第21夜 「小説版第5夜構想」後篇
こんばんは mrtkです。
第21夜を公開します。
20151007公開
さて、今夜は小説版第5夜の構成を考えます。
その前に、小説版第4夜を振り返ります。
①チリさん、人生で一番強い状態
②武器屋は赤字スレスレ(自転車操業)
③午前中は旦那のケト、午後からは長女のチイちゃんが店番
④説明が上手く行かないと言うチイちゃんに接客のアドバイスを申し出る主人公
⑤チリさんの元同僚のクリグ来店
⑥クリグ、服だけの主人公にビビる
合っていますよね(^^;?
取敢えず、まずはクリグさんに状況を理解して貰う必要が有ります。
その為に、チリさんとクリグさんしか知らない事をバラします。
さて、この後が問題です。
目の前の服がチリさんだと理解したクリグにどの様な役割を与えるかです。
お客様としての役割を与えるなら、剣を買って貰う流れを描写するのが良いでしょう。
主人公とチリさんの状況の謎解きをするのならば、何らかの伏線を張る必要が有るでしょう。
お笑い要員として扱うなら、主人公及び家族との温度差を描写するのが良いでしょう。
うーん、ここは最初の案を採ります。
そう、剣を購入する流れに持って行きます。
となれば、何故、彼が剣を買いたくなったのか? を描きます。
この場合、『不』が必要になります。
どういう事かと言えば、自分が持っているモノを買い替える場合、『不満』、『不足』、『不安』、『不可能』、『不十分』、等の『不』が付く言葉が自分の中に在る筈です。
『不満』:現在使っている剣に満足していない。
『不足』:剣が自分の要求に合っていない。
『不安』:このまま今の剣を使っていては取り返しのつかない事態になる気がする。
『不可能』:今の剣では自分がしたい事に使えない。
『不十分』:もう一段階上の性能が必要。
その他にも、剣自体が壊れていて、買い替えざるを得ない事も考えられます。
どうしよう・・・
『不満』、『不可能』、『不十分』にします。
彼は、現役の『民衛士』として、更にもう一段階上の仕事をしたいと考えていた。
でも、今の装備では難しい・・・
防具はかなり良い方なので、武器をグレードアップしようと考えた・・・
その、『もう一段階上の仕事』と言うのが、チリさんが死ぬ原因となった『ネピロ・ウガンシス』の討伐に指名される事だとすれば?
3年に1度現れている事から、数カ月後には現れる可能性が高いと考えた彼は、剣を新調する決意をした、というのはどうでしょう?
ただ、彼が長年使って身体に沁み込んでいるのが細身の両手剣だったので、その方面では品揃えの良いこの店に来たと・・・
さあて、後は主人公が彼が求めている剣を見繕えるか? になります。
小説版第5夜で上手くその辺りを描写出来れば良いのですが・・・・・ 自分で構成を考えておきながら、かなり難しい気もする今日この頃です(^^;)
このエッセイって、自分で自分の首を絞めている気がして来ました(^^;)
小説版第5夜は10月9日公開予定です(予定は未定ですが^^;)




