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つまり 私が異世界電池 / 神獣と私と異世界と  作者: 弦紐 かえる
神気増槽
7/24

森の住人

 描写が拙いです。

やっと、他のキャラ、出てきます。出だしが悪かったですかね。スロースターターという訳には…。

はい、すみません。鋭意、努力したいと思います。

                       では、いざ冒険へ!


6/20  戦闘の描写含めて、手直ししました。すでに読まれた方には、謝罪いたします。すみません。

    今後も、確りと、編集したのち、UPする予定ですが、時々、直すかもしれません。

     その節は、どうか、拙い私を笑って、許していただきたいと、思います。


7/14  さらに加筆修正

「探索の時間だ。」

いつものように、ゆっくりと『森』に自分を馴染ませる。溶ける様に、少しずつ少しずつ………………


 そうして、いつもより遠くへと来た頃、何やら『違和感』が………

そう思い、周りの気配に耳を傾ける……………………………と?


 しん(・・)と静まり返った森の、静寂。

そのずっと奥の方から『何かがやって来る』気配を感じる。

(本当に、何となくだ。)


 やはり、生まれ変わったのだと、実感する。すごく自然に、気配を読める。

(オッサン)のままだったら、すぐにエンディングを迎える自信があるよ。)


そうして、留まることしばし…………………………………。



 急速に近づく気配!


 やがて、私の周りを囲むように広がり………………



唐突に、上方から!~~~~~~~~大きな影が降ってきた!



 ”ズダッンンン--ッ!!!”



 突然の地響きと共に現れたのは、大きな猿?!!


いや確かに、猿だが、これが魔獣・・とかいう奴なのか?


 上から、見下ろすように佇むソイツは


『私が”後ろ足”で立ち上がった』程に上背があり、威厳すら()感じられる。


燃えるような緋色の毛皮!飛び出た牙!

そして


「6・・の腕ッ!!」



()知性・・を宿す?ソイツは……………



………………………いきなり、咆えた!!!



「GhWhaaaaaa---ッ!」



「GAaaarrr!]



思わず…………………私も吼え返した。




 それを聞くや否や、いきなり殴りかかってくる”大猿”

とっさに、身を沈めてかわす『私』

更に、逆の腕で、殴りかかってくる奴。

殴る、殴る、なぐる、ナグル、…ナグル………ナグル、ナグル……………


6本の腕を駆使して、まるで迫撃砲・・・の様に『拳の豪雨』を叩き込まれる!


「G、gAaaarr---h!」


始めは、よけ、はじき、かわし


何とか凌いでいたが、次第に殴られるばかりになり…………………



終にトドメ!!!!とばかりに……………ッ!


”巖”の様な拳を打ち下ろして来たッ………………!!!





(死にたくない!!)


ただその一心で………………私はッ…………!!!





掬い上げる様にして、思いっきり、その鋭い爪を………フリアゲタッ!!!




「ブッ!バッンンン―――ッ!!!!」



途端に伝わるごつい音。


と同時に、


『硬い弾力・・ある(・・・)』ナニカを引き裂いた(ヒキチギッタ)?!感触!



「―――ッ!」


一瞬呆けた私が見たのは、血の噴き出す奴の腕と、視界の端を飛び行く何かっ?!


「いや、奴の腕だっ!!」


すかさず、残りの腕で、殴りかかってくる奴!


アッ!と思う間もなく

”ぶん殴られて、吹っ飛ばされる”私!!!


 ”初めて”の痛みと、”死の恐怖”の中、


「こんなに自分は弱かったのか?」と愕然としていると


突然、上から降って来る四つの影!!!!


それが今まさに、私の足元に落ちると、ガバリッ!!………………と足に、抱き着いた。


「こりゃっ如何ッ!」と振り解こうとしつつ、辺りを見渡せば…………



いつに間にか、大猿の群れに囲まれていた。





 すわ何事っ!と奴の方を見れば、先程まで見せていた『殺気』は欠けらもなく、穏やかな表情で座り込み、別の猿が、腕の千切れた痕に、蔦の様なものを巻き付けている最中だった。(止血か?)



