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俺クシ、アマゾネス系お坊ちゃんでッスわ〜!  作者: 沈椒肉絲
運命の交差
4/10

開始早々、狂気と言えばここがピークだったよ…後は緩やかだった(後日談)

文字数がかなり長く、また誤字脱字なのがあると思いますがご了承の上、読んで下さい。

それらが嫌な方は同じジャンルの総合文字数で上位にある小説読んだ方が有意義です。

いや絶対有意義です。人生幸せになれます。

「TUEEEE!!! お糞強ェェェェッスッわぁっ! この礼装(装備)がある限り、今の俺クシは敗北(まける)気がしねぇスッわ!」


 ゲームと言うのは古今東西、様々な種類がある。

 しかしてそのどれも同じものは無い。


 要素として被る物があっても完全に被る事は殆どない…だが、この御時世、クリエイティブに溢れた世界において"完全なオリジナル"と言うのはもう無いと言ってもいいだろう。


 禁断の果実。

 アダム。

 創世記。


 そんで奴の装備を相まって非常に「鎧」「武将」のシリーズを彷彿とさせる。

 いやまあテーマ的に被る物があるんだろうが……とまあ、詩人的な事を言ってみたが、これは今の俺のHiなテンションとは反比からくるものである。


 時を巻き戻すことおおよそ4時間前。

 初犯は勿論俺にあった。






ーー1


 時代の流れは常にその時代の支配者に反して進む。

 いついかなる時代においても同じ支配者が君臨し続けた事はない。

 だからこその刹那なのだ


 ……けど、振り返れば短く思える刹那でも、その間に生きた者からすれば充分な遅滞、永遠にも等しい瞬間になる。


 例えばそう、目の前の長ったらしく流れるプロローグとかがそうだ。


(なーんで技術が進んだ現代でその最先端を行くゲームがスキップ機能を搭載してないんだよ……)


 今この時だけは俺を蝕む最悪の支配者であるプロローグこと世界観解説は、始まりの街に着くなり始まった。

 おそらくフラグは特定の街に入ることだろうな。定番中の定番でチュートリアルに沿って歩を進めたら件のフラグを踏み、ここで立ち往生。


 かれこれ五分くらい(ご丁寧にボイス付きで)解説を聞かされている。


(こう言うのって考察好きなら喜んで情報を聞き入るんだろうけど生憎俺は好みの趣向先じゃないからなー早く終わんねぇかなぁー)


 本格的に始めるにあたってある程度、攻略情報を仕入れてきたがその過程でこのプロローグが最初の最難関ステージとイジられてたりしてたが……正しくその通りだった。


 ただただ億劫なんだ。

 早くゲームを進めたいプレイヤーからしたら苦痛でしか無い! 主観的感想だが!


(五分の間にどれ位シコれると思っているんだ。五分でシコりきれるわきゃねーだろ!)


 ちなみにゲームキャラクターとは言え人に見られていると、俺の内なる暴徒こと承認欲求様は認識されているので前回みたいな気狂いは起きていない。

 まあ前置きが長過ぎて逆に発狂した方が暇潰しになりそうだなと思った頃には脳が溶ける段階にまで移行し、結局プロローグが終わって時間を確認したら13時14分になってた。始まりの街に入ったのが確か13時7分なので計七分も強制監獄させられていたことになる。クソがお経かよ。






ーー2


「……んぅ、ん……あーあーふぁー……声テス声テスーッスわ……」


 配信と言うのは当たり前だがそれなりに機材が必要となる。

 しかしフルダイブゲームとか言う技術力化け物の塊が一般家庭にまで浸透してるこのご時世、なんとASSに限りゲームプレイに必要なVRゴーグル以外に機材が要らないのだ!


 なんかとんでも技術によって人の思考を電波とか振動とかに変換してなんやかんやで配信出来るらしい!


