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社畜のおっさんが、意味不明な行動に出た

前回の続き


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



社畜男のプロフィールを紹介しよう。

如木月きさらぎつき 京太郎きょうたろう38歳。独身。実家暮らし。職業(週3回のアルバイト)彼女 有り(2次元)趣味 仮想現実大規模多人数同時参加型オンラインゲーム」



ざっとこんな感じである。



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※




そして、今回。





おっと、社畜男が、意味不明な行動に出た。


一同見守ろうではないか。




「バッキャローーー!!」



京太郎は、ボールを持ったまま、目の前のまだ小学生にも満たない女の子を叱る。



「ここは、車の通りも多くて、危ないんだぞ。どうせ、遊ぶんだったら、公園に行け、公園に」



指をくわえて、ほけーと、している女の子。



「おい。聞いてんのか!、こら」

「うん。公園に行く。お兄ちゃん。ありがとね~」

「うし。分かればいいんだ、分かれば」



京太郎は歩き出し、ふと振り返れば、女の子が、ボールを追いかけ、道路に飛び出した。


向こうから猛スピードで車が来ている。



「おい、あぶねえってーー!!」



京太郎は女の子に向かって、走り出した。



・・・・・・



女の子をかばって、京太郎は死んだ。



・・・・・・



(人間わからんもんである。

社畜だと思っていた、あの京太郎が、で、ある)



そう思って幼女女神は、涙をひと粒、地面にこぼした。


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