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つまり 私が異世界電池 / 神獣と私と異世界と  作者: 弦紐 かえる
神気増槽
1/24

オチる 私

 人生初、執筆。拙く、読みづらい所もあるかと思います。TSしますので、気にかかる方はブラウザバックでお願いします。


7/10 加筆修正

私は、森を歩いていた。

足裏に伝わるしっとりとした大地は草に覆われ、まるでグリーンベルベット、古代神殿の柱を彷彿とさせるような大樹が、何処までも続く……って!

確かにセコイアの様な樹が、沢山生えているけど………………………………ここ何処?






                   






 私は、オチていた。

いや、正確には そう感じていた。



 ずっと昔子供のころに、似たような感じを味わったのを、思い出した。ちょっとした『不思議体験』と云うヤツだ。まぁ、ぶっちゃけると『幽体離脱』と云うやつだ。もちろらん、証拠なんてないし、確認したわけでもない。ただ周りの話や、その時の自分の”感覚”で、多分そうなんだろうなぁ、と思っただけだ。



 そんな自分が電波(・・)?かどうかは、おいといて、今の状況……。


(どこへ向かっているんだ?)



その時は、こんな事になるとは知らず、ただ、のんびりと、いつもの『変な夢』のつもりでいた………………………………………………………。



やがて『オチル』のに慣れだした頃



(少々、時間かかり過ぎか?)



等と思っていると、先の方に、白い明りが見えてきた。



(ようやく、終わりか。)



それは、ドンドンと大きくなり、やがて、その中に人らしきモノが、”左を下に”横たわっているのが見えた。





『らしきモノ』と言ったが、それはまるで……………………………………………。







 然う、まずそれは、女性だ。腰までありそうな長い白髪で、白装束のようなものを着ている。

左を下にして、手足を投げ出すように倒れていて、臀部からは、…………………………太増しい、鱗の生えた尻尾が、覗いている。



然う、シッポだ!……………………その尻尾も又、髪や肌と同じく真っ白で、唯一、薄っすらと開けられた、瞳だけが紅い(・・)







 すると突然、何かに気付いたかの様に此方(・・)を見た。










驚いた!…………………………………いや思わず『声にならない叫び声』を上げてしまった!








「―――――――――――――――――ッ!!!」








 それには……………………………………無かった。



……………………………………いや亡かった(・・・・)と言った方がいいのか?




 顔を上げた彼女の、『額から眼窩・・・を含めて左頬を過ぎ、側頭の一部』に至るまで

…………………………肉がごっそりと…………………………

皮膚はおろか筋肉(・・)すら何も無く…………………………………………

………………………………………………………………………………………………………

……………………………………骨が、じかに見えていた。









            (そして彼女が、何かを呟いた。)






それを聞いた私は






「アァァァァァァァaaaaaaaAAA---ッ!」。






 ただ只管、叫び声を上げながらオチていく自分…………。思ったのは『恐怖』か? 

否、……………………ただ…ただ只管…………………………あのヒトを助けたいと、思ってしまった。






正直、「どうかしてた」としか、思えない。どう見ても、助かるようには見えなかったし………………。


でも、その時確かに、願ってしまった。




「助けられるものなら、助けたい!」と。




正直、なぜそう思ってしまったのか、いまだに良く分からない。

なぜ彼女がそうなったのか?病気のせいか、それとも本人の徳の、為したところか? まして、彼女は、只人ではない。






それでも




 それでも、理不尽(・・・)に、『ひとが亡くなる』のは堪えがたい!



   ……………………………………ただそう思った。






                 …………………………そして気を失った。









      ――――――――――――― 暗転 ――――――――――――――











(馬鹿だよなぁ…本当に馬鹿だ。何もできないのは、分かっていたのに………………。)







それが『今』へと繋がるわけだ。





 


 


 こんなものを書いてみました。いかがだったでしょうか。よろしければ、今後ともお願いします。

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