243話 【ハルちゃんのぶらり子育て旅】1
【さて、ハルちゃんが子供たちを育て始めて数日 今のうちにそうなる前を振り返ろうか】
【それ必要?】
【だってハルちゃん、昨日言ってたもん 「明日は深く潜ってみましょう」って】
【もうおしまいだ……】
【草】
【ハルちゃんが子育てだって!?】
【ハルちゃんが孕まさろろろろろろ】
【おろろろろろろろ】
【あああああ!!!】
【おのれイモリ!!】
【草】
【唐突な怒りが爬虫類に襲いかかる!】
【安定の魔王様の扱いよ】
【だってあのヤモリだもん】
【図体デカいだけのオオトカゲだもんな!】
【お前ら、あれから何日も経ったんだからいい加減忘れろよ草】
【でもハルちゃんが子育てって言うよりは、知り合いの年下たちを面倒見てる子供ってイメージしか……】
【ハルちゃん、何かしようとするたびに止められてるし……】
【むしろ介護されてない?】
【ああうん、必ず誰かがついてるよな】
【もしかして:ハルちゃん、常に警戒されてる】
【そらそうよ……】
【いきなり魔法撃ってダンジョン溶かす女神様だぜ?】
【怖すぎて草】
【それにしてもハルちゃんの子供……ノーネームちゃんかな?】
【!?】
【そういえばそうだった!!】
【すっかり忘れてたけどノーネームちゃん!】
【裏切りの弁明がまだだぞノーネームちゃん!】
【照】
【草】
【ノーネームちゃん、すっかり染まっちゃって……】
【ハルちゃんに孕ませられて自分を産み直すくらいだからな 百合ガチ勢だぞ】
【人間の発想じゃない……】
【だってノーネームちゃんだし】
【もうそれでいいや】
【えっと、ハルちゃんがやらかす前はどんなんだったっけ】
【確かこのダンジョンに来て2日目だったんじゃ?】
【ハルちゃん……なんで2日目でやらかしたの……?】
【ハルちゃんだからだよ?】
【大丈夫、部屋を融解させたのはそのあとだから】
【違う、そうじゃない】
【ハルちゃんがこの世界へ降臨して、超大部屋の軍勢をなぎ払ってからひと晩】
【子供たちに拝まれながら運ばれた翌日か】
【あの段階でさ、寝ぼけてスカートのえぐいスリットめくろうとした手先の映像から、はいてないって確定したんだよな!】
【ハルちゃん……とうとう痴女に……】
【ま、まあ、ハルちゃんって元からそういうフシあったから……】
【ああ……お家じゃときどき裸族って自分から言ってましたねぇ……】
【おしゃけ飲んでるとき、たまに脱ぐんだもんな!】
【でもノーネームちゃんガードが……】
【考えるな、見るな、心の目で感じろ】
【しかもないないされたやつの断末魔により、ハルちゃんはお胸も布1枚って言うのまで判明してる】
【アイツはいいやつだったよ……】
【ないないされる直前にハルちゃんの先っぽぽぽぽぽぽぽぽ】
【こえーよ!?】
【草】
【あーあ、ないないされてら】
【あ、そういえばダンジョン協会から発表あったな】
【あー、ないないされた人たちの調査だっけ?】
【おい、今はそんなどうでも良いことよりハルちゃんが起き出す前に情報の整理だぞ】
【そうだった】
【今のうちに心の準備をしておかないとな!】
【ハルちゃん、やらかすときはまとめてやらかすから今のうちだね……】
【で、起きたら一緒に寝てた子供たちが何言ってるのか分からなかったハルちゃん】
【ハルちゃん、トカゲ語でさえ理解してたのにな……】
【まぁ女神だからな、たくさんの世界を管理してる魔王との共通言語くらいは知ってたんだろう】
【じゃあこの子たちのは?】
【人間が弱小勢力ってことじゃね?】
【ぶわっ】
【かわいそう】
【そうじゃなきゃ、たった5人とかでダンジョンに居ないもんなぁ】
【大人が1人もそばにいないって時点でなぁ……】
【ヘタすりゃこの世界最後の人類まであり得るのが……】
【ショタが1匹居るからおねロリハーレムで人類は存続できるわね!!】
【しっしっ】
【でもそうか、ダンジョンの中だろうと生きて行けたらそうなるか】
【そう考えたらなんか腹立ってきた】
【お前……】
【でもさ、確かにあの男子 髪の毛長いし双子っぽくて、顔つきも女の子みたいで……】
【<URL>】
【スパムはお止めくだせぇ姉御】
【ほんとどっから湧いてくるんだよ姉御】
【姉御ォ!】
【姉御はほっといて、言葉が通じないからこそ拝まれてたハルちゃん】
【頭を布団にめり込ませたりしながら平身低頭されてたね】
【多分どこの文化圏でもできる、精いっぱいの服従のポーズ】
【最初は恐れられてたんだな、ハルちゃん……】
【そらそうよ】
【だって、いきなり天――ダンジョンの馬鹿でかい部屋のすごい高いところに光り輝くヘイローと羽、で、光る弓矢で軍勢を消し飛ばしたんだぞ?】
【たとえ言葉が通じなくとも、子供だろうと、誰だって畏怖を覚えるよな】
【いくらかわいくても、その中身は明らかに高次元の存在だからな】
【そして出て来たノーネームちゃん】
【ノーネームちゃん!】
【何】
【違う違う、俺たち今ノーネームちゃんのこと呼んでない】
【ごめんね、寝てるときに】
【眠】
【怒】
【草】
【ああ、カメラがちょっと動いてる】
【ノーネームちゃんが起きちゃったか】
【もー、ダメじゃんかー】
【ごめんね、おねむなのに起こしちゃって】
【草】
【こんな扱いになったのも、ノーネームちゃんがちっちゃくなってかわいくなってたからだな!】
【ほんとにかわいいいいい】
【草】
【ノーネームちゃん! 恥ずかしがり屋さんすぎるぞノーネームちゃん1】
【眠】
【zzz】
【あ、ごめん】
【おやすみノーネームちゃん】
【草】
【カメラも真っ暗に】
【ノーネームちゃんも順調に慣れてきたな!】
【ないないする以外は怖くなくなってきたもんな!】
【でもそのノーネームちゃん 最推しのハルちゃんに、どさくさ紛れに百合孕ませしてもらって自己出産した、ちょっとやべー異生物なのは忘れない方が良いと思うぞ?】
【大丈夫、みんな知ってる】
【まぁあの推しっぷりは500階層RTAのときから露骨だったから……】
【むしろるるちゃんに対してあの程度で済んでたのが奇跡なレベル】
【そのノーネームちゃん、生まれ変わった原理とかはともかくハルちゃんの精巧なお人形さんを作って、カラーリングだけ変えた感じのに】
【金髪碧眼のハルちゃんに、黒髪紅眼のノーネームちゃん……】
【ノーネームちゃん、羽だけはコウモリ……吸血鬼とか悪魔みたいなやつだよな】
【ハルちゃんは女神で天使だからな、それも反対なんだろ】
【服も真っ白なハルちゃんのそれと対称の真っ黒のドレスだしな!】
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