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つまり 私が異世界電池 / 神獣と私と異世界と  作者: 弦紐 かえる
神気増槽
20/24

白虎 と ✿ 

R-15です。ほんの少し、性的表現が出てきます。

長くて、ごめんなさい。

9時45分 タイトル変更

 私は待っています。そして、それは、サーシャが放った何気ない、この一言が始まりだった。


「ルゥナちゃん、【神獣デュラーコ】って、最初から言葉がわかるの?」


「違うよ。聞いて覚えるんだよ。」


「えっ?じゃあ、依頼書とか、どうするつもりだったの?」


「えぇ~と、ギルドカード手に入れてから、ゆっくり覚えようかなぁ、なんて…………………」


「はぁ~。じゃあ教えてあげるわ、但し一つだけ、”お願い”していいかしら?」


「はい、喜んで♡」


「じゃあ、ちょっと準備してくるから、その辺で待っててもらえる。」


「はい。分かりました。」


 そして、彼女は再び、ギルド長の執務室のある、二階へと戻っていった。一人残った私は、【浄炎】製ズタ袋の中身を売ろうと、カウンターで聞くと、買い取りは別だった。


そして、指示された処へ行くと





【ダンディーな、スキンヘッドのおじさま】が、”ノースリーブ”で仁王立ちしていた。



と云うか、どう見ても”レスリングユニフォーム”です。カウンターがあるから、下半身に何履いてるのか、分からないけど、今後の為に、見ない方が良い、気がする。


まだこの体の”女”の部分は、知らなくていいと思うんだ。



「あの~、買い取りをお願いしたいんですけど」


 おずおずとそういって、彼を見る。(すっごいっ!)大胸筋が目の前にある。いくら元男性とは言え、流石にこれは…………。

 よくこれで女性冒険者が、逃げださないよなあ。やっぱり、度胸が違う?もしくは冒険者という、環境がそうさせるの?ドリューは結構、まともそう(?)に見えたんだけどなぁ、そこら辺に関して!


「おうっ、良いぜエ、嬢ちゃん。”久々”の女性冒険者には、サービスするぜェ~。」


(ウギャァァ!やっぱり、来ないじゃん、女性ッ!うぅ~わぁ~、(大胸)筋肉ぴくぴくさせるなァ~!)



まあ、そうは言っても、売るものは売らないと。(現金、欲しいですっ!)


「すみません。解体してないんですけど、大丈夫ですか?」


「何?そのズタ袋の中に??まあ良い。まずはギルドカード、あぁ、いや、市民証か?出してもらっても、いいか?」


私が自信満々に、出来たばかりのギルドカードを出すと


「んっ?なんだそれ?見たことないカードだな。ちょっと、良いか?カード借りるぞ。」


そう云うとカードを持って、受付カウンターの方に行ってしまった。そうして、しばらくすると、なんだか、受付カウンター方が騒がしくなってきた。近づくに連れ、どうやら、私の”カード”が原因らしい、事が分かり




(やっぱり拙かった?かなぁ~)などと思いつつ、向かう…………………………と?!!






そこには、サーシャ(オニ)居た(デタ)



 思わず、踵を返そうとすると『いつの間にか酒場へ行ってたはずの』ドリューが、目の前で仁王立ちをしていた。


手前(先達)からの、最初の教えじゃ『冒険者たるもの、己の行動には、最後まで責任を持て!』とな。」


「あのぉ~、パーティメンバーとして”フォローを”期待しても良い(ミステナイヨネ)ですか?」


甘いッ(ミノガサナイヨ)!そして我は今”酒”を飲んで居った。」


「はぁッ?」「じゃから、飲んで(・・・)居ったのだっ!」「は?それはひょっとして、私に”肴”になれと?」「有無、今日は一段と酒がすすみそうだ!」




(コンの酔っぱらいがァ――!)




