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どうやら高校時代に戻ったようです。


ーーーー、、、、、




『〜ら、空!聞いてる!?』


『へ?』


『へ?じゃないから、もぉ〜!ボーっとして、どうしたの?

帰る準備出来てないじゃん(笑)』


と、ツッコんできたのは、高校時代バレー部副キャプテンだった堀津 由美だ。

確か、由美は早々に結婚して子供もいた。


なぜに今、目の前に?


私、仕事終わって爆睡したよね?


『え、由美?!なんで由美がいるの?』


パニックになりながら問いかける


『はぁ?空さぁ、またどっかで頭でもぶつけたの?(笑)

練習試合しに来てんでしょーが!さっさか出るよ!しっかりしてよねぇ〜キャプテン!』


キャプテン?

ん?

良く見れば由美が幼いし、しかも高校ジャージだ。


どゆこと?


『練習試合?』


『そ!西野高校に練習試合に来て3ー1で負けたじゃん』


西野高校に練習試合って

度々夢に出て来てたあの日?


まさか、、、

あの日に戻ったの!?


え!?


は!?


なんで!?


まだ夢!?


私がぼやぼやと頭の中で考えてる間に

由美がテキパキと帰る準備をしてくれてた


『ほーら!とりあえず行くよ!アンタが行かなきゃ、ウチら動けないっしょ!?』


『あ、うん!ごめんごめん!』


とりあえず一旦良くわからない状態だけど

練習試合なら早く体育館から出ないと

西野高校の皆さんに迷惑がかかるしね


私は由美と他の部員達とともに

西野高校の皆さんに挨拶をして


最後に体育館に挨拶をして


体育館を後にした。


そして事は起きた。

体育館から出て学校門へと向かう途中、


腕を掴まれた


『!?』


振り返ればそこには

長年会いたかった人がいる


『、、、、空?』


そう声を掛けて来たのは

中学時代に付き合っていた


山﨑 雄星。


私の唯一忘れられない人だ。


『、、、雄星?』


そう、

高校時代、雄星の第一志望の高校

西野高校に練習試合に来た時に

中学以来の再会をしたんだ


『なんで空がウチに?』


『西野高校と練習試合だったんだよ!

まぁ3ー1で負けちゃったんだけどさ』


雄星と普通に会話してる

不思議だ。

ずっとずっと会いたかった雄星と。


『そっか。でも一回勝ってんじゃん!ッと腕ごめん!急につかんで。空が居た!と思って思わず、、、、』



っと慌てて手を離す雄星

なんだか照れてる?


おいおいおい

可愛過ぎだろ雄星


思わずって何でよ?

期待するじゃんよ。


と、そこに


『空〜?まーたどっか行ったよウチのキャプテンはも〜』


由美の声が門の方から聞こえる


『あ、やば私行かなきゃ!』


そう、学校に帰らなきゃいけないんだけど

のちに私は雄星との再会を

慌てて何もなく終わらせてしまうのを

とてつもなく知っている


だって次に会った時、

雄星には女の子がいて

友達から連絡先を聞いてメールした時には

彼女だと言われたからだ。


色々思い出していると雄星が


『空、学校戻るの?』


『うん!ミーティングもあるしね!

雄星は?』


『俺は部活もうちょいで終わるから、その後は帰るだけなんだけど、、、』


だぁ〜っなんなんだ

その続きを聞きたい!!


『空〜?あ〜どこ行ったのよ!毎回迷子になるんだから、あのアホキャプテン!!』


ひ、ひどっ!由美酷い!

アホて!


『私行かなきゃだからさ、雄星連絡先教えて?』


言った!

言ったよ私!

だてに人生経験してないよ!?(笑)


そうここで連絡先を聞ければこの後が変わるはず!


『俺もソレ言いたかったんだよ。空、卒業の時、携帯持ってなかったからさ』


そして私達は連絡先を交換した。

心の中でガッツポーズ(笑)


『あぁ!空見つけた!!もー何やってたのさ!探したんだよ!?』


由美が突撃して来た


『由美!ごめんごめん!』


由美は雄星と私を見て、

ハハーンと言う顔だ


それは会話を見守っていた

雄星の部活仲間も同様の顔である。


こりゃ後で質問攻めパターンだな。


『じゃあ、雄星また連絡するから!』


『お前ミーティングあるんだろ?俺から連絡するから!またな!』


そう言って、雄星は仲間達と去っていった


『空ちゃーん?さぁ学校戻ろっか?詳しく聞かせてよね!フフッ』


うわぁ

なんだなんだ

嬉しいぞこのやろう!!


俺から連絡するから!だって!


嬉し過ぎるやろ!!


『由美、私今日、西野来て良かったわ。』


『みたいね!なんか嬉しそうだもん』


そして

私達はミーティングをする為

学校へ戻ったのでした。


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