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under 500 Ⅱ

曇天が世界で一番美しい

雨は降っていないのに、今日の昼は、ガンガンに暗かった。


春の風景など、目に入らないほど、曇天でいっぱいだった。


晴れの日にはいないのに、暗い昼に限ってベンチに現れる青年が、今日もいた。


今日もいつものように、曇天の空を見上げていた。


私が横を通りすぎようとすると、青年が口を開いた。


【キレイだ・・・】


私もつられて、空を見上げた。


そこには、吸い込まれそうな濃いネズミ色がいた。


同じ空を見上げている時間は、ビカビカに晴れ渡っていた。

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