仕方なく、サーシャのところへ行くと


「どういう事かしら?私は”待っていてね(オトナシクシテイロ)”と云ったはずよね。何でそれが、こんな騒ぎになっているのかしら?」


「えぇ~とぉ、買取してほしいモノがありまして、倒した魔獣だとか、集めた木の実や果物なんかですね。で、それを出そうとしたら、カードを見せてほしいというので………………………………………」


「いいかしら?”私が”貴女の”専属”ギルド員(・・・・)なの、なのに”何で”、”他の”職員が応対しているの?」


「エッ!”専属”って、そういう意味だったんですか?てっきり”依頼”の受付カウンターだけ(・・)かと…………バレタラ………マズ……カッタ?……………………………申し訳ありませんでしたッ。」


 そして、後ろへ飛び退ってからの、”土下座”。



「はぁ~ァ、もういいわよ。でも、どうしようかしら?取り敢えず、ギルド長に相談しないと。」





そして、それからしばらくすると、ギルド長とサーシャが下りて来た。


「随分と騒がしいのぅ。どうしたのじゃ?」


すると、一人の職員が


「ああ、ギルド長、いいところに来られました。実は、このカードですが、”妙”です。”読み取り”を行ったのですが、スキルや、”保有”魔術はおろか、レベルや”種族”さえも表示されないのです。」


「これって、偽造ではないですよね?終端装置(テルミナル)に通りますから。でも”このカード”って、何なのですか?」


別の職員も聞いてきた。


「見ての通りじゃよ。この”ルゥナちゃん”のカードじゃ。スキルなどについては、彼女が”ギルド専属”だからじゃ。あぁ、そうは言うても、別に、お前さんたちを”監査”するためじゃないぞぃ。滞った依頼の処理や、職員の補助、非常勤として”ギルドの警備”を任せることも、あるかものぅ。もっとも、そんな事態にならぬ事を、望んどるがのぅ。さて、こんなところかのぅ。じゃあの。」


そう言って、ギルド長が戻ろうとすると、


「あの、まだ”種族”の説明が、まさか!魔人族(ディアボゥ)なんてことないですよね?」


(おや?聞いたことのない種族名が?)


「ふむ、少々言葉が足らんかった様じゃ、すまなんだな。もちろん誓って、魔人族(ディアボゥ)じゃないぞい。ただ、彼女の種族は、”珍しい”種族での、今は”彼女一人”しか居らんのじゃ。故に”態々”表示しとらんのじゃ。これで良いかのぉ。」


「いえ、こちらこそ、すみません。ルゥナさんも、ごめんなさい。」


「いえ、気にしてないので。種族については、言い触らさないで頂ければ『良いかな』くらいで…………」


「あ、貴女っ!人が折角っ~~~~~~~~。」


「え?拙いですか?」


「ほっほっほっ。本人がそう言うとるんじゃ。問題なかろう。皆も興味があれば、聞いて構わんぞ。但し、”知った”からには、相応の義務が付く、”無償”での。どうするかは好きに決めるとええ。わしはどちらでも気にせんよ。」


「もう、おじいちゃんはァ~~。(はぁ~~)そう云うことだから、どうしても”知りたい”という人は、一緒に来てちょうだい。」


「よぉし、じゃあ、俺は行くぜ。」と、解体のおじさん(ダンディ筋肉さん)が。


「私も行きます。」「私も」「じゃあ、わ、私も……。」


「あら、じゃあ、来るのは、ジュダ、ヨランダ、ミザリー、モモの四人だけね。じゃ行きましょうか。」


そう言って、二階へ上がっていく、サーシャの後をついていく、四人の職員と私。(何処へ行くのか?と思っていると……………)







やって来たのは、大きな部屋だった。どうやら普段は会議に使っているらしく、部屋の隅に、長机や長椅子が積み重ねてあった。

(ひょっとして、これ全部、サーシャ(クロイオネエサマ)が?!)