「どういうことだ?」



じっと奴の目を見ると、先ほどの猛りが嘘のように、澄んでいる。

それに、さっきから、私の足にしがみついている四匹がしきりに、吠えるので、うるさくてかなわん。




(………………………………何が起きた?!ナンダ コレ?)




「wWho,houwhoho,whoho.whohowowh!]



 突然、奴は吠えた。そして、そのまま何度も同じように咆えた。


「何?」と、暫く耳をそばだたせてみると…………ナニカ、聞こえてきた。



ちょっと(不思議な感覚?)に身を任せつつ、彼らの言葉・・を聞き取ろうとしたら……………。



不意に………………?!


「俺の言葉が分かるか?【神獣デュラーコ】よ。」


と、カンこえてジラレテきた。




(??こりゃ、ナンダ?)


 すると、

「やっと”コトバ”覚えたか。」と奴がオモった(ッタ)



 突然、目の前のボス猿?の言葉オモイカンいた(ジタ)

そしてそのまま、私が当惑していると


「お前の『力』。前の神獣デュラーコも出来た。」


「あなたは何者?どうするつもりだ?」


「お前は【神獣デュラーコ】か?」


「そうだ。」


「俺たち、この森にすむ。森、守る。前の【神獣デュラーコ】との約束。」




 それから、彼らと話した。(意思のやり取り?と云う、念話みたいなものらしいが)

それによると、彼らは、ずいぶん昔に、先代の【神獣】に助けられたらしい。その時の約束で、この森を守ることになったそうだ。(森を荒そうとするものの撃退らしいが)

 ところが最近、急に『森』の雰囲気が変わったそうだ。そうしたら今日、(神獣)の気配を捉えたので、確認しに来た、と云う事らしい。

 では最初のは何だったのか?と云えば、ただ単に『力試し』と『威嚇』を兼ねていたようだ。

『森を守っている』と云うことも驚きだが、彼らが『言葉を持っている』ことも驚きだった。

 どうやら、位階の高いものは出来るらしい、のだが、”力比べ”から始まる辺りは”獣”らしい。

 そうは言っても、元々私に、『敵う』とは思っていなかったとか。事実、彼はまだ『血を滴らせている』が、私は『傷一つない』。

 どうも【神獣】と云うのは、『異常なほど』怪我の治りが早く、傷そのものも『負いにくい』みたいだ。【神獣の知識】では『体が丈夫』位のことしか(・・)記してなかったが、ここまでとは思いもつかなかった。【神気】に治癒力がある、と云うよりかは再生力がある、と云った方が適切な様だが。


(これは”再生医療”なのか?)

 医療行為などとは烏滸がましくて、とてもそんな事は言えないが


「良かったら、傷を見せてもらえないか?治せるとは言えないが」


「俺は負けたかもしれない。だから従う。お前、多分、強くなる。強いものに、従う。俺の腕、強さの証。それ”壊した”」


「ひょっとしたら、まだくっつくかもしれんぞ。試そうか。」


「いらない。”壊した”、勝者の証。やる。」


 目の前に置かれたのは、千切れた”猿の腕”。有り難く頂いておくことにする。彼が高位魔獣と云う”打算”がなかったとは言わないが、

「初めての”戦いで手に入れた獲物”だからだ。」

食べたかったわけではないが………………………………。



「上手くいくかどうかは、分からないが、精いっぱいやらせてくれ。」


「いい。任せる。多分、その内、血は止まる。問題ない。」



そして、私は彼の傷口に近づくと、ゆっくりと舌を這わせた。【神気】をたっぷり滲みこませた唾を、塗り込む様に。



 長くなったの、切りました。すみません。できるだけ早く、次話投稿したいと思います。


7/14 言葉使いなど、表現を修正しました。

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