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5、あっちもこっちも青々としてる

ブクマありがとうございます!(=゜ω゜=)わぁい!


あと、すみません、気づいたら1話と2話に”改稿“表示が!!!改稿してません、まだ使いなれてなくて気づいたときにはポチりしてた……んだと思います(記憶にない)


編集ページ行ったり来たりはいっぱいしてるから、多分ソレ……!ごめんなさい!改稿無しの最初から、そのまんまですすすす、うぁぁぁ…消せないのかなこの表示………


⦅追記⦆

本当に改稿したので大丈夫になりました!

「岩って墓石の隣の岩?」

マーチは首を(かし)げる


「それです」


「それだよ。昨日は有ったって話だったろ」


「うん。え?それがどうしたの?盗まれたとか?」


(岩なんて盗む人居るんだろうか)


ギュスターヴとカルロスは顔を見合わせている。


「まだ盗まれていた方がどれだけ良かったか……」


「ははっ無理ってわかってて呟くなよカルロス。ん、マーチ、実はあの岩な単なる岩じゃあないんだよ。」


「ギュスターヴさんっ職員じゃない人にはっ」


「俺の娘だ。むしろあんな所に墓立ててる俺もワリィし、マーチも契約してなくても、誰にもしゃべんねぇよ。な?」


(契約って確か教会が発行してる、強力な、口外しないことを誓うアレのことだよね)


「カルロスさん、心配でしたら一筆書きます」


カルロスはマーチの顔を確認して


「いえ、私が不躾でした。」


「うん。でだな、あの岩は“魔獣封印の岩”っていう特殊な岩でな、中から魔獣が放たれない限り消えない岩なんだよ。あそこからはどんなに押そうが引こうが持ち上げようが、絶対に動かない。封印が解けて魔獣がでて砂にならない限り、な。盗むなんて出来やしないんだ。」


「えっ」


「不審人物とか近くで見かけてないか?」


「………見てない」


「くそー手がかり無しかぁ」


そう言いつつ手元の書類を盛大に落とす。


(お父さん、隣の人すんごい睨んでるよ!)


「やっぱりそのお墓参り後からギルドが開く前の間に何者かが封印を解いたと考えるべきでしょうね」


机の上でバラバラになった書類を束ね直しながら、青筋が立っているカルロスさんは意見を述べた。


(カルロスさん、お父さんが御免なさい……)



(デルさんが近くに居たと言うべきだっただろうか)











「マーチちゃんお帰りーどうだったー?」


「ジークさん…え、と、役にたてそうに無かったです。」


「そかそか。しょうがないよ、誰も予想してなかったからね。もし何か気になることとか思い出したら教えてね」


ジークは誰が聞いてても大丈夫な会話で、適当に大事な部分を入れ込んだ


「はい」


(魔獣封印の岩かぁ)

チラリとデルの事を見る


「所でギルド内はどうでしたか、デルさん」


「……」


「デルくんね、冒険者登録しちゃった!」


「はい!?」


「この街来たばっかりで仕事も見つけないとって言ってたから、ホラ、ギルドカードは証明書代わりになるから、便利だし」


(ジークさんほんと仕事出来る人だなぁ。抜け目無い。商人でも行けると思う)



「デルさんはそれで良かったですか。冒険者って面倒も多いと思いますけど、その辺は聞きましたか」


「聞いた。しかし、折角だからな、仕事が合うかやってみて確認するのも悪くない」


(じゃあついでにエルフ様っポイ格好して冒険に出てくれたりしませんかね。元々がソレっぽいから、絶対似合うと思う。いや、似合わないなんてことない。エルフ様エルフ様エルフ様エルフ様…………………)


「?」


「ごめんねデルくん。マーチちゃん、多分大好きなエルフについて考え始めたんだと思う。覚めるまでちょっとまってて」


慣れたものである。







「防具とか見ますか?」


冒険者ギルドから離れてからすぐに聞いてみた。デルさんは冒険者風の格好ではない。その辺にいるラフな格好だ。


「多分無くても行けると思うのだが」


(まあもしデルさんがエルフ様だったら、要らないわよね。うん。)


「じゃ装備は?何が得意ですか?剣、弓矢、ハンマー系統、体術、魔法色々ありますけど」


「魔法と投擲(とうてき)武器が得意だ。今は持ってないがこの町に売ってるか?丸型で回りがナイフになってる武器が一番使いやすい」


「チャクラムって武器です!わぁぁぁぁ使ってるとこ見てみたいです!それなら私持ってるんでちょっと草原行ってみませんか!!よし行きましょう!すぐ行きましょう!」


デルがウンともスンとも言わないのに彼の背中を強引にグイグイ押していく


(今持ってるとか言ったか?え?投擲武器を?)


「ちなみに小型のアダマンタイトナイフから、伝説の聖剣、ミスリルの弓矢とか揃ってますから遠慮しないで下さい!」


デルは青ざめた

デルの体から少し力が抜けた為、背中をグイグイ押す力は変わってないのに、さっきより前に進むのが早くなる。


「えっまて、今さらだが、お前何者っ」


「ただのギルマスの娘ですよー」


「ただの娘が持つような物じゃない名前がゴロゴロしてたのは気のせいか!?」


「あー私、集めるの趣味で!」


「趣味で集まる物でもないと思うが!!!」


デルは青ざめ、マーチは笑顔だ。


「それにホラ、何者かなんて言い始めたら、デルさんこそ人間ぽくはなってるけど魔物ですよね!」


デルが止まり、それに伴いマーチも止まる。


「いつから…最初から?」


ポツリ……とマーチに聞こえるか聞こえないかのぎりぎりの声量でデルは呟いた。


「私、口は固いので信頼してなくても安心はして下さい。個人情報流出だなんてなったら、冒険者ギルドに(たずさ)わる人として名折れなので。ほら、草原つきましたよ」


マーチは変わらずデルに笑顔を見せている。デルの方はもう青ざめてはいないが、冷めた目をマーチに送っている。


「“仕事が合うかの確認”じゃなくて“久々に動かす体を慣らしていく為”でしたら、私、断然、色々とお手伝いさせていただきますよ!」


ふんすっとマーチから鼻息がなる。


「どこまで気づいて……ギルドマスターの親類っていうのは、皆このように色々凄くて色々と…………こういうものなのか?」


「そうです!」


『それは違う』という当たり前のツッコミを入れる人間が誰も居なかったことがデルに誤った知識を植え付けた。


「そ、そうだったのか」



今のところまだ序盤なのでハイペース投稿になってしまってますが、徐々に更新速度遅くなっていくと思いますので、もし少しでも気に入って頂けたらブクマとか、☆《星》のシステム?とか、よろしくお願いします(=゜ω゜=)キラキラ



ここまで読んでいただきありがとうございます!


次回につづく。(あとがきは続きません)



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