そうだ!酒場にいこう。
閉じ込められてから、およそ正正 日目。
「上に話が通った。
どうやらお前が何も知らないってことはほんとらしい。
一昨日、村を制圧し終えたが、現状態からかんがみて突然の魔物の襲撃に対応する時間は、ほぼ無かったと結論された。
ましてや子供を連れて逃げていたんだ。きっと誰かに逃げろと言われ、背中を押されたのだろう。
今までこんな狭いところに閉じ込めて悪かった。
スライムとナイフも返す。この街で、生活することを許そう。
外まで案内するから付いて来てくれ。」
黙って頷く。
やっと外に出られる。やっと。
どうやらここは大きく立派な建物の地下だったらしい。
階段を登っていくと、2重の扉になっている小部屋があり、長い一本の廊下。
そこを抜けるとモダンな作りの大広間に出た。
吹き抜けの作りになっているそこは、両壁沿いに緩くカーブを描いた階段がつき、2階へと繋がっていた。
2階にとても上品な女性がこちらを物珍しそうに見ている。
上品とは無縁の生活をしてきた私には、関わることのないだろう人。
きっとなにも悩みごとは無く、不自由ない生活。
大切な人を失ったこともないのではないかとすら思う。殺したことなんて絶対ないだろう。
うらやましい。
私もそんな人生を送りたかった。
そんな珍しそうな目で見ないでくれ……。惨めになる。
大きな門から外にでた。
どうやらお城の中だったらしい。
久しぶりの太陽が照りつけている。
少し前までは太陽に当たらない日々は普通だったのに。
今はすごく恋しくなっていた。
気持ちがいい。
「ここからはひとりで大丈夫だろう。子供のほうはこちらが責任を持って預かり育てるから安心するといい。もしかすると何か知ってるかもしれないしな。」
城下町におりると、人の活気で溢れていた。
ちなみにまた、どうするかあてがない。
転生してるってことは、知り合いもいない。
ここに来て詰んでいることに気がついた。\(^o^)/
あ、これって牢屋にいたほうがご飯にありつけるしなんとか生きていけたのでは……(お花畑)。
とりあえずだ、魔物云々より自分の衣食住を確保しなくては!
親切な人に拾ってもらえるなんてそうそう有りはしない。
都会になればなるほど、そんな確率皆無になる。
とりあえず、異世界だったら酒場で情報を集めるのが定石。
今まで読んできた本には、そう書いてあったし、特に他に行く宛もない。
酒場に行って、あわよくば強そうな人を仲間にしてパーティー組んでドラ○ソク工△┣みたいに並んで歩きたい!
そうすれば冒険にでて自然と魔物も倒すし、一石二鳥なのではないか!!!
ああっ!!もう!!
天才かっ!!
冴えまくってる。
そうだ!酒場に行こう。
ちなみに作者は、お酒がめっぽう好きです。
日本酒が1番好きですけど他のもいろいろと飲みます!
安くて美味しいお酒がお財布にも優しくて至高です。




