赤い細いもの(imageskit)

Ａ子はお腹がペコペコだ。家に帰ったら、なんと家の玄関の前で赤いミミズが大量に蠢いていた。Ａ子が唖然としていると隣りの住民がやって来てホウキとチリトリで、それを掃き始めた。どこからかパックに入った焼きそばが用意され隣りの住民がそのパック入り焼きそばの上に、細い体をくねらせてモゾモゾしている赤いミミズ達をチリトリから移した。その瞬間、それは紅しょうがになったのだ。隣りの住民は、その焼きそばをＡ子に渡した。「自分ちのものは自分で処理してね」