堕天戦⑦
『何が起こった?』
返してもらうぜ。
松田源は復活した。
『あなたは死にました。』
「この表示をみて気分がいいのはこれが初めてだな。」
「何をした?」
セフィラムは新也の体に移っていた。
「帰ってきたってことよ。」
まずいなあと五分しか効果がない。
倒し方はだいたいわかっているが、できるか?
いや、やるしかない。
「舐めるなああああああああああああああああ。」
いくら弱体化しているかと言っても、強いものは強い。
体の状態がリセットされていると言っても、きつい。
だが、やるしかない。
周辺を飛んでいる羽に当たりながら、俺は新也を斬った。
「来るな来るな来るなああああああああああああああああああ。」
そう言って、セフィラムは後ろに下がり、羽を自身の周辺に回らせていた。
「くそ、」
「ああああああああああああああああああああああああああああああああ。」
どうやらやつの自尊心が傷ついたため、まともな攻撃はできない感じだった。
「近寄れねえ。」
俺には遠距離攻撃する手段がない。
どうする?
魔法、いや魔術を使おう。
『魔術は才能が無いやつが才能があるやつに追いつくために生み出されたものだ。理論をしっかり抑えれていれば、誰でも使える。』
やってやんよ。
俺は座学で習った基本の魔術、攻撃魔術を使った。
「くらえやあああああああ。」
無数の羽を貫通して、新也いやセフィラムに当たった。
弱体化しているおかげで羽は貫通したけど、本体にはあまり効果がなさそうだった。
でも関係ない。
俺は、一心不乱に攻撃魔術を連発した。
「キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュル。」
次の瞬間、新也の体から、真っ黒な煙吹き出始めた。
「俺様は最強、最強、大丈夫だ。こいつの意志がない限り俺様は生き続けるんだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。」
「そうかよ。」
俺は確信を持ってこう叫んだ。
「起きろ、神条新也。」




