プロローグ
処女作なので至らない点ばかりだと思いますが精一杯頑張りますのでよろしくお願いします。
ここおかしくねとかこうしたほうがええやんとかその他アドバイスがあれば、ばんばか送ってください!!
参考にさせていただきます!
俺の名前は本多忠宗。
私立鳳堂院学園高等学校の一年生だ。
鳳堂院学園とは幼等部から大学まで一貫している由緒正しき名門校で、皇族や元華族、日本の未来を担う大企業の子息や令嬢しか入学を許されていない。偏差値はもちろん日本トップクラスで部活動にも力を入れていて、全国大会常連の強豪校である。
ではなぜそんなすげぇ学校に俺が入学できているのかと疑問に思う人もいるだろうが、既に歴史好きの人は俺の名前を見て、「あれ?」と思った人もいるかもしれない。
そう何を隠そう俺はあの有名な戦国武将、本多忠勝の子孫なのだ。
本多忠勝と言えば徳川家康に使え、その四天王の1人に数えられた。戦では1度も手傷をおったことが無い最強の戦国武将の1人として知られている。
その本多忠勝の流れをひく忠勝系本多宗家は、江戸時代では譜代大名として江戸幕府発展に尽力し、明治時代に入ってからも華族として高い位を叙爵されてきた。その本多宗家第32代目現当主、本多忠清の嫡男がこの俺である。
ちなみに俺には弟と妹がけっこーな数いる。次男忠岑、三男忠輝、長女久、次女桐だ。やはり跡継ぎは多いに越したことはないだろうし、妹たちはいずれ他の有名な家に嫁ぐことになるのだろう。
元華族であり、父は当主であると同時に、大手企業「株式会社本多グループ」の代表取締役社長でもあるため、幼いころから何一つ不自由なく暮らすことが出来ていた。ちなみに会長は俺の祖父にあたる本多宗家前当主 本多忠徳だ。
また戦国屈指の槍の名手である祖先の影響だろうか。父も俺も弟たちも武芸に天賦の才を持っていた。俺は中等部の時に掛け持ちで入っていた剣道や柔道、弓道などの全国大会に出場したが、正直同年代では全く相手にならないほど圧倒的に優勝した。唯一父だけには歯が立たないのだが、それ以外の奴に負けたことは無かった。
とまぁ自分語りはこの位にして俺は入学式の時間が迫っていることに気づき、支度を整えて家の正門に向かった。そこにはうちで雇っている側仕えが車のドアを開けて待っていた。
「お坊ちゃま、今日は入学式でございます。こんなにも立派になられて側仕え一同感激しております。」
「あぁありがとうなんだが時間がやばいから世話話は後で聞くよ」
俺はそう言いニカッと笑って急いで車に乗り込んだ。
「大急ぎで頼むぞ。遅刻すると我が家の名に傷がつくかも知れないからなっ」
冗談半分で運転手に話しかけた。
「かしこまりました。」
そう答えた運転手はいつもよりスピードをだして学校へ向かった。しばらくすると、どこかの貴族の豪邸かと思うほど巨大な建物と立派な門が見えてきた。
「何回見てもすげえ校舎だよなあ」
そうほぞっとつぶやくと門の前で車が止まった。
「お坊ちゃま。到着しました。」
「ああ、ありがとな。行ってくるわ」
一言側仕えに礼を言ってから車を出て、門をくぐるといきなり後ろから声をかけられた。
「おーーい!忠宗ー!」
振り返ると大柄の男がこちらに走ってくるのが見えた。
「おう!おはよう直輝」
「ふぅーギリ間に合ったわ」
こいつは幼等部の時からの仲で大親友の井伊直輝だ。
この時点でほとんどの人がわかったと思うが、直輝の祖先は俺の祖先と同じ徳川四天王の井伊直政なのだ。
途中です。
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