感あったもんねぇ……】
【松明もランタンも使い切りのやつ、家具代わりのいろいろもあちこちひび割れたり曲がってたり】
【お布団も、あのときは薄いやつだったなぁ】
【みんなの服もぼろぼろだったもんねぇ……】
【ダンジョンにいきなり放り込まれると、ああなるしかないって感じだったな】
【ああ……】
【地球でも、10年前の最初のときはわりとああだったって言うし……】
【あの子たちが、大人たちにダンジョンの存在とか戦いを教えられてたかってとこで相当変わりそうだが】
【ああ、ダンジョンが当たり前な世界か、それとも】
【地球みたいな平和な世界に、いきなりダンジョンが……】
【10年前の地球じゃねぇか……】
【あー、だとすると保護者たちとはぐれただけって可能性もまだあるか?】
【あのときも、いきなり出現したダンジョンのあった場所に居た人たちが飲み込まれてたんだよな】
【あれ本当にひどかった】
【平和な世界で普通に生きてたらいきなりダンジョンの中、あちこちに襲いかかってくるモンスター】
【そこに出現したダンジョンのレベルと規模で運命が決まる人類】
【あそこから生きて帰った連中はな 目が据わってるんだぞ】
【そうでもなきゃ生きて戻れない環境だったし……】
【もちろんダンジョンの周辺に住んでた人たちも、溢れてきたモンスターにっていう地獄】
【人類、良く生き延びたよな……】
【あれでも各国の軍隊ががんばったからな】
【で、窓のない窓枠っぽい壁から下を見下ろしちゃったハルちゃん】
【見ちゃった……】
【たくさんのモンスターが、ハルちゃんの隠蔽でも見つけてくるレベル】
【こわいよー】
【十何階層も下のフロアから数十体のモンスターたちが一斉に見上げてきてたの、本気で怖かったな】
【でもさ? ハルちゃんの隠蔽を割ってくるレベルって……どれだけなのよ?】
【さぁ……?】
【100とか余裕で超えてそう……】
【あの……地球人類じゃ絶対ムリなんですけど……】
【ハルちゃんを信じろ】
【え? 無理】
【信じられるかもしれないけど……】
【気まぐれで絶対やらかすからなぁ……】
【草】
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