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7 その頃の天界

~天界にて~


えぇえええ!?竜一君の妹に彼氏できたの!?まじでぇぇええ!?これはある意味一大事だわ!!


「ねえねえ!面白さを司る神~!私がちょっとだけ手を加えて転生させた竜一君の生まれ変わりの竜二君っていたじゃんー?」

「あ~そういえばいたねー。それで?」


スナック菓子を食べながら漫画を読んでごろごろしている面白さを司る神は邪魔をするなと目で訴えながら気だるそうに返事をした。


「竜二君視点だとお姉ちゃん、つまり桜ちゃんに彼氏ができたんだって~」

「あら、それはおめでたいことじゃないの~。」


この言い方、明らかに漫画に集中していて私の話を聞いていない。それにしても面白さを司る神がネタ提供してくれた兄妹のことなのに興味無さすぎじゃないか?


「でも竜一君のとき妹への執着すごかったよー?大丈夫かなー?」

「あれ?転生すると記憶ってなくなるんじゃなかったっけ?そこは心配しなくてもいいんじゃないの?」


おや?少し興味が出てきたのかな?漫画を読むのをやめて質問をしてきた。


「たまーに記憶が戻っちゃう子がいるんだよー。まぁ確率はすごく低いんだけどねー。あ、この世界の中でのルールの話だから別世界だとちょっとルールが変わるんだよー!」

「それなら心配いらないんじゃない?あなたが竜一君にお願いされた『ツインテールの女の子が側にいる環境』はしっかり提供しているし。あと他の世界の話は今はどうでもいい。」


面白さを司る神は一言余計だな。せっかく興味持ってきたから話しただけなのに。


それにしてもあの子達のことは不安だ。でも私は転生を司る神だし下界のことへの干渉はできない。んー、この兄妹?姉弟?のことはこれからも観察していこう。これからどうなることやら。

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