 らしいってのは解説してるサイトを数秒見ただけで理解するのを諦めたからだ。だってあれフルダイブシステムが複雑すぎて解説すら難解化させてるんだぞ。解説なのに。


 ともあれ、クソ長プロローグを超えた俺は声のテストを、正確には気持ちによって変動してしまうボイスの安定感を確かめてる最中だ。


(……語尾以外は安定性に欠けてるような気がするな。ってかなんで語尾の部分は安定した声音してるんだよ)


 言ってしまえばVRは認識の世界だ。

 頭の中で考えた事が実現する、そんな仮想世界だからこそ声と言うのはある種のメタフィクションとなり得る。


 要は現実の自分の声が仮想世界でも同じなのは無意識下で脳内にそれが"当たり前"と認識されてるから。このゲームのシステムはその認識を汲み取りボイスを設定する。

 しかし別にやろうと思えば地声ではない別の声には出来る。


 その一例がAIアシストによる自動音声変換。

 俺がASSをプレイする上で抱える悩みの種の一つだ。


(いや別にさ? 特徴的なキャラにしたいなぁーって思っていたから手間省けて良いんだけどさ? せめて普通のお嬢様口調に出来なかったの?)


 どうやらこの口調は強制的な物で、このままロールプレイしろとのこと。

 嫌なら別のデータを用意してそっちで始めれば良いがそうするには色々と勿体ない。アバター的にも課金額的にも。


「さて……そろそろ始めると致しましょうか。配信、STARTでっッスわ〜っ!!」





ーー4


 その後俺は変な語尾に苛まれながらもなんとかゲームを進行していった。


「え、お回復ポーション買う前に職業(ジョブ)決めろ…でッスわ? え、決める前にNPCと交渉しろ…でッスわ?? え、交渉する前に武具装備全部脱いで全裸踊り乱数調整しろでッスわ???」


 あ、先のコメント消えた。

 規約に引っかかったんかな。


 まあともあれ、俺は今、指示厨の名人様達に教えてもらいながらジョブとか言うのに触るところだ。


 ホントは自分で色々調べながらやりたいんだがスパチャ投げてまで教えようとして来たから仕方なく最初のボスまでは案内に従ってプレイすることになった。


「んうぇ……この(ステージ)では愉快な涅(スライム)獰猛な狼(ワーウルフ)と|靴に染み付いた薄汚れのような悪魔ゴブリンがいらっしゃるのですね……」


 多分今言った言葉の大体にルビが付いてるよ……。


 強制口調変化によって俺の、正確にはこの美少女アバターから発せられる言葉は全てAIフィルターを通ってシステムに決められた口調や語尾に変換される。


 翻訳機能の進化版みたいな感じだ。


 だが、そのお陰あって俺には序盤をほとんどヌルゲーにしてしまう武器装備を手に入れられた訳だが。


 それに比べたら口調の一つや二つ……羞恥心を無くせばいける。ホントの代償はリアルマネー方だ。

 ゲームに3万は流石に掛かりすぎ。


「……それにしても……まあお見事な自然風景でッスわねー」


 昔は爆発の3Dとかショボいってより、実際に爆発させた方が現実味があって何より作成費用が浮くらしいんよね。詳しくは知らんけど。特撮とかは大体そんな感じ。


 だけど今の時代はかなり進化して高速アクションとか特殊演出とか、違和感なく取り入れられてなぁ〜令和初のライダーの1話見た時なんてかなりアガった。テンションが。


 ともかく、昭和生まれの俺からして現代の演出技術はかなり革新的だし時々関心に浸る事もある。しかしこれは中々に……SFチックだな。


「緩慢の付いた風は冷んやりと体温に触り、風に吹かれてる木の葉はそれぞれが受けている風力通りに動きになって、隙間から抜き出た太陽光は木の葉の影と相まってそのあり様を目まぐるしく変えている……これがゲームでッスわ?」


 ちなみに今言った台詞の半分くらいの言葉しか俺は言ってない。ゲームシステムが先の台詞に変換したのだ。長いわ。


 けどそう変換された台詞は俺に足りない語彙力を補ってくれて、そして何が言いたいかって、リアリティーが半端ない。

 ただその一言に尽きる。


 風に吹かれているのは葉っぱだけでなく俺の、このアバターの金髪ロングにも物理演算にしたがった動きを与える。


 一際大きな風が吹いたことで前髪が捲られそうになり、反射的に抑えようとして、目に写るは手の影ではなくモンスターの影だった。


「────バフッ」

「…………あ、ご機嫌麗しゅう醜悪な巨デ豚(ジャイアントオーク)様……ファ!? 他意はないでッスわよ!?」


 ヤッバ。

 もはやSF技術とも言えるASSのグラフィックに見惚れていたらボスエネミーと遭遇しちまった!


