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異世界召喚された、落ちこぼれの俺にできること  作者: ヨッシーだ
第一部アルセリア王国編第一章
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最初の目的に戻って

あの事件のせいで実戦訓練はしばらくのあいだ、しないようにする方針になったようだ。

そのため、今はひたすら訓練場で訓練をする事になっていた。

王国側は早く魔王を討伐したいので、エンゼル教などに構っている暇はないようだ。

というか74年間も討伐できない大罪使徒がいるので、構っていたら国が滅ぶわな。

あれからというもの、新也はよりいっそう訓練を頑張っている様子だった。

今度こそは俺がみんなを守ってみせる、とでも思っているのだろう。

まあ俺も気になることはたくさんあるがとにあえず強くならないとお話にならない。


それからというと、特にこれと言った事件は起こっていない。

みんな着実に強くなっているという印象が強かった。


そして数日がたって、また実戦訓練に行くことになった。

今度は騎士団長も一緒に行くそうだ。

まあ、前みたいなことがまた起こったら王国の威信に関わるからだろう。


今度は前の狩り場ではなく、ダンジョンに行くそうだ。

前よりも難易度は上がるが今の実力なら問題はないと、前にも聞いたことがあるセリフが飛んできて、嫌な予感しかしないのはなぜだろうか。


道中、クラスメイトたちは緊張のせいか、ほとんど話していなかった。

前回はぼちぼち話している印象だったが、あの事件のせいで、不安ばかり頭を巡っているからだろう。

特に新也は近寄りがたい雰囲気をかもし出していて、騎士団長からも、もう少し肩の力を抜いたらどうだ、と言われるぐらい肩に力がはいっていた。


そしてダンジョンの内部に入って行った。


内部は思っていたより明るい場所で、思っていたよりも広い空間が広がっていた。

ダンジョンではいろいろな鉱石とかが取れるため、一層だとかなり開発が進んでいるため、魔獣は現れないそうだ。

そのためいきなり三層から戦うことになってしまった。


魔物とは違い剣で切っても、あまり怯むことが無いので、俺はかなり苦戦を強いられる様になっていた。

しかし周りを見てみたら、みんなサクサクと魔獣を倒していて、なにか悲しく感じてしまった。

まあ前回よりも腕が上がっている感覚はしてはいた。


そして数分がたって、四層に行く用のゲートが見えてきた。


「よし、このまま四層に行こう。」


と騎士団長が言うので、俺達は四層に行くことになった。

四層と言っても、あまり三層に出てきた魔獣と強さはあまり変わらない印象だった。

そしてそのまま十層まで進んで行った。


「想像よりも楽だな。」


誰かわからないがクラスメイトが、この一言を行ってから、場の雰囲気がちょっと和んだと感じられた。

ダンジョンに入ってから、みんなまるでロボットのようにずっと魔獣を倒していたので、不気味さを感じていたので、雰囲気が和んでくれて少し居心地がよくなったと感じられた。

そして十層に到達したら、今日はここらへんで良いだろうと騎士団長が行ったので、今日の実戦訓練はこれでおしまいのようだ。

ダンジョンから出て、王城に戻っても、未だに新也の雰囲気は険しいままだった。

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