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Study   作者: 羽山 梟矢
序章 スタートライン
1/2

第一問  1点

10/4




ヤバい。


「どうだったぁ?」

「んー?平均は70は行ったかなー。」


目の前の女子がテストの結果を話し合っている。(本人達は声をひそめているつもりなのだろうが、思いっきり聞こえている。)

今回返されたのは定期テスト。


「勉強すれば出来る。」

そう思って生きてきた俺は、今回、割と勉強したのに平均点が70以下であった事に、完全に食らっていた。


しかも…。平均69点。

あと、各教科1点。

その1点が、どこか儚く見えた。


テスト期間中、俺の所属する部活はずっとあり、ほぼほぼテスト勉強が出来なかった。

…と、テストを受け取った直後に言い訳を考えているのが俺の悪い所なのだろう。

テストは、 現代文 74

古典 63

数B 53

数II 61

コミュニケーション英語 88

英語表現 81

生物 72

化学 51

日本史 78

合計点621 平均点69 であった。


平均70を目指していた自分にとって、これ程悔しいことはなかった。

更に、である。

俺はこの点数で、理系の応用クラスだった。



平均点は、恐らく70程度行くのであろう。

定期テストは、基本中の基本。これが解けなかったら、共通テストが詰む。



うちの親は浪人なんて到底許してくれそうになく、俺は、失敗できない。

先程言ったように、俺は理系でこの点数の取り方をしている。これはとてもまずかった。


やばい。


そう表現するしかなかった。

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