 このゲーム、なんと各ステージで居るボスに当たるモンスターは特定の場所に定まっておらずこんな風にランダムでエンカウントしてしまう事があるようだ。


「せ、戦闘準備ー!! 勝鬨上げて行きわッスわ〜〜ッッ!」


 エンカ率はそのモンスターに当てられた習性を元に決められるみたいだが、このジャイアントオークは『女性、金髪、巨乳、甲高い声でハキハキ喋る、鎧着てる』が条件みたいで……全部俺じゃねぇか!


 なんだそのギャルや女騎士を絶ころマンみたいな習性は!

 たまたま行った同人会でたまたま見たエロ漫画のような習性をゲームに落とし込むな! そもそも俺は男だ!





ーー3


「ギルドへようこそ! ご用件はなんでしょうか」

「……あい」

 

 ギルドと言うのはRPGなら定番と言えるし、その案内人も定番な言葉を吐く。

 要はこのゲームの初心者である俺でもそこら辺は大体理解できていると言う事だ。


 しかし有識者が語るにはどうやらここではある()()()()があるらしい。


「あ、えっと、その、その、えと……」

「………………ちっ」


 うわ、笑顔のまま舌打ちされたのなんて初めてだ。怖。


 そう、このゲームのNPCとの会話には好感度システムが搭載されている。

 恋愛ゲームでもないのに何故に好感度?となったが何やら好意の差異でプレイヤーとの会話が変わるシステムなんだとか。


 流石に不規則な会話を対応できるほどまだAI技術は進歩してないみたい。

 しかしそれぞれのNPCに数百以上の会話バリュエーションがあるらしく、いつかは人間同等の会話が可能なAIが出来ると思うと胸が躍る物がある。

 いや身体動作でいちいち"揺れる"胸が付いてる訳だが……。


「あー…ジョブの…登録とか…を……」

「はい?」

「ヒッ、……ジョブノトウロクヲオネガイシマスッワ(小声)」


 ところでこの受付嬢、何やら高圧的だと思わんか?

 そう、彼女こそがこのゲームの最初の落とし穴。リリース当初から変わらずその場に居続けて数多のコミュ障とナンパを精神もろとも打ち砕いて来た地雷的好感度システムの発端である!


 長文ご苦労。


 ネットで仕入れた情報通りの高圧的な態度に怯んだ俺を他所にそんな文章がスパチャと一緒に送られたので見てみたが、ホントとんでもない初見頃しだな。


「……はーい、職業(ジョブ)の登録ですね。 諸々の手続きで一、二時間ほど掛かりますが宜しいでしょうか? もしくは"初回金"で過程すっ飛ばせますが?」

「一万ゴールド」

「はい! 特別オプション付きで一、二秒ほどで職業が引けます! 引き直しは五回までなのでご了承して下さい! ではどうぞお手元の端末からガチャっと回してどうぞ!」

「……………」

 

 この受付嬢は金でしか靡かない。


 これは数多のプレイヤー達が検証し、爆散していった結果解明された、つまり課金コンテンツと言うわけだ。


 ゴールドとはゲーム内通貨であり、ゲーム内でアイテムをNPCに換金したりプレイヤー同士のアイテムトレードにも使われることから割と手に入りやすいが、課金する事でそれらで入手できる額以上にゴールドが手に入る。


