三章三節……時の歯車
だんだん物語が面白くなると思いますよ。
「うーむ……まだ着かないの?」
「まだだろう。ボス落ち着け」
「でも……」
「もう少しで着くと思うから、ゆっくりしといた方が良いだろう。今の内に寝といた方が良いかもな。着いたらゆっくり寝られないと思うし……」
「うーん……確かにキツイかな?」
「あぁ、俺達はまだしも、ボスみたいに、戦いに慣れていない奴はキツイだろう」
「そうだね。んじゃ私は寝るね」
「あぁ……お休み。優奈お前も寝てきたらどうだ?」
「私は……平気だ戦いに慣れているからな」
「だけどよ……お前、ボスが戰を探しに行ってる時、寝てないだろ?」
「私は大丈夫だ!」
「しかし、お前は戦力になるだろ!」
「だが……私がいないと敵襲等に対抗が……」
「大丈夫だ!そん時は、お前を起こすからさ。だから寝といてくれよ」
「分かった……ショー、お前は寝なくて大丈夫なのか?」
「俺はさっきまで、寝てたからな。ほら、早く寝てこい」
「あ、あぁ……それじゃあお休み……」
「あぁ、お休み……しかし遠いな……」
「あぁ、これで……まだ半分も行って無いんだろ?」
「あぁ、そうだ……戰の奴速すぎだろ……ところで、お前はどう思う?」
「何が?」
「戰を連れて帰れるかって事……」
「それは……分からないただ……」
「ただ?」
「頑張って連れて帰れる。皆死なずにな!」
「そうだな……それを目標に頑張るか!」
「あぁ……」
(ガシッ!)
ショーと秀は腕を軽く組み合った。
▲▼▲▼
「しかし暇だな……」
戰はそう呟いた。
「こっちから向かいたいが、方向が分からないからなぁ。分かってたら行くんだが……はぁ暇だ……」
戰はため息をついた。
「こっちから来てそうだから行って見るか……。まぁ、暇潰しにはなるだろう。散歩感覚で行こっと!」
そして、戰は歩き出した。それも由香里達の方向に……。
さぁ、戰達は出会ってどうなるのか!?