森と 精霊と…………………
やっと、冒険します。
そして、戦闘描写が………
後、ちょっと長いです。
「イィィィッ!ィヤッホォォォォォォ------ッ!!!~~~~~~~~」
ノリノリです、私。今、ジャングルの中を奔っています。
モーニングスターみたいな【浄炎】を、両手に持って、ジャングルの中を、文字通り、自由自在に飛び回っています。
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最初は、多腕猩々たちと、森の中を移動してる時だった。
皆が沢山の腕で、器用に樹々の間を行く、の見て、自分もやってみたいなぁと………何となく、【浄炎】を弄っていると……?!デキタッ!!
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最初は、【浄炎】でジェット噴射を考えたけど、(神気だぞ?!ジェットどころか、濃縮ロケット燃料みたいなものだよな????)危険ダ!!と気づき、廃案。
次に考えたのは、フック付きのロープ、そう、斥候の人たちが使うとか、使わないとかいうアレ。ロケットアンカーみたいに………………?………………ッ!!
そう言えば、アニメで、モーニングスターにロケット付いた、ようなものがあったのを、思い出した。(好きだったなぁ…水陸両用型♡)
そうは言っても、デザイナー=私。
まず【浄炎】に鎖代わりの尻尾を足します。
次に当然、頭ですね。そして、前足。そう、丸い体に頭と尻尾、デフォルメ調の肉球装備。
(前足も、まるで、サボテンの様にはえてる?!感じ)中々キュートです。
序に、トラ縞入れて、目も足してみようか。うん、トラだ。
ヨシ!今日から、君は【タマトラ】君だ!!
もう一つ作り、『タマトラ君一号』『タマトラ君二号』とさらに名付けた。そうして、起動実験しようと、神気を注いで、樹に向かって………………びゅぅぅぅ~~ンと投げた!
「うにゃあぁぁぁ~~~っ」と鳴いた!!!
「~~~~~~~~ッ!!!」エッ!また、ヤラカシチャッタ(;^ω^)
【タマトラ君】を手元に戻し、じぃぃっと、見つめていると、目線が動き、少し、プルプルし始める………………………「オマエ ナニ?」………………【タマトラ君】に問いかける。
すると、
「タマトラ ダヨ。ヨロシク ゴシュジンサマ」と喋った。
「私は、”誰か?”と聞いてるんだよ。あなた、”ただの神気”だった、はずなんだけど。」
「ゴメンナサイ。ワタシハ ”セイレイ”デス。ゴゾンジ ナカッタンデスカ?」
「ホラ イツモ アナタノ「うわ------っ」ヲ「――――ッ✿✿✿」シテイルノモ ”セイレイ”デスヨ。」
その後、話を聞いたところによると、神気を、魔素や、環境整備に利用しているのが、彼らだと云う。よく分からんが、すごい子たちなんだなぁ。
それにしても何で?と聞くと
「ツイ タノシソウ ダッタ」との事。
「………………。」
もう何と、言っていいのか。
聞けば、自然と【タマトラ君】に、なってたノダ、と云うし(………………放置、一択かなぁ?)
どうも、【タマトラ君】と命名したことで、自我が芽生えたらしい。
「じゃあ、私のことは「神獣様ダヨネ」いや、『ルゥナ』でいいよ。っていうか、ちゃんと、喋れるんだよね!!」
「ソンナこと ないヨー」
「………………………………オイッ!!」
「ごめん、ごめん。つい、楽しくって♡」
「だって、中々、話しかけてくれないし、わざと、目立つように「―――✿✿✿ッ!」運んだりしてたのにっ!!!」
「あれって、わざとだったの?それに、自我、無かったんじゃないの?」
「うん。頑張りました♡っていうより、自我が無いのに、あんな事や、こんな事出来るって、どんな凄い魔道具なんだよ!」
「ごめんなさい。」
「うん、よろしい。」(どや顔)
(う~わ~っ。リアル”ドヤ顔”初めて見た。)「じゃ、これからもよろしくね!」
「任されたっ!」
「ところで、あなたは”風(もしくは大気)の精霊”でいいのかな?」
「そうだよ。属性は大気ね。そして、あの「――✿✿ッ」してたのが、大地だよ。」
「ありがとう。ところで、乙女のたしなみって知ってる?」
「『”乙女の雫”は甘露でござる』ってやつだよね。」
「違ぁ~う!!とにかく、気を付けてネッ!!!~~~。」
「うん、分かんないけど、了解。」
精霊に♂♀の区別がないことを知るのは、もっと、ずぅっと後のことだった。
あの実験の後、皆に【タマトラ君】自慢したら、まるで幼児を見る目で見られた。体は美少女、心はおっさん、マキャベリズムって、なんじゃラほい!の私が、色々耐えながら、聞くと、ハッキリと観ることが出来るのは、めったにないが、存在は知っていたそうだ。何でも、それがわかると、森で過ごし易くなる、と謂う。生活の助けになる、というと、”家妖精”を思い浮かべるのだけど、似たような感じかな。(木の実の場所や、たまに天候すら分かる、って言ってたっけ)
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ずっと、夢でした。こんな風に、森の中を飛び回る………(そういや?私、お猿さんに森の歩き方、習ったよね?……私って………リアル・サルトビ○○○?……シマッタ ワタシ オンナダッタ)