 俺はこのアバターになった原因の課金パックの他に2万ほど追加で課金したのだギルドに入る前に。


 そして、ここが正念場と言うか、このゲームの闇の部分と言うか、視聴者ニキネキ達とネットのブログが言うにはどうやらジョブは自分で好き勝手に決められるわけじゃなくてガチャ形式になっている。

 掲示板とかでは何やら7種の闇鍋の一つの強欲のくぐりに入れられており、あまりの集金性にもはやネタとして扱われているのだが、その一例にこの受付嬢に金を貢ぐと本来は一回しか出来ないジョブガチャが貢いだ額によって回せる回数が変わって来る。


 素材は見た目通りの木材であろう机の台に明らか異質な登場の仕方で液晶パネルが手前の方にドドンと効果音を付けるならそんなふうに現れた。


 ここからがジョブガチャの始まりだ。


「手を翳せばいいのでッスわ?」

「そうです! 早くしろよ」


 そこそこ大金なんだが態度が不機嫌にまた傾きつつあるよ……まあ視聴者どもにも焦らすなドMホイホイは夜にヤれ!と催促されたのでとっととやろう。


 全体的に黒色な液晶パネルはこのアバターの手より随分と大きく、そこに手を出したら無数のセンサーが俺の手を読み込み、いや違うな。

 ガシャポンってあるだろ?

 アレみたいな形状になって俺の手の前にいつの間にか握り易く調整したのか女性の手にヒットした取っ手があった。


 それを掴んで回して……うんかなりガシャだな。思ってたのとなんか違う。


「────『聖女』でッスわ?」

「当たりの大当たりでかなり当たりなすっごく貴重当たりはそれです! とにかく当たりなのでそれにして下さいね!」


 スッゴイ後押ししてくる。

 もはや当たりの押し付け文句みたいな事を言って厄介払いしようとしてるな。

 追加で五千ゴールドを渡せば黙ってくれるかなと思ってやってみたらマジで黙ってくれた。


(なになに……聖女は修道女の最上位職で女性限定の激強ジョブでソロでもパーティでも活躍する正統派なヒーラーである。……まるで正統派じゃない回復職が別で居ないみたいな言い方してんな)


 簡潔にまとめられた文章を読んで受付嬢の当たりの押し付けも信憑性も出てきた。


 ガシャポンの景品口からなんでそこで手を抜いたんだと思わされる聖女の文字とYesかNoの立体映像が出ている。


 受付嬢の無言の圧力と視聴者どもの様々な身勝手な言葉が飛び交い、選択画面では性能を確かめられないがこのジョブにしたらかなり楽が出来るのだろうと俺自身も思っている。


 だからこそ、俺はNoを選んだ。


(率先してネタバレやら攻略情報見たり、視聴者の知識も取り入れたりして後スパチャとか貰ったり俺は楽を優先するけど、育成パートはやっぱめんどくさいくらいが楽しい。いきなり最上位職なんか得たら今後この先これと同等の楽を求める事になりそうだし、何より楽しめる幅が減っちまう)


 そう言うわけで結果をリトライをした俺の選択にコメ欄では怒涛の「ペースが遅い」「早くオークに挑め」「くっ殺言え!」などと吐かれ、受付嬢の眉間に皺が寄せられたが知っちゃこったない。


 例え支援金目当ての配信でも自分が楽しめるようにさせて貰う。

 せっかくゲームをやってるんだから気を遣って楽しめなくなるなんてゴメンだ。

 

 と、冷や汗隠しにそんな事を言って自分を鼓舞していると、次のジョブの結果が出てきた。


「────『聖女』でッスわ」

「当たりの大当たりで、」

「リトライでッスわ〜っ!」

「おい」


 はぁ!? なんでもっかい出て来るんだよ!


 大体、なんで、最上位職が、こんな、序盤で、引いて出るようになってるんだよ! 運営頭ピーポーかぁ??


