超プリン体なりの、なろうの歩き方(よちよち
やあみなさん。超プリン体と申します。幼い頃から作家をめざし、修行を積んではきたものの、まだちっちゃな絵本コンクールに一回応募した実績しかなく、しかも落選であった(しろめ。そんな、しょぼい執筆経歴しか持たない私ですけれど、作家という夢はずっと持ちつつ、創作を続けていきたいなーと、思っています。
んでね、私がここ、「小説家になろう」に初投稿させていただいたのは、2018/03/12、ほんの数週間前なのですけれど、その時、ものすごくびっくりしてしまって、白目になってしまったことがあります。でもその事実については、後で語るとして、ちょっとその前に、前ふりをさせてください。
さて、前ふりですけれども。この「小説家になろう」というサイトでは、結構「なろう系小説」についてのエッセイや、「なろうでの心構え」みたいなエッセイが、多く投稿されていますね。私はこれまで、いくつかの小説投稿サイトを渡り歩いてきたのですけれど(と言っても、ここ数年あるいは十数年ほど、小説投稿サイトというものから遠ざかってはいたのですけれど)、これほどまでに運営への感想というか批判というか、悲鳴のようなものが投稿され、しかもそれらがサイト利用者によって、並々ならぬ注目を浴びているというサイトは初めて見ました。でも決してそれらは、運営を批判するではなく、
「なろうに不満を持ってしまうのは、そう感じてしまう自分のせいなんだ!」、
とか、
「僕たち作者が気持ちよく投稿できるように、読者のみなさんも、積極的にポイントとかブックマークをしてくださいね」
とか、
「なろうに投稿するというのに、勇者もハーレムも異世界もなしとな? は~~~~ん?」
とかwwww
そういう、なんと言いますか、小説でいうなら「一人称視点」で語っておられる人が多いような気がするんです。そりゃあね、いい読者がいい作者であるとは限らないし、逆もまた真なり。だからどちらかの視点に偏って考えてしまう人が多いのは事実なんだけどね。でも私はね、その両方に立っての、「神視点」でこのなろうというサイトを見てみました。その結果をここにご報告するとね……。
1.作者視点
うっひいいいいwww 一日数千作品が投稿されるって、なんやねんwww お前ら、どんだけ暇やねんwwwww しかも、せっかく1時間かけて1話投稿しても、20分くらいしか見てもらえないやないか~~~いwww さらに!! 見てもらえても、ブクマもポイントももらえへんのか~~~い、なめとんのか~~~~いwww ルネッサ~~~~ンスwwww あ、でも、下手にコメントとか付けられて、それへのお返事で時間を割かれてしまい、本題である小説執筆が出来なくなってしまうのも本末転倒だ!! だったらブクマもポイントもいらないぜ!! 俺勝ち組www ヒイイイハアアアwwwww
2.読者視点
読者です……。一日数千もの作品、とてもじゃないけど、全部読めんとです。速読スキルの、レベルがカンストしたとです。せめてブクマや、ポイントをつけてあげたいとですけど、妙に絡まれても怖いし、読めてない作品が多い中で、読めた作品にだけポイント付けるのも不公平だし、いろいろ考えると、どうしても読み専、ロムになってしまうとです……。それにそもそも、「なろう」って純粋な読み専って、何人いるんでつか? どうも俺だけが、必死こいてブクマとかポイント付けしてる気がするんでつけど……。それとも、やっぱりブクマとかポイント付けって、マナー的にはしない方がいいんでつかね? うーーーん、おら、ちょっと自重するだよ? あ、たぶんそれを作者さんも、望んでるかも知れないしぃいいい。ポイントやブクマも、ご迷惑をかけるだけかも、すぃれないすぃーーー。
3.神視点
うおおおおお、作者様たちの投稿量すげええええwwww はんぱねええええええぇえぇえ(しろめw これでは俺様の投稿した小説は、まさにナイル川に一滴の清涼剤を落として満足しちまってる感!! 空前絶後の、前代未聞の供給過剰な読み専泣かせの投稿サイトだぜイエエエエイwwww
……。どうでつか? これ、みんな思っていることでつよね。一日に、せいぜい10作品前後が投稿される程度ならば、何の問題もない。だが一日に3000作品も投稿されるようになるとね、この方法では破綻するよね?
でね……。このエッセイの最初の方で私が書いた、「小説家になろうに初投稿した際に、わがはい(?)がびっくりさせられたこと」について書くよ。それはね、もうすでに書いちゃったけど、「一日に数千もの小説が投稿されるまでに、小説というものが注目を集め始めていたのだという事実を、今更ながらに知ってしまったこと(死亡」
以前はね……。超メジャーな小説投稿サイトでも、1日に多くて10作品程度。仕掛け人とかがイベントを仕掛けたとしても、1日の最大投稿作品数は、30作品程度だった。というのは、2007年。今からたかだか、10年ほど前の状況だ。10年でそれが、300倍に増えたということだ(白目。おい、お前ら小説書きすぎwwww 小説好きすぎだろwwww まあ、私も大好きっこだから、人の事は言えないがねwwww
どうだろう? おわかりいただけただろうか?
要するに私が考えるに、「なろう」というサイトはもうスタイルが古いんだと思う。いや、もっと言えば、「小説」というものへの期待感が、サイトの運営スタイルや、技術を追い越してしまっているんだと思う。そんな状況にあって、なろうをこのまま使い続けるのか否か……。そんな判断が今、我々投稿者や読者に、問われているのではないだろうか? ぬーーーん。
※全方向に対して煽るようなこのエッセイ、大変申し訳ありません。でもこれが業界に投じる一石となり、何かがいい方向に変ればいいなと思っています。
あ、もしよかったら、お気軽にブクマやポイント、コメントくださーい。いえーいw