私の憧れは、神の名を持つ方だったけどね。町があるらしい、と云う西に向かいながら、そんな事を思い返してたら、いつの間にかジャングルの中に、入り込んでいた。私は、用心のため、一旦地上に、降りることにした。
念のため【本性】に戻った私は、ゆっくりと、ジャングルを掻き分けて行った。身体が頑丈で良かったよ。
暫く進むと、道の様なものがあるのが、分かった。道、と云ったが、実際には草が踏みしめられたり、土をのぞかせた地面がある、と云うような感じだ。所謂、獣道だな。
更にその獣道に沿って、しばらく進むと………………何やら、争っている気配が?感じられる。
その気配に向かって、辺りを探りながら、慎重に進んでいくと
そこは正に、戦闘の真っ最中。
冒険者と思われる、四人組と、”大百足”が向き合っていた。
四人組は男、女二人ずつ。
男のうち、一人は剣士、もう一人は楯士。女の方は、魔術師だろうか?長い杖持っているのと、あと一人は、短い錫杖を持った聖職者?の恰好をしている。
それに対峙してるのは、大きな百足、確か『アグロノーシュ』と云ったか。
そいつが、今にも噛み砕かんと、上体を持ち上げ、威嚇している。その高さは、私が(後ろ足で)立ちあがったのより、高く、大きな牙をガチガチと鳴らしている。
一方、冒険者は剣と盾を構え、大盾をもってにじり寄り、魔術の詠唱を始めている。
さて、私はどうしたものかと、息をひそめていると
「ヨシッ!やってくれッ。マチ」剣士が、構えながら指示を出す。
「………………………………。」無言で、大盾を構え踏ん張る、大男。
「行くわよッ。レイン サンダー!」
魔術師の女が術名を唱えると、紫電の嵐が大百足を襲った。
「GHIYYYEEE—―《ぎぃぃぃゃぁぁァッ--》」大百足が叫ぶ。
「ヤラレテタマルカ、ヤラレテヤルワケニハ イカナインダヨ ニンゲンドモ!!」
と、彼女(大百足)の声が、聞こえてきた。
驚く私を余所に、戦闘は激しさを増してゆく。剣士が斬りかかる、大百足は硬い甲ではじくが、すかさず盾士が大盾で抑え込もうと、踏み出したところで、大百足の体当たり。それを、横目に、剣士が胴を切り払おうとするも、すんでに交わされる。
そして
「行くわよ。ジャベリン ファイヤー!!」
HYuGooow---!燃え盛る、炎のやりが大百足に迫る。
DHOGHPAAAA-N!!
真っ赤に染まる視界の中へ、剣士と盾士が突っ込んでゆく。
「神を讃えよ!!ライズ エンチャント エナジー!!!」聖職者の女性が、付与の聖句を唱える。
さすがの大百足も、すでに息、絶え絶えだ。足も何本か切り飛ばされ、至る所、傷だらけ………………………………。
「嫌だ。いやだ。まだ、死にたくない。まだ……………こんなところで……死にたくないよぉ………………………………」(大百足の声が聞こえてくる。)
「今だ、グレンゴ。とどめを刺せっ!!」
「了解。ロドス!マチは発動待機っ!」
仕留めにかかろうとする四人組。
「これで、素材ゲットだ!!依頼、完了だぜ。」
今まさに、剣を振り下ろそうとしている男の、言葉を聞いた瞬間。
私は飛び出て、咆えた。
「GghaaaaaRrrrr!!!」
突然の咆え声に攻撃を外し、飛びのく剣士。そして、他の三人も、一斉にこちらを見た。固まる四人の前に、ゆっくりと歩み出る。
「大百足よ。聞こえているなら、とっとと逃げろ。こいつらには、ちと用がある故。」
然う、大百足に声をかけると
「このご恩は生涯忘れません。いつか必ず…………………」
それだけ言うと、大百足は残った足で(私の)倍はあろうかという体を、ズルリ、ズルリと引きずりながら、ジャングルの奥へ消えて行った。
さて、残った四人は?というと。
じっと、固まって、こちらの様子を見ていたが、
いきなり、斬りかかってきた。
サッと、交わすわ私。もちろん、、こっそり会話しているのも分かっていた。どうやら、脅威と判断した、らしい。(強さのほどは分かってないようだけど)その後も、次々に斬りかかり、盾で殴り掛かってくる。終いに、魔術も打ち込んできた。全て交わし、はじき、無効化する。
そして
「クソッ!まったく、通じねぇ!」
「………マズイ。」私に盾を叩かれた、大男が、大盾を持ったまま、ふらりと下がる。
「何で効かないの?全然、無傷だ、なんて。」
「エンチャントも切れちゃうよぉ…………………。」
「クソッ!撤退するっ!5,4,3,2,1、今だ!!!」剣士が合図とともに、鋭い一撃を放ってきた。
それを、思いっきりはたく!!剣を持ったまま、吹き飛ぶ剣士。それを盾士がすぐさま抱えると、自身の大盾もろとも、担いで走り出す。他のものも、遅れまいと走り去る。
やがて冒険者が見えなくなるまで、見送った私は、次の行動に出ることにした。
まずは、大百足だ。
何となく助けてしまったが、それが良かったのか、気になる。だから、追いかける事にした。幸い、匂いは残ってるから。
それを追って、私は、ジャングルに入っていった。
こんな感じで、ちょっと中途半端だったでしょうか?
この後
「追跡」
です。
どうぞよろしく。