「また『聖女』でッスわ!??」

「あと3回」


 その後は受付嬢のカウントダウンが0になるまで引いて、結果は全部『聖女』だった。


「…………………」

「運命が……そう成されよと告げておられるのです。だから……登録したらさっさと出て行け」


 ゴールドは金貨であり、一つ百円の単価となっている。


 人差し指と親指の爪で挟んだ一枚のゴールドを受付嬢目掛けて弾いた(シュート)





ーー5


『聖女とは邪を清める物であり、"傷"や"不運"を浄化する。

 そして無知と言う純正を愛する者でもある。



 職業(ジョブ)ボーナス

 HP+50

 INT+30

 RES+30


 パッシブスキル

 【黄金の一皮(エル・ドラード)

 『聖女』をメインジョブにしてる場合のみ発動する。

 ・戦闘時、5秒毎に体力の2%を回復する

 ・MP消費量減少

 ・MP回復量増加

 ・状態異常耐性上昇

 ・支援魔法の回復量増加

 ・支援魔法の効果持続時間増加


 ※一部NPCとの会話に変化が起きる。         』


 うーん……これは強い……の?


 いや、ステータスが倍以上になったしバフとか盛り盛りだし、強くなった。けど俺はバリバリ前線張っていきたかったので近距離戦がいかにも出来なさそうなこのジョブで果たしてソロは出来るのだろうか?


「出来るッスわ〜っっっ!!! 滅茶苦茶かたき()ぶん殴れて気持ちッスわ〜〜!! 鈍器で殴打、悦楽物でッスわ〜〜〜ッッッッ!!!!」


 後方支援ショロガリ女キャラが怪力乱舞するのって興奮するくね?

 もちろん俺にはそんな趣味はないが当事者になってみて分かったがこれが中々に……無双を楽しめて爽快ではないか。


「シャッハァァァァァ!!! 俺クシ、アマゾネス系お坊ちゃんでッスわ〜〜! アフタヌーンティーにブラックコーヒーをヨクカギマゼールするが如く鈍器と言う異物を貴方様の

 お く ち に ! 召し上がらせてやりまッスわ〜!」


 戦闘が始まって大体10分くらいか。

 軽やかではないが鈍足な短足な豚足野郎相手に負ける俊敏性はしてない。


 初期ボーナスのポイントはAGIを中心にステータスを調整してある。

 ので、こんな初期ステージのボスくらいなら付けてる装備による重量制限込みの回避能力でも避けれる。


「あ、そーれ! オ尻バットでッスわ〜!」


 コイツとの戦闘は事前学習してある。

 さっきまではスパチャ送られて渋々従っていたが、気分が良すぎる今の状況では無視するに値する。


 悪いね。

 同接かなり減ったけどそれでも俺は無視し続けるよ。


「ご昇天する程のアッパーSssssssiiingh!!!」

 

 ゥヨぉし!! クリティカル!


 渾身の一発を食らった巨豚は勢いを止めれず仰け反り続けて晒した隙を俺がデブ腹にもう一発打ち込んだことで体力ゲージが無くなったのか光の粒子になって消えた。

 

「次行きまッスわ〜!」


 こうして俺は始まりの街を抜け、御定番の序盤ステージである森を駆ける。


 ここまでで約1時間である。

ゲームは好きだけど専門と言えるほどではないので装備効果とか色々とお粗末なのですがマシになるように頑張ります。以下補足です。


《補足》

7種の闇鍋はASS関連のスラングでは割と有名な弄りネタです。

元ネタは七つの大罪。聖書に書かれてる方です。

元のネタ通りに傲慢、強欲、嫉妬、憤怒、色欲、暴食、怠惰に別れておりASSが犯した失態騒動の度に七つのうちのどれかに近い罪にごった煮に記録するので7種の闇鍋と命名されました。


今回は受付嬢がその片鱗を見せましたが、1話の男の娘スキーはボディビルダーの大会で獲得した賞金を全部注ぎ込んで理想の男の娘スキンを作ったけど現実との乖離に吐き気がしてボディビルダーを辞めたり、7種の闇鍋が作られるきっかけになったモデルの話など、割と洒落にならない都市伝説的な話がまだまだあるのでいつか主人公に語ってもらいたいなーって妄想しています。

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