一歩 前へ
ちょくちょく、改変しております。すでに、読まれた方、申し訳ありません。
今後、この様な事が無いよう、気を付けていきます。
さぁ、森へ行きましょう!
7/11 加筆修正
まだ少し、頭がズキズキするけれど、なんとか起き上がり、何となく確認してみるも、特に異常はないようだ。
そしてそのまま、頭の痛みに耐えていると……………………………………………
(うッ――。”ナニカ”?頭の中に知らないことが、イッパイ………)
そこで、手探りするようにゆっくりと、想いを巡らせる……………………………。
すると
「ああ、やっぱり!」
というか(夢の中で横たわっていた)彼女こそが………………………【白竜】
まだ、頭の中が混乱していて、分からないことだらけ、だけど一つ分かったことがある。
「私が『ここにいる』理由だ。」
つまり……………………………………………………【エネルギー資源】?
として、と云うことらしい。
◆◆◆
「事の始まりは、魔術だ。」
魔術を使うには、魔素がいる。そして、生き物全ては、魔素を持っている。当然、人も持っていて、小さな魔術なら、”それで事足りた”。
但し、才能の如何で、出来ることは限られた。使えない人は多かったが、それでもないよりはと、一つの”力”として期待されていた。
ところがある時
体外、つまりは、大気中の魔素を取り込めば、より大きな魔術が使える、と云うことに気付く者が、現れた。
魔術は、魔素を消費して、発現させる。そして、消費された魔素は、ほとんど消えるが、一部はそのまま還元される。
その魔素は、”自然”の中で生成され、やがて世界をめぐる。大地で、海で、風の中で…。
ところが、大規模な魔術が行使されるようになり…………………
結論
「『発達した』魔術によって、魔素が、枯渇しかけている」
………………………らしい。
「魔術も『学問』として、研究されている」
というか”魔術こそ”が、この世界にとっての『基幹部門』なのだ。
そこで私だ。
「神獣と謂うそうな。」
「なぜ神獣が関連するのか?そもそも、神獣って何?」と疑問に思えば
それは、神獣は『神気』で出来ている。そして、この神気こそ、魔素の元という、答えが………………。
『ナニカ』によれば
「私は、神気を振りまいて居れば、良い」様だ。
私が、ただそこに居るだけで、【神気】と云うものは漏れ散っていく?らしい。
しかも、月の光を浴びたり、普通に飲み食いしていると、【神気】は自然と回復する…………………らしい。
先程から”らしい”ばかりだが、さっき髑髏に触れた時、【神獣の知識】なるものを記憶させられた様だ。
(記憶?……………というよりかは、『インストール』に近いような。)
何とも、『システマティック』な事だな。そう思うと、益々『自分はエネルギー資源』………
然うまるで『異世界電池』になった気がする。
「しかし、これは”問題”だ。」
だがちょっと考えてみると、すぐおかしい事に気付く。
「本当に、こんなちっぽけな、私一人なんかで、『世界』を満たせるのか?」
どう考えても、足りない感じがする。
例え私が、『魔素、数百倍とも、数千倍とも』云われようとも………………………………………………。
例の『神獣の知識』によると……………………………………
普通の魔術は、あまり、魔素を濃縮しない。
もちろん、高度な術になると、魔素を『濃縮させる』事が出来るらしい?
しかし、その高位魔術すら、白竜の体に、当たった瞬間…………………霧散してしまったそうだ。
”【神気】の塊である処”の【白竜】に、魔術は”効かなかった”。
(神気≠数百倍(?)の魔素)
つまり「神気は作れない!」……………と云う話になる…………………………様だ。
実際、誰かが実証したわけではなさそうだ。でも、多分信じても良いと思っている。
「濃縮した魔素による魔術ですら、【神気】である神獣、には遠く及ばない。」
それは所謂、『魔術無効化』。
「有り難い限りだ。」
何があるのか分からない、この世界で、『自分で何かが出来る』というのは、正直、感謝したい。
ただ、不安もある。【神獣の知識】によれば、どこかに? 神気で出来た【神器】なるものが、あるらしく、これが唯一、【神獣】に『傷を付けられる』そうだ。
私が何であるのか、また”元”の私がどうなったのか?ワカラナイことは沢山あるが、一つだけ
「私は『生きて、ここにいる』」
それだけは間違いない。
そんな事を想いつつ、外へと”歩きだした”。
次回 森へ行きたい( ;∀;)
7/11 若干の修正しました。ここまでは、主に表現について、でしたが、次からは、展開の方も、手を入れたいと思います。
ここまでお読みくださり、有難うございました。