jewel2...君の好きなもの。
想い返せばきれがないけれど君と私の歩んできた歴史は深くて長いものだったよ。君と私のっていってもただ私1人のものだったかもしれないね。私はどんな小さなことでも君とのこと、忘れることなく全部全部覚えているけれど君はどうかな。君の中に私はどれくらい居るのだろう。君が歩んできた歴史の中に君の心の想い出の中に私は居るの??こんなに一緒に居るのに伝わらない。届かないよ。
『中條』
『…え?』
『これ…プリント』
『あッッごめん』『いや』
私と小泉は席が後ろ前なんだ♪
嬉しいような嬉しくないような。何だか背中が熱い。
髪…変じゃないよね?
制服、ごみついたりしてないよね?
見てるはずなんかないのにね。
私のことなんて視界に入ってるわけないってそんなこと言われなくても分かってるよ。でもやっぱり気になっちゃう。何か話かけなきゃ。せっかくこんな素敵な席になれたんだから。いっぱいいっぱい話たいよ。どんな小さい事でもいいんだ。どんなにささいなことでも君とただ、会話が出来る。それだけで良いの。勇気を振り絞って後ろに振り向かなくっちゃ!!
『あのッッ小泉』
『ん?な〜に?』
『いや…あの〜あのさ』
『うん!何?(笑)』
『えっと…今日天気良いよね』
『え?あ〜…そうだね。』
バッカみたい。
こんなつまんない話題で楽しい会話になんてなるはずがないのに。
バッカみたい。せっかくこんな席になれたってこんなんじゃ全然意味ないよ。
私は私が嫌い。
君が好きだから。私は君の好きなものが好き。大好き。だから君が私を好きじゃないのなら私もこんな私好きじゃないよ。
教えて下さい 神様。あの人は何を見てる?何を考え誰を愛し誰のために傷付くの?
君の好きなものを教えて。君は何を好きで何が嫌いなのかとか。何を見て感動するとかどんなこと考えてるとか。誰を想っているんだとか。君の好きな人になりたい。
私の夢はただそれだけです。
ただ君の横に居られれば良い。
君とどうってことないことをいつまででもずーっとお喋りしてただ笑い合う。たったそれだけだよ?私ってわがままなのかな?欲張りなのかな…。
教えて下さい 神様。あの人は何を見てる?何を考え誰を愛し誰のために傷付くの?




