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俺と先生のフリースクール  作者: 影峰 柚李
特殊部隊編
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第四十一章「テロリスト」

朝の六時。

珍しく神矢さんの姿はなかった。

仕様がないので一人で外に出る。

今日も良い天気だ。

「何しようかな」

取り敢えず街に出て、美味しいものでも食べようかな。

と思ったのだが、問題が起きた。

「誰か!助けて!!」

「よく聞け!こいつの命が惜しければ金を持ってこい!」

どうやら、事件らしい。

なんと古臭い手口だろうか。

今時とは思えない。

関わるのも面倒だが、放っておくのもよくないだろう。

近づいて様子を見る。

「三百万だ!早く持ってこい!」

三百万でいいのか。

小心者だなぁ。

遠目に見ていると話しかけられた。

「随分と賑やかですね、お祭りごとですか?」

振り向くと、クリーム色の髪をした男がにこにこ笑っていた。

「いや、何か事件らしいですよ」

「それは大変ですねぇ。で、貴方は何の機会を窺っているのですか」

「え?」

俺そんな変な素振りしてたかな。

俺が驚くと男が小声で言った。

「貴方、特殊部隊の方ですね」

「え!?」

また驚く。

特殊部隊のことを知っている人は一般人ではまずいない。

「だ、誰ですか」

「良かった、僕を知らなくて。まぁ、そんなことより

あれを何とかしましょうか」

そう言うと男の人は銃を取り出した。

いや、創り出した。

「さて、殺りますか」

「いやいやいや、それはダメじゃないですか!?」

あまりに笑顔で言うのでちょっと頷きそうになった。

「もっとこう穏便に行きましょう」

「なら、殴り込みましょう!」

そう言うと男の人の姿が消えた。

いや、上に行ったような気もする。

上を見上げると確かにいた。

「え、嘘だろ・・・」

どんな跳躍力だよ、という驚きと

まさか本当に殴り込みに行くのかという驚きで混乱している。

「なんだおま・・・!」

言い切る声が聞こえなかったということは、殺られたか。

仕方ないので俺も殴り込む。

「く、来るな!撃つぞ!」

と言った直後に相手は倒れていた。

なんだ、弱いじゃないか。

ちらっと男の方を見ると、笑顔でバシバシ倒していた。

怖っ。

「おい、止まれ!こいつがどうなっても・・・うっ」

「今時それじゃあダメだよね、もっと爆弾とか用意しないと」

あの人見かけによらずバイオレンスな思考してるな。

気付けばテロリストは全員気絶していた。

遅れて警察が登場する。

「き、君!何をしているんだ」

やばい、警察は頭が硬いから正直関わりたくない。

男の人はどうしただろうと見ると、既にいなくなっていた。

「は!?逃げ足はやっ」

俺も全力で逃げた。

路地裏に身を隠す。

追って来てはいないようだ。

ふぅ、と一息つく。

「中々やりますね」

声に振り向くと先程の男が立っていた。

「それより、どうして部隊の事を?」

「知らない方がいいですよ。君はどうやら彼らとは違うらしい。

一つ言っておきますけど、君のいる部隊とやらはそんなにいいものじゃない。

自分で考えて行動しないと身を滅ぼしますよ」

「それってどういう・・・」

男の人は何も言わず去ってしまった。

一体彼は何者だったのだろう。

今度神矢さんに聞いてみよう。


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