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恐怖

誰かに頬を叩かれている


(やめてくれ…寝かしてくれ…眠い…)


仕方なく起きて、体を起こす

すると頬を叩いているのは水滴だった


「なんだ水か…」


再び寝ようとすると常人でも気づくような邪悪な気配を感じる


「なんだっ!?」


すると洞窟の入り口に何かがいる…


恐る恐る岩の陰から入り口を覗くと


明らかに地球上の生物ではないものが1匹徘徊している


目は赤く、手には鋭い爪、長い牙を持ち、体は全体的に紫で、4足歩行で歩いている


(なんだあれ…?)


俺は恐怖で体が硬直してしまう


(逃げないと…)


分かっていても体が動かない


(ヤバい!動け体!)


そして怪物が洞窟の奥に歩いてくる


(いやだ!くるな!)


願いは虚しく叶わずに怪物はとうとう俺を完全に見つけてしまった


怪物が走ってくる、そして俺の腕を爪で思い切り引っ掻く


腕に鋭い痛みが走り、俺は腰が抜けてしまい、尻もちをつく


「っっ、痛ってぇ!」


血が止まらない、血が溢れ出す


そんなのを気に留めず怪物は再び飛びかかってくる


「うわぁぁっ!」


俺は本気で危険を感じ、ようやく動く

だが、腰が抜け立てないので、四つん這いで移動している


もちろん逃げ切れるはずもなく、頬を爪で引き裂かれた


恐怖と激痛で意識が遠のいていく


薄れゆく意識の中俺の目には怪物の脇に人がいたような風に見えた


そして完全に意識を失う…



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