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オルタナ外伝ーアルトレア物語ー  作者: 絃芽こう
1学年 新しい学校生活

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73 街へ遊びに

「あの時の事で気になってることが色々とあったのよね。」


私は今日、久し振りに皆で集まって街へ遊びに来ていた。


最初は、スイネグ先輩に『明日はいくところがあるから、研究室に来なくていいぞ。』と言われたのもあり、休日は訓練所に向かうであろうサヤカの所へ行って、私も近接戦闘のコツとかを教えてもらおうとしたのだけど、予想外の事があって、皆で遊びに行くことになったのだ。


と言うのも、サヤカはメリッサと2人部屋なので、彼女の部屋へ行くとそこには当然メリッサも居るわけで、そこではこんなことがあった。




「はっ!?もうそいつには教えてないから、今は1人で訓練所に行ってるだと!?」

「そうだけど。朝から大声出さないでよ。」

「うるせぇ!!これが黙らずにいられるかってんだ!」

「いや、驚く気持ちは分かるけど、そんなに声を荒げる事なの?」


私はついでに、前にメリッサの言ってたサヤカの練習相手が見れたら良いなぐらいのつもりで




私は、前に休日はサヤカがメリッサ言う『意外な奴』と訓練所に居ると聞いてたので、ついでにそいつの姿も見れたら良いなぐらいの気持ちで、邪魔にならなければと前置きをしてだが、訓練所へ誘いに来てみたのだけど、それに対して『基礎は教えたから、もう一緒に練習してないよ?』と言う答えが反ってくる。


そして、それを隣で聞いてたメリッサがさっきの通りに声を荒げ始め、しばらく2人で言い争っていたかと思うと、最終的にサヤカが折れて、街を遊びに行こうということになる。


その後、寮を出るとまだ食堂にレイナが残っているのを発見したのだけど、事情を聞いて彼女もすることが無いのを確認すると、そのまま4人で街へ行くことになったのだ。




「気になってること?」


街でしばらくお店を観て回った後、私達は喫茶店でひと休みしていたのだけど、そこでこの前の校外学習の話が出たので、私はせっかくだから色々と聞いてみる。


「うん。だって、信号弾を上げてから救助隊が来るまであまりにも早かったから。」

「確かに、あれはわたしも驚いた。」

「レアちゃん達の時はそうだね。色々と先輩達が凄かったんだよね。」

「スイネグ先輩もいたし、魔力針を辿って来たのかしら。それでも早いけども…。」

「えっとね、スイネグ先輩もそうなんだけど、あの時は…


そうしてレイナは、救助隊が私達の所へ来た経緯を話し始める。

それによると、午後になって受付の人の手が空いてきたので、救助隊の方へ人員が追加されたようで、その中にレイナ達の班があったらしい。


それで、私達の前にあの信号弾を上げた男の子に遭遇していたらしいのだけど、そこで私の話を聞いてスイネグ先輩が魔力針が指す方向へ先導していたらしい。


「へー、午後から森に入ったのね。だとするとあんたも付いていくのそうとう大変だったんじゃないの?」

「そうだね。けど、セイラ先輩が練習に付き合ってくれたりしたから。」

「そうなの?あの人に教われることなんてそんなに無さそうだけど…。」

「そんなこと無いと思うよ。色々とアドバイスしてもらえたし…。」

「へー、なんか私の時とは違うのね。」


私が練習している時は、隣で応援してるだけだったのにと思わないでも無いけど、


午後からの出発で私達に追い付いているので、優秀な人ではあるのだろうけど、練習中に横で応援してるだけのイメージがあるので、レイナの言うセイラ先輩の姿に違和感を感じてしまう。


「そう言えば、メリッサってセイラ先輩と知り合いなんだっけ?」

「そうだな。」

「あの人って、あんたからみてどうなの?」

「どうって言われてもなぁ。まー、色んな意味で凄い人なんじゃないか?」


「色んな意味で…ね。そう言えばあの人ってどこのクラスなんだろう。救助隊に入れるんだし、やっぱりSクラスだったりするのかしら。」

「まっ、その辺は本人に聞いてみればいいんじゃねぇの?」

「私達も来年はどうなるんだろうね。」


あんまり気にしたこと無かったけども、意外と私は先輩達について知っていることが少ないのかもしれない。


また先輩達に聞きたいことが増えたななんて、そんなことを私は考えるけども、レイナのその呟きでまた話題は別のものへと変わっていくのだった。

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