「さぁ、ルゥナ、存分に魅せて(・・・)下さい。」



見れば、かなり大きな空間があった。恐らく私の【本性】でも天井に着かないだろう。今まであった人が”元”の世界と同じくらいなら、私は体高3メートル弱(か、もう少し低いか?)、体長は6メートルに届かないだろう。実測したわけでもない、から分からないけど、そもそも”白虎”である事以外は、大して気にならないのだ。



「えっと、ここで【本性】を見せたら良いのかな?」




「有無、存分にやるが良い!」って、いつの間にか、ドリュー(紅塵)いるし、どっから湧いた。

「いやいや、流石に我も”湧いたり”せんよ、虫じゃあ、あるまいしのう。」


(うっぎゃぁあ~っ心読んだ!魔術通じないんじゃなかったの?)


「有無!魔術でもないし、読んでもおらぬぞ、お主が分かりやすい、だけじゃ。」と、ずいぶん楽しそうである。


もう、いいや。彼女の事は放っておいて、始めるか。


そうして、部屋の真ん中まで行き


「これから、お見せしますけど、何かあるといけないんで、少し離れて下さいね。ちょっと、びっくりするかもしれませんが、では、行きます。」







そう言うと、念のため”小さく丸まって”から、全身に神気を巡らせて……





一瞬で『燃え上がった』ルゥナを、強い光が覆って…………………、再び皆が目を開くと



そこには”香箱座り”する、大きな”白虎”がいた。





「なんだこりゃ?嬢ちゃんはどこ行った?」「たまげたなぁ~」「なんですの、これは?」「き、きっ、きゃぁぁ――――ッ」


「皆さん、お静かに!ルゥナちゃんが驚いてしまいますよ。それで、えっと、ルゥナちゃん?でいいかな?私の云ってる言葉わかるの?」


GwhaUoOrrr(念話みたいな感じです)


「凄い♡【神獣デュラーコ】様♡」

「何?神獣っ?」「神獣デュラーコ、いうたんか?」「【神獣デュラーコ】!そんな!まさか?!」「あぁあぁ~、【神獣デュラーコ】様!」



「あれっ?えっと………………………………………ッひゃぅっわ、えっちょっ、何?いやぁっ、っちょ、まってっ………………………………………」


「おぉぉぅ、やっぱり、言い触り心地じゃのぅ。ほれほれ、ここが良いか?ええのんか?」


いつの間にか、私は巨美人(ケモナー)にモフられていた。


「いぃぃぃぃ~ぃやぁぁっ……………待ってっ!……………………ッちょっ………………………だめっ…………ねっ……いっ……………………っまっはぁ~~~~~~~~。」












ヤラレタ。もう盛大にヤラカシタ。サーシャ(腹黒美人)に止められなければ、どうなっていたか!取り敢えず(………………✿)瞬間に【浄炎】で消し去ったが、その際ジュダ(筋肉ダンディ)


「おぅわあ、貴重な【聖水】がぁ~~」


と云ってたのが怖かった。えっ?そういう人?って後で、確認したら、土壌改良の『秘薬』だそうで、あそこで”ヤラカシタ”量があれば、”大きな屋敷が手に入る”ほど、だとか。びっくりです。




さてそんな処で、皆さんは………………………………………


正座で叱られるも、満足気なドリュー(ケモナー)。それを見てさらに真っ赤になって怒るサーシャ(神獣ファン)。それを見て、唖然とする受付嬢たち、更に、悲嘆に?暮れるジュダ(筋肉ダンディ)、と

混沌としていた。




 そして、再び、香箱座りに戻った私が、大人しくしていると、


「あの~、【神獣デュラーコ】様ですよね。わ、私、モモって言います、よろしくお願いしますぅ。」とリスの獣人ベスティアが挨拶してきた。


「はい。今日は。私の事はルゥナでいいよ。」

「いえ、そんなこと恐れ多いですぅ。わ、私たちにとっては、”神様”にも等しいのですぅ。」

「え?それどういう事かな。私、そんなこと全然知らないんだけど。」


「有無、それは文字通り”神”にも等しかろうな。そもそも獣人ベスティアとは”神獣”と人、の間より”来たる”と記されているのだからな。」いつの間にかドリュー(ケモナー)が復帰していた。


「どういう事なんですか?」

「さぁ、のう、何せ”神獣”と云うものは、お主が来るまで”伝承”の域を出んかったからの。そう云い伝えられとる、ただそれだけ、じゃの。それより………………………そこのサーシャとモモ(信者共)をどうにかしたらどうだ。」


