ワタシ ハ……………………………………
そして、森をうたいながら、森にいない件。
誠、申し訳ありません。
さぁ、森へ行きましょう!
7/11 加筆修正
最初目を覚ました時、変な夢を見たものだと、思っていた。…………………自分の前脚を見るまで。
…………………そこには…前足?(それも肉食系?!)があった!
(ナッ!何ッ!!!)
そして、周りを見渡せば、どうやら 大きな洞の中。
少し離れたところに、ぽつりぽつりと生えているのは。
■■が好きだった カラー(オランダ海芋)。
ちょっと、ホっとした。
(……………………………………やっぱ、夢?)
とりあえず、カラーの群生地。その向うに見える水たまり。
ひとまず、そこへ行って、……………………ゆっくりと、覗き込んでみる。
………………(ゴクリ)………映っていました……見事な白虎が!
…………………………………………………モフモフです♡ありがとうございます♡
………………………………「ッナ、ワケアルカァ―――――ッ」
「GhuAARrruuuaaaaaaaAAー!」
嗚呼………どうやら人語も忘れたらしい…………ではなく
ただ「人語を?話せなくなった」と言うべきか。
取りあえずは水を一口。
(うん、おいしい。)
「………………………まだ、夢の続き?」…………………などと、思ってみるものの。
(流石に、味覚まで再現した夢なんて……………それに、さっきの『オチる』夢……)
私は自慢じゃないが、たいてい、夢の内容なんて、覚えていたことがない。
それに、この実感!いくら私でも、ここまでくると……………………………………
ましてや、さっき、水溜り覗いた時。…………………。
ここの天井は”ぽっかり”と穴が開いてて、青空が覗けた。
そこには………………まだ薄っすらと残る月が……二つ《・・》?
起きられるものなら、とっくに起きているじゃないかな。もしくは、ここまで考えている間に、記憶の齟齬なんかで、気づいているはず…………………………………………と思う。
つまり、私はとっくに死んで?………いや………今の状態に作り替えられた?……という事????
私は『恐ろしく』なった。
今までの自分が、全く別のナニカに『変えられる』。
知らず体が震えた。徐に辺りを見回すと…………………………横穴が二つ。
片方はやや大きく………………(外に繋がってる?のか)
もう一つは、少し小さめだけど、『今の』自分が通るのに、大きさ的には問題はなさそうだ。
そして私は、ゆっくりと呼吸を整えると
「良し!」
まずは『外に繋がっているかもしれない』大きい方から…………………………………。
ゆっくりと慎重に進んで見ると…………………………………………
(取り敢えず、危険でなかった事は幸いだった?)
だが………………………………………………………「やはり異世界か。」
そこに横たわっていたのは【竜】
白い皮と骨…………………………………………………恐らくは白竜。
それを見た瞬間…………………
……………………………………(ひょっとすると夢で見た……………………?)
何故か私の視界が……………………………………にじんだ。
気付けば、物言わぬ髑髏に、額を当てていた。
その途端、私を襲う『激しい頭痛』!
(痛ィィ、痛イ痛ィイタイィィィィ……………………………………ッ)
やがて意識が落ちる寸前
……………………………「ありがとう。」………………………と聞いた気がした。
森が遠い……………………
か、必ず、も、もりへ…………
7/11 修正しました。ご迷惑をおかけします。