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近くに気配がした



「助けて」


馬車がぶっ壊れて 立ち往生してる女の子がいた 見ると ゴブリンに襲われていた



「ピロピロン ピロンピロン」




不快な音 とともに ゴブリンが現れた ゴツイの体がよく似合う 1匹だった 群れて 攻撃 されたら かなわないだろう 今 俺のレベルは多分1 だから

間近に見る それは必ずしも可愛くはなかった

とっさに落ちていたひのきの棒を拾う



前方に目視した瞬間に画面にゲームのコマンドが現れた ゴブリンを前方に中心として 十字のように 連なって キー コマンドが 画面上に現れる 画面の 右上には時間が表示されている さすがオンラインゲーム リアルタイム


横から、 「アタック」「ディフェンス」「 マジック」「アイテム」「 必殺技」 「特技」「エスケープ」 ただし 「必殺技」のコマンドは 灰色に網がかかっていて 選択できないようになっていた

上から 「マップ」 「オンラインダンジョン」 「オンライン モンスター」 「オンライン情報」 「オンラインショップ」 「NPC」



どれも 顔認証 もしくは 指紋認証 で認識できる

チリチリッチリと間合いを詰めてくるゴブリン さすが 百戦錬磨 だ 数ある冒険者 と戦って このゴブリンは 倒れ 再生し、この場に立っているのだろう




「きらびや きらびや ピキャピ キャ」



そう思っていたらゴブリンが突然飛びかかってきた すんでのところ かわし


指紋認証 顔認証でもちろん コマンドは 特技 「スライム化」と「スライムの能力」と選択できるが女の子の前でスライム化はしたくないのでスライムの能力だけを今回 扱うことにした

俺は意識した 「スライムの能力」

相手の物理攻撃を50% 半減します 効果 時間 20秒



ゴブリンの 棍棒が 俺に当たった でも痛くも痒くもなかった そもそも ダメージはあったのか さすがスライム化 戸惑い 焦る ゴブリンを尻目に 俺はヒノキの棒を思いっきり ゴブリンに叩きつけた ゴブリンは昏睡してそのまま倒れた



画面上に



「Excellentという英語の横文字が並び 習得素材アイテム こん棒 経験値1ゴールド1 その後に 習得スキル 特別 習得スキル あなただけの習得スキル あなただけのチート 習得スキルです」


と明らかに俺 個人に対する コメントが現れた

そこには



「ゴブリンになることができます ゴブリンになることができますが、ゴブリンにならなくても ゴブリンの特技が使えます 能力が使えます ゴブリンの能力 攻撃力1、1% 効果 時間 5秒」



怯えていた女の子が俺がゴブリンを撃退するや否や 恐る恐る 話しかけてくる




「助けてくれてありがとうあなたは」

「アロン 通りすがりのものさ」


俺が名前を名乗ると、女の子は、


「私はアリスタ」


と名乗り


「この先にある町に向かう途中なの あなた 強そうだから私を町まで護衛してくれないかしら

田舎から おじいちゃんを訪ねて 町に行く途中 だったの」


だという 馬車を襲われ 馬を操っていた 馬番は すでに 逃げてどこにもいなかった



「分かった」








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