そう言われて、見るとサーシャとモモ(信者たち)が、私に向かって熱心に拝んでいる。と云うか、目の色が怖い。目の中に”エフェクト”が浮かんでいるような……。ナンダロ コノヒトタチ


「えぇっとぉ~。何なさってるんですか?お二人とも。」


「何って。こんなこと、まず在り得ないのよ。自分たちの側に、【神獣デュラーコ】様がいて下さるなんて。」


「そうですぅ。【神獣デュラーコ】様にお会いできる、獣人(ベスティア)なんて、”居ないのが当たり前”なんですぅ。」


「いや、確かに珍しいかもしれないけど…………………」


「まぁ、今は許してやると良い。なんせ、ほぼ本能じゃからなぁ。」


「エッ!どういう事なんですか?」


「つまりじゃ、お主がさっきから、漏らして居る”神気”にあてられとるんじゃ。」


「?」「分からんかの。魔力(・・)を感じやすい『エルフ』とご先祖様(・・・・)を目の前にした『獣人(ベスティア)』じゃぞ。そりゃ、少々おかしくもなろう。」


「それにしては少々、いえ、いささか行き過ぎではありませんこと。」


「いやいや、それより、ミザリーは良いのか?何かあれば、今のうちじゃぞ。」


「妙な言い方を、なさらないでくださいまし。別に、今は特別ありませんことよ。」


「はっはっはっ。今は…………………のぅ。気を付けよ、ルゥナ。気付かぬうちに、”切り売り”されてしまうやもしれんぞ。」


「何かってに、『物騒な話に』して下さるんですの。致しませんわよ、そんなもったいない事。箱に入れて、大事にしまって、もっと愛でて差し上げますわ。」「はっ!わたくしとした事が、はしたなかったですわね。」


「………………いえ、大丈夫です。それよりもミザリーさんは、ひょっとして良い所のお嬢様、だったりするんですか?ぁいえ…………………もし気に障ったら、ごめんなさい。」


「構いませんわよ。ちょっと”裕福な”家の出と云うだけですわ。」


「あれで、一寸とは、中々言うじゃないか。」「あなたの所には負けますわ。」


なんか、色々ありそうだなぁ。じゃあ最後(・・)


「ヨランダさんは何か聞きたいこととか、ありますか?」


「然うよなぁ~、ちょっと気になる事が、あるんじゃけど、いいかなぁ?」「どうぞ。」「うぅんとな、ちと爪を見してほしいんじゃァ。何でも、ドリュー(紅滅姫)とヤリおうたんじゃロ。そん爪がどんな、なんか気になってのぅ。えぇかなぁ?」


「えっと、別に構いませんけど。」


彼女(ドワーフ美少女)の言い草にちょっと懐かしいものを感じながら)


そっと彼女の前に爪を出した。最初彼女は、興味深そうに見ていた…………

……………………………が、突然”爪を”舐めた”。


「うひゃぁぁ~ッ!な、なにをっ?」「いやぁ~、舐めたら、わかるんかのぉ~と、想ぉとったんじゃが………………さっぱりじゃネ。まぁ、ええわ。それより、ドリューはどうするんぅ?結構、きとんじゃろ?」


「あぁ、よう、分かったな。後で、ガロン爺の所へ、持ってこうと思うておった所よ。」


「ンッ。爺ジにはよぅ、言うとこぉ。まぁでも、あんまり、期待せんといてね。」



「それはそうと、ルゥナ。そろそろ、娘に戻った(・・)方が良いじゃないのか?」


そう言われて、彼女が指さす方を見ると、サーシャとモモ(信者の皆さん)恍惚としていた(イッチャッテイタ)




「ひぃぃいい――ッ」




私は急いで”娘”に化けた。そして、最後までジュダ(筋肉さん)の事を忘れていた。



最初は16時を目指してたのですが、長くなってしまい。遅くなり申し訳ございません。

不定期更新ですが、更新時間にあまり、ばらつきが無い様、行ければと思っております。

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